「カチンコチン」ってどんなフローリング?【おもしろネーミングの建材・設備】

家のインテリアを選んでいて「これにしよう!」と決める瞬間。

それはスペックやお値段以上に、その商品のキャラクターに心奪われたときなのでしょう。

キャラクターを物語るのは、その商品のネーミングかもしれません。

このシリーズでは「え、なにそれ?」と思わず二度見したくなるユニークなネーミングの建材・設備をご紹介していきます。

ライター門上(左)とサンワカンパニー東京ショールーム・森田彩香さん(右)

ライター門上(左)とサンワカンパニー東京ショールーム・森田彩香さん(右)

取材させていただいたのは、1979年創業、大阪に本社をもつ「サンワカンパニー」。

大阪の会社らしい、チャーミングな名前をもつフローリングが揃っています。

 

1.「カチンコチン」名前の由来は言わずもがな

一度このフローリングに触れたなら、某芸人さながらに叫ぶことでしょう。 「カッチンコチンやぞ!」

カチンコチン6,980円/m2〜(全6種類)。人気はナチュラルな「オーク」

きめが細かく指で押しても全くたわまない表面硬度を誇る「カチンコチン」は、伸縮をおさえた高密度のクロス合板に、8層のUV塗装をした“カタ〜い”フローリング。

ノックすると「こつん」と軽快な音!

小さな子どもがいるファミリーなど、床に傷がつくのが不安な方に人気だとか。

美しい質感の無垢フローリングにも憧れるものの、どうしてもメンテナンスに手がかかるうえ価格もリッチになりがち。

そんな心配が無用なのが「カチンコチン」の魅力。無垢材ではなかなか難しいワイドな幅で、溝も少ないのでラグ感覚で楽しめます。

土足OK、ハイヒールでも問題なしの硬度なので、自宅はもちろん、店舗などに使用されるケースも多いそうですよ。

 

2.「ア・ラ・ノコメ」えっと、スイーツですか?

ぷるんとしたカスタードプリンに生クリームやフルーツを盛った“アレ”とは、全くの別物です。

凹凸感のある粗鋸目(あらのこめ)仕上げだから「ア・ラ・ノコメ」。

ア・ラ・ノコメ8,480円/m2〜(全6種類)。ナチュラルが売れ筋

粗鋸目とは、海外ではソーイングフィニッシュ(sawing finish)と呼ばれる、ポピュラーな仕上げの一つです。

大判の一枚突き板で作られたフローリングには、木材そのもののようなナチュラルな表情。

丸太をそのまま材木にしたようなザラリとした質感が特徴で、オーク材を用いているのでとても丈夫です。

撫でると、ほどよくザラザラとした質感。注目の西海岸風インテリアにしたいというニーズにもマッチして「ホワイト」も人気があるそう

ちなみに「ア・ラ・ノコメ」という名前に決まるまでは、それほど時間がかからなかったとか。

商品名については社長が直々に命名したり、開発に携わるスタッフ同士が持ち寄った案から決まったり、とさまざまだそうです。

中にはネーミングがどうしても決まらず、リリース直前まで頭をひねらせることもあるとか。

 

3.「ウズック」職人技にうずうず…!?

今までの二つとは趣向が違い、名前の由来が連想しにくい「ウズック」。

実は、江戸時代から伝わる木材加工技術で、木目をくっきりと浮き上がらせる仕上げ方法「浮造り(うづくり)」から命名されました。

ウズック7,980円/m2〜(全3種類)。ペットを買っている家にもぴったり!

美しい木目はもちろん、大判の一枚突き板4ミリの厚単板から生み出されたフローリングはハリがあって実に丈夫。

また凹凸のある浮造りのフローリングは足が触れる面積が狭く、通気性も言うことなし。

夏はさらさら、冬はしっとりとした質感で、素足でもストレスがありません。

いかがでしたか。

名前を手がかりに、商品がもつストーリーをたどるのも家づくりの楽しみのひとつですね。

「サンワカンパニー」にはフローリング以外にも独自のセンスが光るネーミングのアイテムがたくさんあります。次回もお楽しみに!

(撮影 難波雄史)

 

取材協力 サンワカンパニー

【表参道ショールーム】

東京都港区南青山2-26-1 南青山ブライトスクエア 1F・2F

電話番号 03-5775-4763

営業時間 10:00 ~ 18:00

休館日 年末年始、夏期休暇期間