眠る前に見ない方が良い光があるって本当? 寝つきが悪いのは暑さのせいだけじゃないかも!?

 

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今年も「熱帯夜」という単語を耳にする季節になりました。

蒸し暑い夜が続くと、寝不足になりがちな方も多いことでしょう。

ひと昔前は「冷房をつけて眠るなんて贅沢ね」という風潮もありましたが、近頃ではそれも当たり前になりつつあります。

ただ、冷房をつけてもやっぱりなかなか寝付けなくて……、というあなた。

もしかしたら、それは暑さのせいだけじゃないかもしれません。

 

■寝室の照明、何色ですか?

 

突然ですが、ご自宅の寝室の照明の光は何色でしょうか?

人によって「オレンジ色っぽいかな」「蛍光灯みたいな感じ」と色々なお答えがあるでしょう。

中には、「意識したことないから分からない」という方もいるかもしれませんね。

 

■照明の光には、種類がある

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数多くの製品が出回っている照明ですが、それぞれにどんな違いがあるのか気になったことがある方も多いでしょう。

分かりやすいのは、口金(電球を装着するパーツ)のサイズ、明るさ(ルーメンという単位で表されることが多いです)、

消費電力(おなじみのワット数)というところでしょう。

しかし、それ以外にも見落とされがちな大きな違いがあります。

それは照明の「色温度」という項目です。

 

■人間の活動レベルを左右する「色温度」

 

色温度とは、「光源が発する光の色を表す尺度」のこと。

「K(ケルビン)」という単位で表され、数値が低いほど暖色系の色(赤みがかった色)、高いほど寒色系の色(青みがかった色)の光を発します。

左から順にK(ケルビン)の数値が高くなり、一般的に「電球色」「温白色」「白色」「昼白色」「昼光色」と呼ばれています。

電球のメーカーによって数値には多少の差異がありますが、この呼び方は概ね統一されています。

K(ケルビン)の値が一番低い「電球色」は、落ち着いた雰囲気を醸し出すには最適です。

そこから「温白色」までは、ダイニングルームをはじめとしてリビングや寝室など、ご家庭ならどこに使っても大きな問題は生じない色温度です。

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また、勉強部屋や仕事部屋があるお宅は、K(ケルビン)の数値が高い「白色」「昼白色」や「昼光色」の照明を選んでみても良いでしょう。

というのも、これらの照明が発する青みがかった光は人の交感神経を刺激するということが分かっています。

交感神経が刺激されると心拍数が上がり、目が冴えて頭が働きやすくなります。

集中力も高まるので、勉強や仕事をするためのお部屋の照明として使えば非常に効果的です。

 

■眠る前に見ない方が良い光がある!?

しかし、これらのK(ケルビン)の数値が高い照明を寝室に使ってしまうと寝つきが悪くなる原因になる可能性が高いので注意が必要です。

よく「眠る前にスマホやパソコンを見ると、寝つきが悪くなる」と言われていますが、それと同じですね。

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いくらスマホを見ないように心がけても、部屋全体が青みがかった光で覆われていれば現象は似たようなもの。

やはり、目が冴えてしまうんです。

また、注意すべきなのは寝室だけではありません。

眠る直前に歯を磨く習慣がある人なら洗面所、トイレに行く習慣がある人ならトイレも色温度が低い照明にしておいた方が良いでしょう。

その間に通る廊下についても、色温度が低い照明を使った方が安心です。

色温度が高い照明は、一瞬見ただけでもかなりの刺激になります。

たとえ光の量が少なくても、ひと目見たら一気に目が覚めてしまうなんてこともありえます。

快適な睡眠をとって夏を乗り切るために、寝室の照明の色温度についても注意してみてはいかがでしょうか。