【フォトグラファー栃木に家をたてる】ある工務店との出会い

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(前回までのあらすじ)

子どもが生まれて、「自然豊かな環境で、のびのびと育てたい」と思った僕ら夫婦は、仕事場である東京へも通勤ができて、自分達の思ったような家を建てたいと、妻の実家がある栃木への“Iターン・Uターン”を決めた。

「栃木に、家をたてる。」

そんなこんなで、僕らの家作りがスタートした。

 

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■どこの会社にお願いしよう?

どこの会社に建ててもらうか。

これで全てが決まると言っても過言ではないでしょう。

まずはだれもが悩むところ、どこの施行会社にお願いするかですよね。一生に一度の大きな買い物、そこは1番重要なポイントだと思います。

建てたら終わりってところも有ると聞きますし、正直こちらは素人ですから、わからないことばかりです。

だからこそ、自分たちの目的に合った家作りをしていただける会社、本当の意味でお客様を大切にしている会社にお願いする事が、重要だと考えました。

 

■「工務店さがし」に翻弄する

僕らは、建ててもらうのはハウスメーカーではなく工務店と決めていました。それは、より“オーダーメイド”な家にしたかったからです。

夫婦共通の願いとして、自然素材の環境に優しく子供が走り回れる、安心して生活出来る家というのは決めていました。そしてせっかく栃木に移住して来たのだから、栃木の工務店にしよう、とも。

ところが、ネットを検索して調べるのだけど、いまいちよくわからない。資料請求もしてもよくわからない。

とにかく1番は、気になる会社が作った家の完成見学会に行って、自分の目でよく見て、どういうところに重きを置いて家作りをしているのか、質問をしまくる事です。

客の質問に濁しながら満足に答えられないようなところはダメだと、その時に感じました。

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僕らが大切にしたのは、環境に良い物しか使わない、栃木県の建材を使用する、ということ。

親として子供がいると、アトピーなどの皮膚病などもすごく気になる部分だし、僕ら夫婦も肌が弱いからから、どんな建材を使っているかは気にすべきポイントだったのです。

接着剤一つでも環境に優しいもの、そうでないものがあるのだと、その時に知りました。

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また、栃木県は寒暖差が大きく、栃木県産の杉は中身がギュッとつまって丈夫なのだとも知り、ますます栃木の魅力を感じたのもポイントでした。コストの事も考えて杉にしようと決めたのもこの時でした。

 

■ある工務店との出会い

そんな、工務店探しに翻弄していたある日。

以前、書籍の撮影させていただいた『なつめさんちの新しいのになつかしいアンティークな部屋づくり』の著者のなつめさんに、宇都宮にある「伴工務店」さんをご紹介いただきました。

一級建築士の資格を持つなつめさんも、次に家を建てる機会があったら伴工務店さんにお願いしたいと言っていた。これは一見の価値がありそうだと思いました。

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その時のチラシ。家づくりに並々ならぬこだわりを感じます。

 

そう思った僕は、さっそく完成見学会に足を運んでみました。

お会いした伴さんは、とてもほがらかだけど一本筋の通った方。「家が建ってからがはじまりだし、同じ家などないのだから、お客さんのわがままに答えるのが僕らの仕事です」と言っていたのが印象的でした。

そこで見た小さい自然素材の家、職人さん達の技術がつまり、栃木県産の建材をつかった家、大工さん特性の木枠の窓サッシ、憧れの薪ストーブにやられた僕。

伴工務店さんは自社に6〜8人程の大工さんがおり、伝統的な事を重んじながら、新しいこともしっかりと取り入れる工務店。

伴さんは営業なのだけど、一級建築士の資格も持っていて、聞けばできる事できない事の判断を設計を通さずとも瞬時に判断出来る事はすごく大きかったです。

家作りは「ああしたい、やっぱりこうしたほうがいいかも」とどんどん変わっていきます。こちらの知識も少しずつ付いてブラッシュアップしていきますし、要望は色々と変わっていきます。

それを「申し訳ないから言えない……」などと言っててはもったいない。

これから何十年も住むのは自分達なのですから、より良い家にするために、後悔せずに言いたい事は言える関係性をもてる会社がいいとつくづく感じました。

「ちょっと自分達とはベクトルは違うかも……」と思うようなところだと、一度踏みとどまって他も見てみたほうが良いかもしれませんね。

僕も最初はひとつの比較対象と思っていきましたが、「この人にまかせたら間違いない、嘘は絶対ない」と強く感じたので、何が何でも伴さんに建ててもらいたくなりました。メールや電話ばかりしてくるところは敬遠した方が良いかもしれません。

 

子供が自立して出て行った後も、夫婦が一生住んでいく家なのだから。どれだけ信頼でき、仕事に愛のある人と家作りができるか。

やっと出会えた会社、ここに僕はお願いしようと決めました。

 

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栃木に住むのだ、という実感

 

>>1話から読む

僕が「栃木」を選んだワケ

 

【参考】

なつめオフィシャルブログ「なつめの手仕事日記」

伴工務店 website