2人の子どもを私立中学に進学させて分かった!夏期講習は「受けない」選択肢もアリ

 

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中学受験を控えているご家庭にとって、よく「天王山」「夏を制する者は中学受験を制する」などといわれる夏休みがもうすぐやってきますね。

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我が家では長男と長女がそれぞれ数年前に中学受験をしましたが、春・夏・冬とほとんどの季節講習をパスしてきました。

中学受験を経験した方ならご存知かと思いますが、これはかなりイレギュラーなことです。

夏期講習を申し込んでしまう前に、改めて家族でその意義について話し合ってみませんか?

 

■時間もお金もかかる夏期講習に頭を抱える

早いものでもうすぐ夏休み。

中学受験を控えているご家庭にとっては、大きな山場である「夏期講習」の季節がやってきますね。

そろそろ塾から夏期講習の案内が届いているお宅も多いのではないでしょうか。

我が家では、それぞれ数年前に中学受験を終えた長男と長女がいますが、

彼らは2人とも5年生(4年生の2月)から塾に通い始め、春・夏・冬とある季節ごとの講習をほとんど受けずに志望校に合格しました。

その経験から、改めて夏期講習の意義について考えてみたいと思います。

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塾からもらう夏期講習の案内を見ると、特に学年が上がるにつれてびっしりと詰まったスケジュールに驚かされます。

筆者の長女が6年生のときは、日曜日とお盆だけが休みで、残り30日目一杯、朝8時ごろから午後まで授業が詰まっていました。

また、かかる費用も軽く10万円を超え、夏期講習用の新しいテキスト代を加えると、かなりの出費になります。

毎月の塾代、さらに私立中学に入ればかかってくる入学金や授業料、寄付金のことを考えると、頭を抱えてしまうような金額ではないでしょうか。

 

■季節講習は復習や演習が中心。だったら家でやればいいのでは?

まずは、塾からもらった夏期講習のプリントを熟読してみましょう。

「うわぁ、こんなにお金がかかるの?」「こんなに行かなきゃいけないの?」とぼやく前に、そのカリキュラムがどんな内容かを確認してみてください。

また、夏期講習の保護者説明会があればぜひ参加してください。

我が家の場合、夏期講習のカリキュラムは復習と演習が中心でした。

ギリギリまでスポーツをしていた長男の場合は、最初から「受かる学校に行こう」としか考えていなかったのですが、

長女はなぜか上位クラスにいたため、カリキュラムの内容もかなり高度なものでした。

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復習・演習が中心ということは、新しい単元がないということです。

つまり、置いていかれる心配はないのです。

しかも、これまでの授業用テキストには、やり残した&再度やらなければいけない演習問題がたんまりと残っている……。

それならば、今は新たに難しい演習問題にチャレンジしている場合ではなく、これまでの積み残しを解消するいいチャンスなのでは?

と我が家では考えました。

授業も自宅学習もバッチリ、もっともっと新しく難しいことにチャレンジさせてもらいたい、

というお子さんには最適なのかもしれませんが、積み残しがある我が子にとって夏期講習は荷が重いように思えたのです。

 

■子どもの学力と理解度を確認。講習の必要性を家族で話し合おう

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長女の場合、6年生の夏休みは「理解できている算数と国語だけ夏期講習に行き、遅れている理科と社会は自宅学習」という大変変則的な方法を取りました。

もちろん、塾の先生からの抵抗はありましたが、そこはお母さんの出番です(当時の塾の先生、すみません)。

理科と社会は学ばなければならない単元が多く、また特に社会は覚えることが中心なので、最後まで諦めずに学習すればあと伸びが期待できます。

算数と国語は賢いお子さんたちに囲まれて演習問題をひたすら解くのが彼女のため、と思えましたが、理科と社会は基礎知識の抜けも多く、まだまだそんなレベルにはない、と考えたのです。

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ちなみに、我が家ではその他の季節講習も同じようにほとんどをパスして自宅学習に切り替え、受験直前の冬期講習だけフルで参加しました。

ここで大事なのは、季節講習に行かないという選択をすることではありません。

当たり前のように塾から出される課題にすべて取り組むのが本当に我が子のためになるのか、一度足を止めて家族で考えることが大切だと思うのです。

話し合いにはお父さんにもしっかり参加してもらい、子どもの意見をよく聞いて、子どもが「みんなと一緒に勉強したい」と言えば、行かせる選択肢もありだと思います。

夫婦ともにフルタイム勤務など共働きのご家庭では、日中家で子どもが1人になるよりは塾に行った方がいい、と考える方も多いでしょう。

そうしたケースであっても、一度家族会議の場を設けて夏期講習に参加する意義をみんなで考える機会を設けてはいかがでしょうか。

 

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いかがでしたか。

ちなみに、我が家の場合2人とも季節講習に出なかったから授業についていけなくなる、周りの子どもさんたちから浮いてしまう、といったことも特になく、希望の学校に合格をしました。

中学受験は親子の受験、ともよく言われます。

忙しいご家庭にとって塾の存在はありがたく、ついお任せ状態になってしまうものですが、

わが子の進度・理解度はどのくらいか、本当にこの講習が必要か、家族で考えるよい機会だととらえ、話し合いの場を設けてみてはいかがでしょうか。