私が「ラバーゼ(la base)の水切りかご」と添い遂げることを決めた理由

3年ほど前まで食洗機を使っていた私ですが、引越しを機に、短期間、水切りかごのない生活を経験。

両方を使って最終的に選んだのは、料理研究家の有元葉子さんが監修するキッチン用品のシリーズ「la baze(ラバーゼ)」の水切りかごでした。

毎日拭けば汚れが溜まりにくく、清潔に保つことができます。この「la baze(ラバーゼ)」の水切りかごのある暮らしに、行き着くまでのことをお話します。

水切りかご

 

ワンオペ育児に疲れ果て、食洗機を導入

子どもが0歳7か月の頃、生まれ育った町にUターンし、小さな借家での暮らしをスタートしました。

新しい部署に勤め始めた夫は、仕事のため数日間帰ってこれないことも多く、月の半分はワンオペ育児をせざるを得ない状況でした。

ひさびさの田舎暮らし。

慣れない生活に疲れ果てた私はお皿を洗う時間すらも惜しいと思い、なけなしのへそくりでパナソニック製の食洗機を購入したのでした。

食洗機

セーラム / PIXTA(ピクスタ)

「食洗機って便利だわ〜」。文明開化はこのことぞ。

かちゃかちゃと食洗機が働いてくれている間、子どもとゆっくりお風呂に入ったり、ぐでーっとしたり、幸せな時間を過ごせました。

その代わり、友人がプレゼントしてくれた土の器たちは次第に登場回数が減り、だんだんと棚の上のほうに押しやられ、食洗機の使用OKという真っ白なお皿が増えていきました。

その頃は、お箸もお椀お茶碗も、選ぶ基準は食洗機OKかどうか。

「あ、これ食洗機使えないや」と購入を見送った器がいくつもあります。

「食洗機って便利だわ〜」

洗って乾かすところまでやってくれるから、あとはしまうだけ。

ものぐさな私にとってはなくてはならない頼れる存在になっていました。

 

食洗機の故障がきっかけで、再び水切りかごユーザーに

食洗機

kenji / PIXTA(ピクスタ)

ある冬の朝、いつものように予洗いした食器を格納して電源ボタンを押したところ、昨日まで普通に動いていた食洗機のスイッチが入りません。

何度も何度も押したけど、うんともすんとも言いません。

ああ、ついに壊れてしまった。

ちょうどその頃、新築にむけて準備を進めていたのを察知したのか、8年と少し連れ添った食洗機との別れは、突然やってきました。

「今、新たに食洗機を買うのはもったいないよね」
「新居に食洗機、導入するかどうか考えなくちゃいけないね」
「しばらく食洗機なしで暮らしてみて決めようかな」

というわけで、食洗機のない生活を1年ほど続けたのです。

食洗機を置いていた場所に、1つ1,000円ほどで買える白い水切りかごを2つ置きました。

プラスチック製の受け皿が付属していて、洗ったお皿を置くと、落ちた水がジャーっと流れてくるように作られていました。

 

改めて気づいた、水切りかごのメリット・デメリット

水切りかご

muu / PIXTA(ピクスタ)

水切りかごを再び使ううちに気づいたのは、忙しさにかまけて手入れを怠るとプラスチックの受け皿の四隅がヌメヌメとしてくること。

同時に、かごの脚の部分もヌメヌメしてきます。

特に、針金を折り返したような作りになっている脚の輪になっている部分に汚れが溜まるがストレスでした。

また、ワイヤーがクロスする部分の洗いづらさにうんざりしていました。

一方、食洗機の使用をやめたことで、いいこともありました。

まず、奥のほうにしまい込んでいた食洗機の使用不可の食器の出番が増えたこと。

毎日同じような色、質感の食器が並んでいた食卓に変化が生まれ、とても楽しく感じました。

お手伝い

Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)

また、子どもが成長し、食洗機がなくてもそんなに大変な毎日ではなくなったことも大きく影響しました。

むしろ、子どもが食後の片付けやお皿洗いを手伝ってくれるようになり、食洗機がない暮らしも悪くないなぁと思えたのです。

結局、新居のシステムキッチンには、食洗機をつけませんでした。

食洗機OKかどうかを基準に、本当に使いたいと思う器を選べないのはつまらないんじゃないかと考えたからです。

でも、ストレスなく使える水切りかごなんて存在するのかな?

考えた結果、とにかくメンテナンスが楽チンなことを最優先することにしました。

  • 脚が輪になっていないこと
  • サビや汚れに強いステンレス製であること
  • ワイヤーが交差する部分がなくて洗いやすいこと

この3点を重視してネットで検索しまくって辿り着いたのが、「la base(ラバーゼ)」の水切りかごでした。

リビングとパソコン

Taka / PIXTA(ピクスタ)

美しい見た目に比例するかのように、私が求めている機能がすべて詰め込まれた水切りかご。

これだ、と心ときめいた瞬間、値段を見て愕然とします。

「水切りかご スリム」「ステンレスポケット 大」「水切りトレー スリム」の3点を購入すると合計16,848円。

今まで1,000円の水切りかごを使ってきた身としては、たやすく購入できる金額ではありません。

買おうか、どうしようかと思い悩んでいるうちに、1年が経過。

水切りかごの購入を悩んでいるうちに新居が完成してしまい、必然的に、水切りかごのない生活をすることになったのです。

 

お皿を拭きたくない夜に選んだ、水切りかごのある暮らし

水切りかごのない暮らし

引っ越してから1か月ほど、水切りかごのない暮らしをしました。

写真のように、乾いた清潔なクロスの上に洗った器を乗せ、別のクロスですぐに拭いて片付けていました。

びしゃびしゃに濡れたクロスは、洗って乾かせばそれでよし。

1回1回リセットする感覚が清々しく、とても気持ちよかったです。

といっても、疲れていてお皿を洗うのが嫌な夜もあります。

それでも頑張って洗うだけ洗った自分を自分で褒めながら、できればこのまま朝まで放置したいと願う自分がいます。

とはいえ、ベシャベシャに濡れた布巾の上に、一晩、洗った食器を置いて置くのはなんだか気持ちが悪く、結局、気力を振り絞って最後までやり遂げるわけです。

眠い目をこすりこすりお皿を拭きながら、

「水切りカゴがあったら、拭くの、サボれるんだけどなぁ」

とぼやく夜。勢いで購入したのが「la baze(ラバーゼ)」の水切りかごでした。

 

約17,000円のラバーゼの水切りかごの使い勝手は!?

ラバーゼの水切りかご

「la baze(ラバーゼ)」とは、料理研究家の有元葉子さんが監修するキッチン用品のシリーズ。

水切りかごのほか、包丁やフライパンなど、さまざまなキッチンアイテムが揃います。

私が選んだのは、スリムタイプの水切りカゴ。ここからは、実際の使い勝手をレビューします。

公式ホームページによると、水切りカゴスリムのサイズは、幅約45cm、奥行き約14cm、高さ21.8cmとあります。

幅=長辺、奥行き=高さ、高さ=短辺と捉え、長辺約45cm、高さ約14cm、短編21.8cmと言い換えたほうがわかりやすいかもしれません。

写真のように、デュラレックスのピカルディ1140(口径86mm、高さ90mm、容量250cc)を2つ並べて置けます。

水切りかご

水切りかごのワイヤーとワイヤーの間隔はおよそ8mm。

水切りかご

少し厚みのある食器も、きちんと立てかけて置くことができます。

水切りかご

こちらはステンレスポケットのアップ。ワイヤーの間隔はおよそ6mmです。

購入前、ネット上に書かれているレビュー等を熟読したところ、カトラリーが乾きづらいという意見がいくつかあり、実際の使い心地が気になっていました。

水切りかご

使っていて気づいたのは、洗った箸を縁にかければ斜めになって水が早く切れること。

スプーンなどくぼみのあるカトラリーは、縁にかけつつ、くぼみを下向きにして置けばちゃんと水が切れます。

実は、このステンレスポケットが便利で、一緒に揃えて良かったと思っています。

水切りかご

豆皿や手塩皿のような小さな器や箸置きは、水切りかご本体よりも、ステンレスポケットに置いたほうが迷子にならず、片付けやすいことに気づきました。

飲み物を入れて持ち歩くステンレスボトルの蓋も、洗ったあとの定位置はこのステンレスポケットです。

水切りかご

この水切りかごの横幅は約21.8cm。

直径が22cm以上あるプレートは、コップを敷き詰めるように置いたあと、それらに立てかけるようにして脇に置いています。

縁がある器は斜めになるように置けば、水がよく切れます。

水切りかご

切れた水は、斜めになっている水切りトレーを介してシンクへ流れていきます。

といっても、トレータイプのものとは異なり、水切りトレーの外へぽたぽたと水がと滴ります。

これが気になるというレビューもちらほら。

でも、お皿を拭いたあと、水切りかごと水切りトレーをサササッと布巾で拭いて片付けるついでに滴った水も拭いてしまえば、片付けはおしまい。

なんという清々しさ!水切りかごの脚

脚はまっすぐな1本脚。

カゴ自体、ワイヤーがクロスしている部分が極端に少なく、ワイヤーそのものも太さがあるため、布巾で表と裏をササッと拭けば、おおよその水分を取り去ることができます。

水切りかご

使い終わったら、水切りトレーを水切りかごの中へ入れて、

水切りかご

システムキッチンの背面に設えたカップボードの上に移動させます。

水切りかご
すると、キッチンの調理台は広々。

朝、ちょっと頑張って片付けておけば、夕方、少し疲れていても料理をしようという気になれます。

公式ホームページにある通り、毎日拭けば汚れが溜まらず清潔に保つことができますし、実際、お手入れをときどきサボって洗ったお皿を置きっ放しにしても、今のところ、汚れが溜まっているように感じることはありません。

実は我が家には、20年以上使い続けている柳宗理のガラスボールとステンレスボールがあります。

このボールたちが、丈夫で使い勝手がいい日用品は長い間飽きずに使えることを教えてくれました。

「la base(ラバーゼ)」の水切りかごは、私には贅沢な品ではないかと購入を悩んだけれど、20年、30年と飽きずに長く使えるのなら、そう高い買い物でもないのかも、とこのボールの存在が背中を押してくれました。

この水切りかごと出会えたからこそ、今、水切りかごのある生活を楽しめているのかもしれません。