「名もなき家事」とは、料理をつくる、お皿を洗う、洗濯を干すなどの目に見えるわかりやすい家事に比べると、「玄関の靴をしまう」、「洗濯の分類をする」、「トイレットペーパーの補充」など、はっきり名称のない家事のこと。
しかし、その“ちょっとしたこと”をしなければ家を保つことはできません。
また、旦那さんたちからしてみれば、おそらく“ちょっとした”ことなのではないだろうかと思います。
今回は、そんな地味で大変なのに家族にはなかなか理解にくい「名もなき家事」についてのお話です。
働く主婦が激白!地味に辛い「名もなき家事」で一番何が大変?

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「家族4人分の靴を下駄箱にしまうこと。ゴミ出し、外出で違う靴を履いてしまわないから、すぐいっぱいになってしまう」(30歳/フルタイム)
「洗濯物を分類分けするのが大変。働いているので、洗濯物は週末にひとまとめで行うため、オシャレ着と普通のものにわけるのも一苦労」(32歳/フルタイム)
「トイレットペーパーの補充が何気にストレスですね。それなのに、旦那には『それって家事なの?』なんて言われる始末」(35歳/パート)

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「ご飯のおかわりをもっていかないといけないのが辛いです。私だって食べているのに、いちいち中断しなきゃいけないのがね……」(33歳/パート)
リサーチしてみたところ、やはり主婦業をこなす女性たちは、日々細々とした家事に追われていることがわかります。

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この内容を、主人と知り合いの既婚男性に見せてみたところ「家事にはこんなにいろいろな種類があるの?」と驚きを隠せない様子でした。
普段から、当たり前のように快適な暮らしができているのは家族の誰かが「名もなき家事」をやっているおかげなのに、特に何も意識を向けず生活をしていると、男性というのはそこに気づかないことも多いようなのです。
「名もなき家事」はまだまだたくさんある!

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誰もがすぐに思い浮かべる家事といえば、やはり料理、洗濯、掃除でしょう。
「主婦は楽でいいよな」なんていう発言は、きっと家事の種類をすべて把握していないからでしょう。
いくら「家事のせいで、自分の仕事が間に合わない」と嘆いても、家事の種類を把握していないパートナーには響くものがありません。

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というわけで、地味に辛い「名もなき家事」をもう少し詳しく紹介していくことにしましょう。
- お茶を作りおきしておく
- トイレットペーパーを補充する
- 調味料を小分けにする(うつす)
- 雨の日に玄関に濡れた靴を置く用に新聞を敷く、また傘を干したり取り込んだりする
- 毎月1日にカレンダーをめくる、もしくは切り取る
- 郵便物を取り出して分別する
- 回覧板に印鑑を押して素早く隣家に回す
- 歯磨き粉やボディソープといった日用品の在庫管理をして把握しておく
- 部屋の換気をする
- 朝と晩にカーテンの開閉をする
- 余ったおかずをタッパーにうつし、冷蔵庫にしまう
- 毎朝、掛け布団を整える
簡単にまとめただけでも、これだけの量がありました。

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いかがでしたか?
主婦業はやるべきことが多く、その作業は多岐に渡ります。
しかし男性はそれに気づいていないことも少なくありません。
夫婦での家事分担の協力を仰ぐためには、まずこれらの内容を伝えることから始めることが必要なのではないかと思います。