どうしてそうなった?【おもしろ外観の家シリーズ】no.4「小さな建物が円を描く家」

上から見た小さな建物が円を描く家

「どうしてそんな外観になったの!?」と、思わず“2度見”したくなるような家をご紹介し、「どうしてそんな形になったのか」「中はどうなっているのか?」などを明らかにしていく「おもしろ外観の家シリーズ」。

第5弾は、「小さな建物が円を描く家」!

いくつもの小さな部屋が角を接しながら、中庭を囲むように円を描きながら連なります。部屋と部屋をつなぐ“スキマ”からは外へ出られるため、開放感も抜群。

まるでキャンプ場のようですが、これらの建物すべてで1軒の住宅です!

何度見てもかなり個性的な外観をしていますね。そのため、基礎工事の段階から近所で噂になっていたとか!

写真の背景に写る、のどかな田園風景や、近所の一軒家と比べると、いかにユニークな形をしているかがお分かりでしょう!

 

■いろいろな要望を、設計で実現するとこうなった!

建主の三木さん夫妻は、のどかな環境を生かし、「中庭のある、広々とゆったりとした家」を要望していたそうです。

また「毎日ワクワクできて、子どもたちが楽しく元気に成長できる家にしたかった」と奥様。

それらの要望を実現するとこのような形になったのだそう。

建物の形は内向きですが、外に向かった開放感があり、季節の移り変わりを実感できる家となりました。

「平屋なので子どもたちは家の端から端まで走っていて、本当に楽しそう。常に家族を感じられるのも気に入っています」と奥様が語るように、一家はユニークな住まいを満喫しているようです。

 

■建物が円を描くことで、プライバシーの保たれた中庭を実現

また、各室は中庭を向いているものの、部屋同士をつなぐガラス張りの“スキマ”が外とつながっているため、部屋を行き来するたびに、常に外を感じながら暮らすことができます。

小さな建物が円を描く家の内部

キッチンとリビングのスキマには、大きなダイニングテーブルが。光がたっぷりと差し込むので、毎朝心地よく起きられそうですね。

小さな建物が円を描く家の中庭

部屋がぐるっと囲んだ中庭はプライバシーが保たれているので、ご主人の念願だった芝生を張り、裸足でサッカーをしたりBBQを楽しんでいるとのこと。洗濯物も気持ちよく干せそうですね。

小さな建物が円を描く家の外観

一見個性的な外観の家ですが、実は理にかなった工夫ある設計の住まいなのでした。

いかがでしたか?

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<設計データ>
設計/一級建築士事務所 CONTAINER DESIGN 岸本貴信
主要用途/住宅
工法/木造
規模/1階
敷地面積/725.67平米
床面積/138.96平米