インテリアのプロはこんな家に住んでいる!「ミッドセンチュリー」な家づくりのコツ

ushiotei_023

今、「ミッドセンチュリースタイル」のインテリアが注目を集めています。

ミッドセンチュリーとは、1940~1960年頃のデザインを指し、当時の製品はヴィンテージアイテムとして大変な人気です。特に「イームズチェア」は有名ですよね。

そこで今回は、「ミッドセンチュリー」なデザインを取り入れた、素敵なインテリアの実例をご紹介したいと思います。

 

■お手本は「ケース・スタディ・ハウス」

牛尾秀樹さんは、奥さんと10歳になる息子さんとの3人家族。

もともとは服飾関係の仕事をしていたという牛尾さんには、「ファッションとインテリアはライフスタイルという軸を支える両輪」という持論がありました。

「それがいつの間にか、ファッションよりもインテリアに惹かれるようになって。」

そして遂にはインテリア会社を起業するまでに。

ushiotei_036

そんな牛尾さんの住まいは、鎌倉の海岸近くに建つ、中古物件を全面リフォームした一軒家。

四角い箱を並べたような直線的なたたずまいは、1960年代にアメリカ西海岸で一世を風靡した「ケース・スタディ・ハウス」がお手本とのこと。

真っ白でシンプルな外観が印象的です。

早速、気になるお家の中を覗いてみることにしましょう。

 

■「ミッドセンチュリー」で統一されたインテリア

もちろんお家の中も、ミッドセンチュリーテイストで統一されています。

ushiotei_022

リビングには、四角いグリッドを描くオーク材のフローリングと、存在感のある石貼りの壁。そしてリビングの中央に鎮座するのは、イームズのラウンジチェアとオットマン(しかも60年代の羽毛仕様!)。

かつてインテリア雑誌を賑わせたアイコンが、そこここにちりばめられています。

ushiotei_021

吹き抜けのリビングを上から見るとこんなかんじ。

開口部が少ないので、周囲を囲まれた安心感があります。

内装の全面リフォームを担当したのは、仕事でも取引のあった「Deco Demode」。

「これまでの付き合いで、僕がミッドセンチュリーモダンが好きとか、素材感を大切にしているとか、わかってもらえていたので。」

世界観や方向性とマッチしていたので、安心して任せることができたそうです。

 

■ヴィンテージアイテムは直接買い付けて

インテリア会社を経営する牛尾さん。ミッドセンチュリースタイルに相応しい家具や小物は、直接自分で買い付けたそうです。

ushiotei_025

ダイニングテーブルは「Deco Demode」オリジナル。大きなテーブルを中心に、PFSやイームズなどの名作チェアが並んでいます。ペンダントライトは「ハモサ」のムーンクロスランプ。

ushiotei_012

ushiotei_026

重厚感のあるチェストやテレビ台は、どれもヴィンテージの一点モノだとか。

「さすがはインテリアのプロ!」という仕事ぶりですね。

 

■「ミッドセンチュリー」感を出すテクニック

家具選び以外にも、「ミッドセンチュリー」感を出すテクニックがあります。

ushiotei_031

玄関を開けると目に入るスチール製のシューズロッカーは、いかにも「アメリカンヴィンテージ」なアイテム。しかし、玄関わきにある腰壁は沖縄産の花ブロック。

この組み合わせが、不思議と「ミッドセンチュリー」感を引き出してくれます。

ushiotei_002

最近完成したばかりという浴室は、ざっくりとした風合いの白いサブウェイタイルが空間を占めています。「サブウェイタイル」とは、その名の通り、ニューヨークの地下鉄で使われているようなタイルのこと。

サブウェイタイルとヴィンテージアイテムは愛称抜群で、ミッドセンチュリースタイルには欠かすことのできないアイテムとなっています。

 

「素材が違っても同時代の製品で合わせるというルールを守れば、うまくまとまります。逆に、作られた年代が違う製品を合わせるときは、素材のほうを合わせればいいんです。」

これが牛尾さんの考える、「世界観のあるインテリア空間づくりのコツ」とのこと。

「ミッドセンチュリースタイル」に興味がある人は、ぜひお手本にしてくださいね。

 

牛尾さんの素敵なインテリアについてもっと詳しく知りたい方は、「住まいの設計」も要チェックです!

 

撮影/目黒伸宜

<設計データ>
リフォーム設計/デコデモデ
設計・施工/六郷クラフ