23区内なのに!? 家族で住める快適な家「580万円で買いました」

団地といえば、昭和レトロな、ちょっぴり“ひと昔前”の建物、というイメージはありませんか?

しかし実はいま、その「団地」が見直されていると言うのです。

手頃な物件価格と緑豊かな環境、ちょっとレトロ感のあるディテール、などが人気の理由のよう。実は23区内にも団地は数多くあるんですよ!

 

■23区内なのに、580万円で買えた! 注目の「団地リノベ」って?

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こちらは、板橋区内の大規模団地の一室をリノベして暮らす3人家族のSさん宅。内装を見ると、まるで新築のよう。

物件価格580万円、工事費800万円(設計料別)、広さは55平方メートル。昭和44年築なので築45年という物件です。

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リノベ前はこんな状態だったそう。

エレベーターなし、6階建ての最上階ということもリーズナブルな価格の理由です。

 

■まるで緑地公園! 緑あふれる「団地」の魅力

内見の際、団地に通じる緑のアプローチに一目ぼれしたというSさん夫妻。「最初からリノベするつもりだったので、家の中より周囲の環境を重視しました」と話します。

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木々の緑のトンネルが迎える広い敷地内には、低層の建物がゆったりと並び、手入れの行き届いた植物や遊具が配され、まるで緑地公園の中のような印象。

最寄りの私鉄駅から徒歩12分。商店街、幼稚園、学校、スーパー、病院などが揃った周辺環境と価格が決め手になったそう。

それでいて、物件価格は580万円。「これなら住宅ローンも早く終わりますし、もう買うしかないですよね」とSさんは笑います。

 

■断熱材をそのまま見せて「天井の低さ」をカバー!

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天井は既存の断熱材を白く塗装したもの。天井の高さを確保するため、断熱材をそのまま生かすことにしたのだそう。よく見るとゆがみもありますが、素朴で味わいある雰囲気になっていますよね。

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キッチンは部屋の真ん中に配置。

白とステンレスのシンプルなキッチンに、ダクトの形をそのまま活かしたレンジフードがスタイリッシュ! 幅2m近くあるワイドなキッチンの引き出しの中に、食器や調理器具、保存食品が全て収納できるので、いつもキッチンはすっきりです。

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リビングと寝室を仕切る、ワイドな引き戸はオリジナル。壁が移動するような感覚が楽しさを演出します。普段は開け放して風の通り道を確保しているそう。

 

■ユニットバスが入らない! 狭い浴室は「ガラスのドア」で広さを演出

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浴室はサイズ的にユニットバスが入らないため在来工法に。ドアをガラスにしたことで、広々とした空間を感じますよね。船舶用照明とタイルの相性もバツグン!

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清潔感あふれるサニタリーは、バス、トイレ、洗面、ランドリーが絶妙に配置され、スペースを最大限に活用。トイレはドアをつけずオープンにすることで空間の狭さをカバーしています。

 

2012年に長女が誕生したというSさん。最上階の6階にも「階段の上り下りは苦にならない、むしろ運動になっていいです。子どもが遊ぶ場所もたくさんあるので子育てもしやすいですよ」と、団地ならではの暮らしを満喫しているようですよ。

 

【文・リライフプラス編集部 撮影・山田耕司】

コンサルティング リビタ
設計 ETLA design