どうやって渡す?「子どものおこづかい」人格形成に影響をもたらす渡し方とは

お金をもってる子ども

iroha / PIXTA

突然ですが、あなたはいつからお小遣いをもらっていましたか?

または、もし自分の子どもが大きくなったら、何歳からお小遣いを渡したいですか?

 

自分の子どもには、お金を通して、様々なことを学んでほしいと思うもの。子どもはそれをどのように感じているのでしょう?

一般的なお小遣いの実情を、オウチーノ総研が行った「お小遣いの実態調査」から紐解きつつ、20〜30代の男女に、「その頃のお小遣い経験が自分にもたらした影響」を取材しました。

 

■お小遣いはいつから?どんな風にわたす?

他の家庭は、お小遣いをいつから渡しているのでしょうか?

オウチーノ総研が30〜59歳の既婚女性696名に行った「お小遣いの実態調査」を見てみると、最も多かったのが「渡していない」39.2%。次に多かったのが「小学1年生」で19.6%。中学1年生で8.5%という結果に。

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進学したタイミングでお小遣いを開始する、という家庭が多いようです。

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また、8割の家庭が「決まった金額を決まったタイミング」で渡しており、16.3%が「必要な時に必要な分を渡す」、10.6%が「お手伝いの対価として渡す」と決めています。

 

■お小遣いを通して、子どもに何を学んでほしい?

お金を渡すからには、そこから何かを学んでほしいと思うのが親心。

「金銭感覚を身につけてほしい」「お金を稼ぐ感覚を養ってほしい」「お金の価値を分からせたい」「お金の管理能力を養ってほしい」などの意見が多く見られたようです。

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しかし、この“親心”は本当に子どもに伝わっていたのでしょうか?

そこで、20〜30代の男女に、子どもの頃のお小遣い事情と、その金銭感覚が自分の人格形成に影響したかどうかを聞いてみました。

 

■お小遣いは「人格形成」にどう影響した?

※ カッコ内は小学6年時のお小遣い金額

・28歳男性:4歳から。完全月定額制(月1,150円)

お小遣い帳はつけてなかった。貯めてゲームのソフトを買ったりしてた。今考えてみると、その都度必要な金額をもらうより、貯金とかやりくりのスキルがついたから、結果よかったと思う。

 

・26歳女性:小学低学年から。月定額制(月1,000円)+お手伝いしたらお駄賃

欲しい物があってお金が足りない時は親に「〇〇やるからお金ちょうだい!」と説得してた。お駄賃目当てにお手伝いしてたので、素直な心での“お手伝い”は無かったと思う。

 

・23歳女性:小学1年から。月定額制(月7,000円)+お手伝いしたらお駄賃

毎月決められたお金をもらってたけど、バイトに憧れて“お駄賃制”も導入してもらった。だけど、褒められると嬉しいから、どちらかというとお小遣いのためより、喜ぶ顔が見たくてお手伝いしてた。お母さんの家計簿に憧れて、お小遣い帳もつけてたから、今でも貯金は得意。

 

・31歳男性:小学1年から。完全に月定額制(月600円)

少ないお小遣いだから、貯金とかはできなくて、ほぼ毎月駄菓子とジュースで消えた。ゲームとかは親を超説得。今でも100円拾うと嬉しいし、「安い」とか「コスパ」とかで楽しめる。

 

・30歳女性:もらってなかった。欲しいものがある時に都度相談

欲しいものがある時は、親に「〇〇がほしいからお金ちょうだい」と言えばもらえた。「欲しいものは買ってもらえる」という感覚が今でもなんとなく抜けていない。限りあるお金の中でなんとかやりくりするという経験があまりなく、貯金するのが苦手。

 

いかがですか?

こうやって見てみると、同じお金の渡し方でも、子どもの捉え方は千差万別。

お金をどのように渡すか、ではなく、渡したあとに子どもがそれをどのように捉えているかをきちんと見ることこそ、大事かもしれませんよ。

 

【参考】

子どものお小遣い調査実態 – オウチーノ総研(PDF)