イエスキリストの誕生日じゃない!? 「クリスマス」にまつわる真実とは…

Kiselev Andrey Valerevich / shutterstock

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皆さんは、イエス・キリストの誕生日を祝うことが、クリスマスの起源だと思っていますか。

それともただのイベントで、宗教的な意味合いが全くないものですか?

いずれにしても、今回はクリスマスの起源にまつわる面白い事実をご紹介しましょう。

 

■12月25日は、イエスキリストの誕生日じゃなかった?

PixelDarkroom / shutterstock

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12月25日はイエス・キリストの誕生日だと、ほとんどの人は信じて疑わないでしょう。

しかし、実は聖書には、12月25日がイエス・キリストの誕生日だと述べている箇所は全くないって知っていましたか?

実際のところ、イエスは秋の始めごろに生まれたと歴史家は認めています。

 

■クリスマスツリーは「命のシンボル」

Ricardo Reitmeyer / shutterstock

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冬になっても葉を落とさず青々としている常緑樹は、昔、冬の間の“命のシンボル”とみなされていました。

ローマ人は新年の間、家の中に常緑樹の枝を飾り、北欧では植木鉢に苗木を入れて、クリスマスの時期に花が咲くように願いを込めたそうです。

1510年、宗教家ルターが、モミの木に初めて飾りつけをしたドイツ人と言われています。

その後1846年、モミの木に飾り付けをするアイディアは、ドイツから、英国にもたらされます。意外と最近なんですね。

英国のビクトリア女王の夫で、ドイツ系の血筋を持つアルバート王子が、子どもの頃のクリスマスの思い出を再現しようとしたのです。その時の様子はロンドンニュースに掲載されました。

 

■「サンタクロース」と「ファーザークリスマス」

クリスマスといえば、「サンタクロース」ですが、「サンタクロース」という呼び名はアメリカが主流。

イギリスをはじめとする英語圏は「ファーザークリスマス」と言っているとか。

厳密にはサンタクロースとファーザークリスマス(クリスマスの父)は同一人物ではないのですが、現在はほぼ同一と思われているそう。

Victorian Traditions / shutterstock

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サンタクロースは4世紀、トルコにいたセント・ニコラウスに由来するとされています。

しかし、現在のわたしたちがイメージする、今の赤と白の服を着たサンタクロース像は、1931年に発表されたコカ・コーラ社の宣伝によるもの。

Sergey Kohl / shutterstock

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英国ビクトリア時代のサンタクロースは、紫、ターコイズ、青や緑、そして赤など、あらゆる色を着ていたんですよ。

 

■真っ赤なお鼻のトナカイ「ルドルフ」

サンタクロースが乗るソリを引っ張るのは、トナカイです。歌にも「真っ赤なお鼻の、トナカイさんが……」とありますよね。

日本では「赤鼻のトナカイ」という曲名がついていますが、原題は「Rudolph the Red-Nosed Reindeer(ルドルフ・真っ赤なお鼻のトナカイ)」。

トナカイには「ルドルフ」という名前がついています。

これは、1939年にロバート・メイが作り上げたトナカイです。

貧しい男やもめだったメイは、クリスマスプレゼントを娘に買ってあげることができませんでした。その代わりにクリスマスの日、物語を彼女にプレゼントしたのです。

このお話は小売業を営んでいたモンゴメリワードによって「ルドルフ・真っ赤なお鼻のトナカイ」として出版され、たちまちベストセラーとなりました。

悲しみと愛から考案されたストーリーは、メイと家族にたくさんの祝福をもたらし、今日でも大切な真理を教えてくれるものとなっています。

 

いかがですか? クリスマスの起源。じつはまったく聖書的ではないんです!

そもそも12月25日はイエス・キリストが誕生したとされるときではなく、今のサンタクロース像は1931年に一社の宣伝によって、クリスマスツリーや真っ赤なお鼻のトナカイも、近年の話ということです。

クリスマスの起源クイズにして、みんなで楽しみながらお勉強してみてはいかがですか?

 

【参考】

Good Housekeeping