洋服についた「タバコやにんにくの匂い」をクリーニングに出さずに取る! スイスの知恵とは

wildzero / shutterstock

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年末年始を控え、これから、忘年会、新年会と飲み会が増えるシーズン。

会社帰りにスーツやコートのまま、タバコが空間で、ニンニクたっぷりのお料理をいただくことが増えるでしょう。

帰宅して「臭い!」と家族に言われて、初めて臭う自分に気が付く。翌日になってスーツやコートが臭くて、何を着て行こうかと困ることってありませんか。

水洗いができる洋服ならいいのですが、スーツやコートは家ではなかなか洗えません。かと言って、ドライクリーニングに毎回出すのも、結構痛い出費。

そこで今回は、筆者が昔住んでいたスイスの人がよくやっていた、クリーニングを使わず、洋服についたタバコやにんにくの匂いを取る方法をご紹介しましょう。

 

■自然を利用して「洋服についた臭い」をとる

チューリッヒ市街

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景観上の問題から、洗濯物を外で干さないスイス。チューリッヒ市内の建物には、日本のマンションのように洗濯物を干すように計算されたベランダは付いていません。

チューリッヒ郊外の戸建てには比較的広いベランダが付いていますが、それでもやはり同様。洗濯物は室内で、ロープをわたしてそれに直接干すか、室内用物干しスタンドを利用します。

ところがベランダの片側に、さおをかけられそうなツッパリ棒のような物がついているのです。ベランダの片側だけ、何に使うんだろう……と思い、他人のベランダを何気なくチェックすることに。

すると日本では考えられない物が干されているのです。

何かというと、スーツ、コート、ジャケットといったドライクリーニングに出すものばかり。

そうです、臭いの付いた洋服を一夜外で風にあてると臭いが消えるのです! ベランダに付いていた謎のツッパリ棒は、お洋服を風にあてて臭いをとるためにあるのです。

 

■洗濯の代わりに「一晩外に干す」のがスイスの常識

スイスでは、洋服を毎日のように洗濯をしません。その代わり、外に干して風と日光に当て、匂いを取るのです。

スイスから日本に遊びに来た友人が、我が家に泊まったときのエピソードを紹介しましょう。

彼は1週間以上滞在し、あちらこちらと毎日活動的に動いていました。

……が、洗濯物が全く出ないのです。

「洗おうか?」と言っても、彼は「洗濯物はない」というばかり。「洗濯機を使ってね」と言っても「その時は言うよ」と返事が。

とうとう最後まで、彼は洗濯機を使うこともありませんでした。もちろん、下着を山ほど持ってきているわけではありません。男性らしく、小さなスーツケース一つだけで遊びに来たのです。

じつは彼、夜になるとベランダに下着のシャツ、服などをハンガーにかけて風にあてていたのです。

 

もちろん、湿気や気温の問題から、日本で全く同じことができるわけではありませんが、洗いにくいコート、スーツ、セーターなどはこの方法はピッタリ。

一晩外の風に当ててみてください。翌朝にはスッキリと臭いがとれているはずですよ。