夜にお墓参り、ホットなのは小学校…!? スウェーデンのハロウィン

 

国民の8割がスウェーデン国教会(福音ルーテル派)の信者であるスウェーデン。

キリスト教の祭りや行事はアメリカやイギリスとよく似ていますが、やはりスウェーデン独自の祝い方をすることがあります。

10月31日に子供たちが仮装してお菓子をもらうハロウィンの風習はもともとスウェーデンにはありませんでした。アメリカからこの風習が入っていたのもつい最近なんです。

それでは、スウェーデン在住10年の筆者がスウェーデンのハロウィンについてご紹介します。

 

■スウェーデンのハロウィンは保育園や小学校で盛り上がる!

筆者の息子が保育園に通っていた8年前、保育園の先生に頼まれて折り紙でハロウィンの飾りの作り方を指導しました。当時は、ハロウィンのデコレーションを扱うお店はほとんどなく、かぼちゃすら手に入りませんでした。

あれから、一気にハロウィン人気が加速し、おもちゃ屋さんに仮装用の衣装や、デコレーションがずらりと並ぶようになりました。

小学校では工作や英語の授業でハロウィンについて学び、学童保育や小学校でのハロウィンパーティが行われます。

スウェーデンで一番アツいのは、小学校の“ハロウィンディスコパーティ”です。

 

■ハロウィンを嫌っている人もいる!?

スウェーデンでは、10月31日は死者の霊が家族を訪ねてくる日と信じられています。

ご先祖様が訪ねてくるので、お墓参りをし、キャンドルを灯して、天国へお帰りくださいと祈るのです。日本の“送り火”に似ていますね。

お昼にお墓参りをする人もいますが、暗闇にたくさんのキャンドルが灯る夜は、大勢の人がお墓参りをします。お墓の通路ですら、たくさんの人で込み合い、お墓近くの道路は渋滞します。

このように、ご先祖様の供養をする大切な日なので、年配の人たちや敬虔なクリスチャンの方たちの中には、「仮装して、ワイワイすごす」ことはけしからん!という方もいます。

実際、ハロウィンのデコレーションをしているのはたいていが、小さなお子さんのいる家庭です。

 

■スウェーデンでは「ブース ゴーディス」!

子供たちは仮装し、もらったお菓子を入れるかごを用意して、ご近所をまわります。

スウェーデン語で「いたずら」は「ブース」そして、「キャンディ」は「ゴーディス」です。

「ブース!ゴーディス!」(英語でいう「トリック オア トリート」の意)と言いながら、ハロウィンのデコレーションがあるお宅をノックします。

 

この日は、ご先祖様の供養と仮装してご近所まわり。子供たちは大忙しです。子供たちにとっても楽しい行事のよう。日本ではどのように楽しみますか?