世界的に有名な集合住宅「三鷹天命反転住宅」見学会に参加。その奥深さに感動!

 

(c)Ayako Endo 2017

東京都三鷹市、交通量の多い道路沿い。

突如出現する、非常にカラフルでユニークな形状の建物をご存知でしょうか?

(c)Ayako Endo 2017

「三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラー」と名称も何やら不思議なこの建物、なんと、れっきとした集合住宅・賃貸マンションなんです!

先日、筆者は見学会に参加してきました。

今回はそんなお話です。

 

■全てが常識を覆す、驚きの住まいに潜入

わくわくしながら門扉をくぐり、建物を見上げながら、学芸員さんの案内で、体験見学用の部屋へと通されます。

外部も室内も、とにかく複雑に塗り分けられていて、塗装職人さんはさぞかし大変だっただろうな……、と思わずにはいられません。

(c)Ayako Endo 2017

間取りはキッチンを中心にしたLDK、それを囲むようにコンパクトにまとめられた水回り・個室が2つ配置されています。

そのどれもがユニーク過ぎる!

このLDKの床も驚きですよね。

細かい石を混ぜ、デコボコと起伏したり、傾斜がついています。

そんな中に、昔ながらの障子が間仕切りに使われていたり!

ひとつひとつ紹介していては、とても書き切れない意匠空間でした。

 

■写真で見るのと、実際に体験するのとではまったく違う

ここまで読んで、「こんな住まい、奇抜すぎて自分にはとても住めないわ」と大部分の方が感じたことでしょう。

実は筆者もそう思っていました。

ところがしばらくいると、不思議なことに、この色使いや形に違和感を覚えなくなって行きます。

それは単に「慣れた」からではなく、設計者が色や形に込めた、もっと深い意味が存在しているからなのです。

体験重視の見学会は「天命反転」という言葉の意味も含め、それが少しずつ分かってくるので、非常におもしろいものでした。

(c)Ayako Endo 2017

 

■大人も子供も楽しめて、大切なことを気付かせてくれる集合住宅

いかがでしたか?

「え?これでお終い?」「それで肝心の意味って何?」そんなお叱りもありますよ……。

でもその答えは、実際に訪れて体験してほしいので、今ここに書いてしまってはもったいないと思うのです。

ちょっとだけお伝え出来ることとしては、設計者の目的は「個性的な住まいを作る」ことではないということ。

むしろ、自然界に対する敬意の表れなのではないかと感じました。

そして設計者から施工者、居住者まで、人が持てる想像力とパワーに、たいへん感銘を受けました。

見学は不定期ですが、ファミリー向けからショートステイ(宿泊)まで様々なコースがあり、お土産グッズコーナーも併設されています。

芸術の秋、気になる方は是非チェックしてみてくださいね!

※ 三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラー宅

Reversible Destiny Lofts Mitaka – In Memory of Helen Keller, created in 2005 by Arakawa and Madeline Gins, © 2005 Estate of Madeline Gins.