住んでみてわかった!「パリのアパルトマンで一人暮らし」の厳しい現実とは!?

 

憧れの花の都パリ、その美しい街並みは19世紀中頃(約200年前)、ナポレオン3世時代の知事オスマンが都市計画を行い創り上げました。

今回は、そのオスマニアン建築のアパルトマンで一人暮らしをしている日本人の学生さんのお宅を訪れました。

 

■パリのオスマニアン建築って、どんなもの?

立ち並ぶ19世紀当時のアパルトマンは、オスマンの名前をとりオスマニアン建築と呼ばれています。

オスマンとは、19世紀中頃のパリ知事、ジョルジュ=ウジェーヌ・オスマンのこと。

彼は、当時フランスを統治していたナポレオン3世と都市計画を立て、その代表的なもので、モダンな建物は今でも大人気です。

ちなみに、アパルトマンとは日本語のアパートの意味ではなく「集合住宅」のことをいうんです。

今回伺った学生さんは、16区のアパルトマンの最上階に住んでいます。

ますエントランスから敷地に入る扉を開けるためにコードを入力します。

 

■エントランスを抜けると趣のある中庭へ

エントランスに入ると廊下があり、廊下を抜けると中庭があります。

中庭の前に低層のアパルトマンがありますが、学生さんはそこではなく対面のアパルトマンの最上階に住んでいます。

 

■エレベーターはなし!19世紀の雰囲気たっぷりのアパルトマンの中へ

ドアを開けると目の前にまたドアがあります。

そのドアに郵便ポストが取り付けられています。

この郵便ポストはアパルトマンに住む数世帯、共同で使用しています!

築約200年のアパルトマンにエレベーターはありません!

5階まで螺旋階段を登ります!

学生さんは「毎日買い物した荷物を運ぶのが大変」と言っていました。

そして、5階の廊下を抜けて玄関へ。

 

■拝見したお宅は、家具付きの物件で入居したその日から生活ができる

学生さんが住んでいるのは「ステゥディオ」と呼ばれる一人暮らし用のワンルーム。

居室と小さなキッチン、シャワーブース、洗面スペース、トイレがあります。

玄関には分電盤のボックスがあります。

玄関の右手に洗面、トイレブースとシャワーブースがあります。

シャワーブースの隣にあるはしごには、バスタオルとフェイスタオルがかけられています。

これは入居前からあるアパルトマンの備品とのこと。

洗面ブースの上方にはタンクがありました。

シャワーのお湯はこのタンクに溜めています。

つまり1回のお湯の使用量はタンクの中にある分だけ!これはパリのオスマニアン建築のアパルトマンでは一般的なことです。

ステゥディオには小さなタンクが、家族用の広いアパルトマンには大きなタンクが備え付けられています。

日本のようにお湯は使い放題ではないのです(写真は家族用のタンクです)。

洗濯機はありません。学生さんは洗濯物を手洗いしているとのこと。

また、洗濯物はアパルトマンの規定により外に干してはいけないので、室内に干しているとのことです!

フランスの賃貸物件には家具付き物件と家具なし物件があります。

学生さんは家具付きの物件を借りています。

居室には2口電気コンロのキッチン・ソファーベッド・テレビボード・照明が入居時から設置されてあります。

キッチンの戸棚の中には、カトラリーやお皿、電気ポットなども備品として置いてあります。

だから、入居したその日から生活ができます。

 

■家賃は日本円で約85,000円。一等地で相場より安い価格

お家賃は、月640ユーロ(2017年10月のレートで約85,000円)。

管理費・水道代・電気代・Wi-Fi使用料込みとのことです。

広さは全体で15平米程。

15平米と聞くと、とても狭い部屋を想像しますが、実際に中に入ってみると、天井が日本より高いので、広く感じます。

場所は東京でいう広尾あたりになるとおもいます。しかし、家賃はこのエリアの相場より安いです。

 

■螺旋階段はキツい!でもバルコニーからエッフェル搭が見える最高の空間!

「築約200年のアパルトマンの螺旋階段はツラいです。

でも、幸いなことに今まで大きなトラブルはなく、街の治安は良いし、自分一人の空間が確保できて満足しています。

バルコニーからエッフェル搭を見て、パリにいるのを実感できるのが良いんですよ」と学生さんは言っていました。

いかがでしたか。

パリ16区のアパルトマンのステゥディオをご紹介しました。

いろいろ苦労もあるけど、こんな雰囲気のある建物に住める学生さんは幸せかもしれませんね。