【フォトグラファー栃木に家をたてる】U・Iターンで一番大切なこととは?

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(前回までのあらすじ)

子どもをのびのびと自然豊かな場所で育てたい、という思いから、東京から栃木への“Iターン・Uターン”を決めた、僕たち夫婦。

工務店も決まって家づくりが進む中、一足先に、栃木にある妻の実家での間借り生活がスタートした。

(登場人物)

茂呂さん・・・古道具&雑貨屋『MOROcraft』のオーナー。知り合いの誰もいない栃木で出会った、気のおけない友人。

 

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■U・Iターンとは、その街に「巻き込まれる」ということ

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僕達が引っ越してきた栃木市は、江戸時代より例幣使街道の宿場町として、また舟運で栄えた問屋町として栄えた街。

北関東の商都とも呼ばれたそうで、街中は蔵がたくさん残っています。

とても趣があり、お気に入りの場所なのですが、やはり、来てみて生活してみないとわからない事もたくさん出てきました。

1話でもお話しましたが、僕の住んでいる栃木市から、仕事場のある東京までは約1時間とちょっと。意外な利便の良さも魅力的で、住まいは栃木、仕事場は東京というスタンスを考えていました。

しかし、やはり仕事をする上で、自分が住んでいる街に撮影する場所が必要だという事、無いと何もはじめられないという事がだんだんと分かってきました。

“田舎暮らし”は、頭で考える事も大事ですが、ある程度その街に巻き込まれながら分かる事も大事ですね。思わぬ繋がりができたり、色んな物をもらったり(笑)

そこで僕は、栃木で仕事場を探すことにしました。

 

■栃木に住み働きたい人と、栃木の住まいをつなぐ「マチナカプロジェクト」

ところで、栃木には「マチナカプロジェクト」という、プロジェクトがあります。

栃木の町(マチ)や田舎(イナカ)で働いたり暮らしたりしたい人と、市内の歴史的建物・空き家・地元産業をつなぐプロジェクトで、リノベーション事業や、交流・定住に関する情報発信を行っています。

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ぽたりの神山さん、マチナカプロジェクトの大波さん

栃木の友人、茂呂さんから紹介してもらった「ぽたり」というレンタルスペースも、そのプロジェクトのひとつ。

もともと生活雑貨屋だった店舗の2階部分を、「マチナカプロジェクト」に協力している地元の小学生からプロの大工さんまで、延べ60人以上の方々に手伝ってもらいながら完成したそう。

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「“ぽたり”という名前は、色んな人が集まれるコミュニティの場、最初のみんなのはじまりの場所、最初の一滴という意味なんです」という神山さんの言葉に、なにか運命めいたものを感じた僕。

ぽたりのスタートとともに、ここで栃木での仕事をスタートさせることにしました。

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今では、東京での撮影に加えて、ぽたりを使ってコマーシャルフォトの撮影なども少しずつ始めています。

僕が本当にやりたかったこと、子どもや家族を、家にいるようなナチュラルで自然体の表情で撮影する出張写真館「babyhomeground」のスタートです。

 

U・Iターンでは、本当に、その地域での“人との出会い”が大切です。

三村さんや茂呂さんとの出会いによって、まるでオセロのように、色んなことが次々と変わっていくのです。これが本当に面白く、そしてありがたかった。

東京にいたら埋もれてしまっていたようなことも、栃木に来たから光が見えた。東京にいる時より写真が好きになっていってる。そんなふうに感じています。

みなさんもU・Iターンの時はぜひ、その土地その地域での人との出会いを大切にし、街に率先して巻き込まれてみてください。

僕は、栃木に来てようやく、やりたかったことのスタートラインに立てました。

 

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>>1話から読む

僕が「栃木」を選んだワケ

 

【参考】

babyhomeground

ぽたり

マチナカプロジェクト