こんなマンションは気をつけろ!欠陥物件を見抜くためのテクニック(中古物件編)後編

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最近よく耳にする“欠陥物件”という言葉。

住宅ローンを組んで、やっと手に入れた我が家が欠陥だったら……。

欠陥というと、“建物の欠陥”ばかりをイメージしますが、マンションには、建物の欠陥以外にも、環境の欠陥、財政の欠陥、自治の欠陥などがあります。

建物の欠陥と、環境の欠陥の見抜き方は前編でお送りしました。

後半では、財政の欠陥と、自治の欠陥を見抜く方法をご紹介しましょう。

【前編】
こんなマンションは気をつけろ!欠陥物件を見抜くためのテクニック(中古物件編)前編

 

■財政の欠陥:マンションの「お財布事情」チェックは最重要!

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筆者が中古マンションを検討するなら、必ずこのポイントをチェックします。

マンションは、居住者全員の共有資産です。建物を維持・修繕するためのお金を月々「修繕積立金」として貯金しています。

この貯金が十分積み立てられていないと、居住者全員で借金をしたり、一時金を徴収したり、しなければなりません。

修繕積立金はいくらくらいが妥当だと思いますか?

実は、国土交通省のガイドラインで、専有面積平米あたりの修繕積立金の目安が公表されています。月々の修繕積立金が安すぎるマンションは要注意です。

また、修繕積立金に関する「長期修繕計画書」が作成されているか、その作成日がいつか、を確認してください。

作成されてなかったり、計画が古いマンションは、財政計画が不透明なマンションです。

 

■自治の欠陥:住民問題が起きていないか資料でチェック!

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マンションは共同住宅なので、たくさんの人と1つの建物内で住むことになります。

居住者の数だけいろんな人がいて、いろんな価値観、考え方があり、円滑に共同生活ができるよう自治に取り組んでいかなければなりません。

残念ながら、中には自治が十分機能していないマンションもあり、大きな住民問題にまで発展してしまうケースがあります。これらを事前にチェックする方法には何があるのでしょうか。

1つは、議事録の閲覧があります。

住民問題はマンション全体の問題であるため、総会や理事会で議題として取り上げられることがあり、通常は議事録に残されます。この記録を確認することで、問題点を把握できる場合があります。

 

■管理状況のチェック

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マンションの管理組合がしっかりしているマンションは、廊下やエントランスなどの共用部の清掃が行き届いていることが多いです。

窓サッシにホコリが溜まっていないか、廊下の床は綺麗か、天井の隅に蜘蛛の巣がはっていないかなど、清掃状況の良し悪しから管理状況を確認してみてください。

また、管理費や修繕積立金の滞納者がどのくらいいて、その期間がどれくらいか、も確認をお勧めします。

滞納が長期間にわたって放置されているマンションは、管理会社がマンションのために適切な仕事をしていない可能性があります。

 

マンション購入は、ほとんどの人の場合が一生に一回の大きな買い物。失敗しないためにも、押さえるべきチェックポイントをしっかりと見抜くことが大切ですよ。

 

【参考】

マンションの修繕積立金に関するガイドライン