40代以上は他人事じゃない!? 秋の夜長、増加する中年の「孤独死」について考えてみた!

 

先日、2017年8月25日まで開催されていたという、葬儀業界の商品展示会「エンディング産業展」のネット記事を読みまして、

小島美羽さんが作った「孤独死の現場」のミニチュアに衝撃を受けました。

小島さんは孤独死の遺品整理をする会社「遺品整理クリーンサービス」に勤めている方で、孤独死の現場を、ミニチュアにして、まんま再現しているのです。

部屋に散乱したゴミ袋の山、風呂の水がどす黒く濁った浴室、畳の上に敷かれた布団のシミ……。リアルです。

筆者の同僚に遺品整理士がいて、亡くなった方の遺品整理の話を聞いたことがあります。

孤独死した人の現場は、掃除が入った後も臭いが残っていて生々しいそうです(ひゃー!)。

これまた最近、赤城啓昭さんの著書『子供に迷惑をかけないお葬式の教科書』(扶桑社刊)を読んで、お葬式に思いを馳せていた(?)筆者は、

身内のお葬式には一度も出たことがなく(近親者がまだ誰も亡くなっていないからですけど)、親が死んだらどうしようと考えていました。

しかしですよ!

以前に日刊Sumaiの記事で書いた渋柿事件で距離を置いている父親と、その父親と離縁している母親に加え、

親戚づきあいもないので、他人のお葬式より、自分が死んだらどうなるのか?

今のところ、孤独死100%確実の筆者なのです!

 

■40代、50代の孤独死が全体の20〜25%!中年の孤独死が増加中という実態

確か小学校か中学校の国語の授業で習った、俳人・尾崎方哉の有名な句「咳をしても一人」という俳句が、突然脳裏に閃きました。

独り身ですと、咳をしてもひとり、夜中にウクレレを弾いても(狭いアパートの場合は、壁ドンをくらいます)、オナラをしても誰にも咎められません。

当然、夜中にぽっくり逝っても誰にも気づかれず、小島美羽さんのミニチュアのような部屋が一丁あがりです。

孤独死をインターネットのいろいろなサイトで調べたところ、意外や40代の孤独死が多いのだそうです。

sasaki106 / PIXTA

週刊SPA! 2016年 11月1日 号 の「『孤独死は独居老人より独身40代のほうが多い』特殊清掃人が断言」という記事によると、

40代と筆者が所属する50代の孤独死が20〜25%とのこと(日刊SPA!の記事より)。

けっこうな数字じゃありませんか?

お年寄りの場合は、筆者がこれまでに働いてきた介護施設でも亡くなった方が数十名いましたが、老人ホームに入居していたり、訪問介護・看護サービスを利用していたり、

自治体による見守りのおかげで、調子が悪くなっても病院に連れていかれるため、部屋でひとり亡くなるというのが、未然に防がれているようです。

ただし、内閣府の「高齢社会白書」によると、一人暮らしの65歳以上高齢者の数は、

1980年の88万人から2010年の479万人、2035年には762万人に達する見込みとのことで、孤独死の数値も上昇していくことでしょう。

 

■万が一「孤独死」になったら、どのようにして弔われるの?

freeangle / PIXTA

孤独死すると、どうなるのか?筆者には、孤独死の経験がないのでわかりません。

以下に、遺品整理やお葬式関連のサイトを見て分かった、死亡から遺品整理までの流れをまとめてみます。

YNS / PIXTA

1:孤独死発見

ポストから郵便物があふれていたり、臭いなどで不審に思った親切な近隣住民やアパートの隣人などによって、警察に通報されるようです。

2:警察出動

警官がやってきて、アパートの大家さんや不動産屋さんなどの協力により、臨場。

(臨場=警察官が事件現場に臨み、初動捜査に当たること)

3:賃貸契約時の連帯保証人に連絡

アパート契約書にある連帯保証人や親族に、警察などから死亡の連絡が入ります。

一軒家に住んでいても、住民票や戸籍謄本を辿って親や兄弟姉妹の連絡先を割り出すことができるそうですよ。

4:葬儀

身寄りのない孤独死の場合は、「行旅病人及行旅死亡人取扱法」という法律に則り、死亡地の自治体が火葬にしてくれます。

5:遺骨と遺品整理

遺骨は、親族に引き取りを断られた場合(筆者はこれか!?)、自治体が管理して、5年経つと無縁塚に埋葬してくれるそうです。

遺品は、自治体が処分します。筆者の場合、遺品は即刻焼却してほしい!

HiroS_photo / PIXTA

……清掃業者に多大な迷惑をかけることになりそうですが、なんとか灰になることができそうです。

 

■近所との交流、エンディングノートの作成…、これ以外に「孤独死」を回避する方法ってあるの?

マハロ / PIXTA

孤独死を回避するには、引きこもりはできるだけ解消し、近所の方々に会った時は挨拶を欠かさず、親戚とは仲良くしておこう、というところでしょうか。

あとは、健康な日常生活を送ることを心がける!

定年退職したらどうしよう……、ちょっと考えさせられます。

Naoaki / PIXTA

 

万が一の場合を想定して、日刊Sumaiの記事にもありました「エンディングノート」を書いておくと、警察の手を煩わせる手間が省けそうですね。

壁に連絡先を書いた紙を貼っておくのも、いいかもしれません。

とりあえず65歳になって介護保険サービスが使えるようになるまで(※利用には介護認定が必要です)、気が抜けないと思う今日この頃なのでした。

 

【参考】

※ 高齢社会白書(内閣府)

※ 考える葬儀屋さんのブログ

※ あんしんネット

※ 小さなお葬式

※ 日刊SPA!

※ 遺品安心ナビ

※ 『子供に迷惑をかけないお葬式の教科書』赤城啓昭・著(扶桑社刊)