官民協働でグローバル人材育成!? 「日本代表プログラム」で留学促進中!


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2020年と聞いて、真っ先に思い浮かぶのが「東京オリンピック」ではないでしょうか。

と同時に、2020年には子を持つ親なら大いに気になる「教育改革」も始まります。

え? それ何? という方もご安心を!

教育の専門家20人が様々な立場・視点から教育改革についてわかりやすく解説する

『日本人なら知っておきたい 2020教育改革のキモ』(フジテレビ「ホウドウキョク」編)から、とくに重要なポイントをご紹介していきます。

今回は、イマドキのグローバル教育についてです!

 

■最近の留学人口は増加傾向?減少傾向?

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「政府、産業界、学校のオールジャパンで留学する人を増やそうというプロジェクト」があることを、筆者は恥ずかしながら初めて知りました。

2013年4月から動きが出て、閣議決定されたのが同年6月。

オールジャパンで「文化をつくろう」という気持ちで取り組むのは初めてだそうで、2020年までに延べ1万人を海外に送り出す計画なのだとか。

最近は、留学する人が減ったとよく見聞きしていましたが、実は留学する学生の数は増加傾向なのだそう。

残念ながら社会人の場合(MBA取得や企業内留学)は減少しているので、全体としては減っているようですが……。

でも、これからの日本を背負う若い世代の留学が増えている状況には希望が持てますよね。

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留学先はというと、欧米はもちろん、アジアやアフリカなどの新興国人気が高まっているのだそうです。

「ビジネスのマーケットが新興国にシフトしてきた」「為替の影響」といった理由もあるとみられていますが、

これからはアジアの時代といわれていますし、様々な国での生活を経験した若者が増えていくのは心強いと感じました。

 

■「日本代表プログラム」の6つのコースと「グローカル人材」とは?

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高校、大学、大学院などに在籍の30歳未満であれば誰でも応募できる「日本代表プログラム」。

民間企業(例えば、ソフトバンクや三菱商事など)からの寄付金で成り立っている、ということからもすでに海外っぽいですが、コースが6つもあるんです!

  • 理系、複合・融合系人材コース
  • 世界トップレベル大学等コース
  • 新興国コース
  • 多様性人材コース
  • 地域人材コース
  • 高校生コース

なかでも「地域人材コース」、気になりませんか? グローバルなのにローカル? と。

実はこちら、海外で学んだ視点を生かしつつ地域のために頑張る人をという、いわば「グローカル人材」の育成を目指しているんです。

子どもが留学して、グローカルでもグローバルでも活躍できる人材になったら、社会の役に立つ立派な大人に成長したということ。

ひとりの保護者としても興味津々。このプログラム、要注目です。

 

■留学生はどんなことを学んだ? 帰国後の様子は?

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実際、留学先で何を学んだかについて、同書では以下のような例が挙げられていました。

高校生の体験では、

「ロンドンでファッションを学んだ」
「イタリアでサッカーを学んだ」
「オーストラリアでワイナリーの見学をしたり、カフェ経営と調理を学んだ」
「沖縄の文化財修復に関わりたいから、フィレンツェで修復技術を学んだ」

など。

「留学=大学の延長のお勉強」ではなく、多種多様で自由で、社会人になったときにすぐに役に立ちそうな実践的な内容なのが驚きです。

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また、帰国後ですが、このプログラムのスポンサーのような大企業に就職する人ほか、国連で働くことが希望だったけれど、ビジネスのほうが世の中を変えられるのではないかと気がついて進路を変えたという人も。

留学によって世界を知り、日本や自分自身を見つめ、考え方を再構築する方法は、まさにグローバルだなあ、と感心しました!

 

【参考】

日本人なら知っておきたい 2020教育改革のキモ』(フジテレビ「ホウドウキョク」編、扶桑社刊)