介護職員は見た!室内にいても熱中症にかかる理由と高齢者あるある

 

今日もせっせと介護施設で働く筆者(介護福祉士)の住む東北地方は、2017年8月の中頃からすでに涼しく、秋の気配すら感じられます。

でも、関東・近畿・九州・沖縄方面の皆さんは、今まさに夏真っ盛りといったところでしょうか。

高齢者と小さいお子様にとって、夏に危険なのが、台風のさなかに田んぼの様子を見に行って用水路にはまること(田舎の場合ですが…)と、熱中症です。

 

■夏にエアコンを使わないとダメな理由とは?

ちなみにエアコンの室外機です

熱中症は、体内の水分不足が主な原因で体温調節機能に失調をきたし、頭痛やめまい、最悪は死に至るという、なかなか侮れない症状なのです。

特にお年寄りは、高齢になると水をあまり飲まなくなるんです。

暑さ寒さの感覚も鈍くなって、真夏にカーディガンを羽織ったりしてしまいます。

すると、体温が上昇して体内の水分が不足してしまい、加えて、じめじめと湿度が高い室内では発汗できずに、熱中症にかかってしまうのです。

(さらに「電気代を節約しなくちゃ」とか言っちゃって、エアコンを消してしまいます)

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

介護施設では、職員が温度管理や水分補給に神経をとがらせていますから、そうそう熱中症になることはないのですが、

独りで家に住んでいるおじいちゃん、おばあちゃんは、危険と隣り合わせ。

遠方に高齢の両親がいる方は、まめに電話などして、エアコンを使うように促して(お説教して)くださいね。

もちろん大人も、暑くて湿気の多い室内にいると、熱中症にかかるリスクが高まりますよ。

頭が痛くなったら、熱を測ってみることをおすすめします。

体温が上がっていたら、熱中症の初期症状かもしれません。

 

■脱水症状になる前に、コレを飲もう!

水? いえ、経口補水塩です!

深刻な脱水症状になる前に、経口補水液(経口補水塩)を飲みましょう!

経口補水液は、点滴に使われる成分の、短時間での吸収率が極めて高い水です。

下痢や発熱、嘔吐などで、身体の上から下から、いろいろなものが出てしまった方にも効果があります。

塩よりも砂糖がたくさん入っています

では、経口補水液の作り方を紹介します。

水1リットルに、砂糖40g(スプーン大さじ4.5杯)と塩3g(小さじ1/2)を入れます。

たった、これだけ!

スプーンを使わない、もっと簡単な方法もありますよ。

ペットボトルのキャップを使って、水2リットルに、砂糖14.5杯と、塩0.8杯を入れます。

あとはキャップを閉め、ペットボトルを両手で持って、ぶるぶるぶると激しくシェイクするだけ!

簡単ですね。

あまりに激しく振りますと、まれにペットボトルが手からすっぽ抜け、天井や床にあたって中身が飛び散ることがあります。

蛍光灯に命中すると、割れたガラス片が雨のように降ってきます。

くれぐれもご注意ください。

なお、経口補水液は一気に飲まず、ちょっとずつでお願いします。

 

■大学研究者がすすめる、コップ一杯のアレ

熱中症の予防として、信州大学学術院医学系教授・能勢博さんが提案するのが、コップ1杯(約200ml)の牛乳を飲むことだそうです。

経口補水液は、緊急時に手っ取り早く水分補給するのに役立ちますが、健康な人が飲むには、糖質も塩分も高すぎます。

牛乳を飲むことによって、たんぱく質のアルブミンが血中に増え、浸透圧の影響で血管の中に水分が増えるということですよ。

牛乳は高血圧の人や、ダイエットしてる人にも優しいですね。

そういえば、今年の夏にスイカを食べました?

他には、夏にスイカを食べるというもの。

スイカの9割は水分で、しかもミネラルが豊富に含まれています。

近頃、スイカは値段が高くて、スーパーで買うのをためらってしまいますけど、田舎では郊外の路上や産直ショップで安く手に入ります。

なにげなく昔から続けている習慣には、ちゃんと意味や理由があるのですね。

勉強になります。

 

【参考】

※ OLIVE 災害に遭ってしまったとき、知っておくと助かるデザインとアイデア

※ 医療プレミア (毎日新聞)