「丸テーブルは場所を取る」は思い込みだった!? 現役インテリアコーディネーターが図解します

 

みなさんは丸テーブルにどんなイメージをお持ちですか?

「カフェみたいで可愛い!」「海外のインテリアで使われていそう!」と憧れている方も少なくないでしょう。

ところが、「丸テーブルはスペースを取る」という思い込みから

「おしゃれだけど、うちはそんなに広くないし……」と諦めてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな丸テーブルですが、いまどきの家族構成や生活スタイルを考えると、

長方形テーブルと変わらないスペースで使えてしまうケースもあるんです。

丸テーブルと長方形テーブル、それぞれを置くために必要になるスペースにはどんな違いがあるのかを見ていきましょう。

 

同時に食事する人数が4人までなら直径1000ミリの丸テーブルは有力候補

Sutichak / PIXTA

丸テーブルは長方形テーブルに比べて流通量が少ないので、実物を見る機会もあまり多くありません。

なので、目安となる大きさのイメージがつかみにくいかもしれませんね。

そこで、ひとつの数字を覚えておきましょう。

直径1000ミリ、つまり1メートル。

これが、丸テーブルの基準になります。(直径は“ファイ”という記号で現す場合もあります)

直径1000ミリの丸テーブルは、4人で使えるサイズです。

4人家族で一緒に食事をすることが多い生活スタイルに、ちょうどぴったりですね。

この直径1000ミリの丸テーブルを、4人用の代表格である1500×800ミリの長方形テーブルと比べてみましょう。

丸テーブルの椅子は、部屋の対角線上に置きます。

「丸テーブルは広くないと無理」というのは、椅子を壁に向かって直角に置いてしまった場合だけ。

特別な事情がなければ、対角線上に置くだけで長方形テーブルと同じスペースで使うことができるんです。

とても単純なことですが、意外に盲点になっているポイントです。

 

■家族が5人以上でも、検討の余地あり

Fast&Slow / PIXTA

夫婦共働きが一般的になり、仕事や子どもの塾などで食事の時間帯がバラバラという家庭も少なくありません。

家族が5人以上でも、全員が揃って食事を取ることはほとんどないという家庭もあります。

このような場合は、どうしても5人全員が座れるサイズを無理して用意する必要はありません。

タイミングが揃って5人全員で食事することがあっても、年に数回程度であれば普段の生活の方に合わせるというのもひとつの考え方です。

「5人家族なら、このサイズ」と決めてしまうのではなくて、生活スタイルに合わせて選んでいきましょう。

 

■7人以上で同時に食事をすること多い家庭なら、長方形の方が省スペースですが…

食事の際の人数が多くなると、丸テーブルも大きくなります。

ちなみに6人なら直径1200ミリがジャストサイズ。長方形テーブルなら1800ミリ×900ミリです。

実はこれでも、必要なスペースは長方形テーブルとほぼ同じです。

そして7人以上では直径1400ミリとなり、ここでようやく必要なスペースに大きな差が出てきます。

長方形テーブルであれば壁につけて置くことができますが、丸テーブルではそれができません。

図でも点線から少しはみ出していますね。

7人以上の大人数で頻繁に食事をされる家庭では、長方形テーブルの方が省スペースで使うことができます。

 

■思い込みを捨てて、丸テーブルという選択肢にも注目を

DemKat / PIXTA

「丸テーブルはスペースを取る」という印象は、祖父母・夫婦・子どもなど複数の世代が同じ屋根の下で生活していた時代の名残かもしれません。

今の団塊の世代より上の年代の方々にとっては、6〜7人以上の同居が普通の光景。

当時は、大きなスペースを必要とする丸テーブルは選択肢としてあり得なかったのでしょう。

夫婦共働きの家庭や子どもがひとりだけの家庭も増え、家族それぞれが自分の時間を持って活動をしている現代。

生活スタイルに合わせて、丸テーブルも選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?