このシリーズでは「え、なにそれ?」と思わず二度見したくなるユニークなネーミングの建材・設備をご紹介していきます。
取材させていただいたのは、1979年創業、大阪に本社をもつ「サンワカンパニー」。
今回ご紹介する収納ユニット、機能面では優等生なのに名前がはっちゃけすぎなんです!
1.ミニマムな暮らしに憧れるなら「ダンシャーリー」

ライター・門上が今回の取材でもっとも印象深かったという「ゲタボックス」
最小限の物だけで生活するミニマリストが続出する昨今。
“断捨離”を心がける以上、どうしても手放したくない、生活に不可欠なものについては、きちんと収納することが大切ですよね。
そんな方にオススメしたいのが、壁を有効活用できる収納ユニット「ダンシャーリー」です。

ダンシャーリー 12,800円/セット~。「まんまやん!」と言うなかれ
クローゼットにパイプや棚板、引き出しを取り付けて自分好みにカスタマイズすることができます。
こんな収納ユニットがあったら、持ち過ぎのリスクも前もって回避できそうですね。
2.デッドスペースにピッタリはまるスマート収納「ピッタラ」
ムダなくきっちり収納したいという方にオススメなのが「ピッタラ」。

ピッタラ 21,400円/台〜 これぞミニマリズム…
「ピッタラ」は、設置したい場所に合わせて、ミリ単位でサイズオーダーできる収納棚。
家づくりの際にこうした収納を造作すると費用がかさんでしまいますが、こちらの「ピッタラ」はとってもリーズナブル。
建築家やデザイナーからのご指名も多いそうです。
棚の縁が細く、シンプルでムダのないシルエットも魅力的です。
3.下駄は入っていないけど…「ゲタボックスプラス」
これまで紹介してきたアイテムからも、「サンワカンパニー」のネーミングへの思い入れをひしひしと感じます。
ですが、筆者がそれをもっとも強く感じたのがこちらの「ゲタボックスプラス」でした。

ゲタボックスプラス 24,400円/台〜。人気の「ゲタボックス」シリーズの最新モデルはデザインもよりシャープに!
ただの靴箱じゃつまらない。でもヒネリすぎても仕方ない。とはいえ、なんとか自分たちらしく!
そう試行錯誤する姿をついつい想像してしまいます。
サイズ展開はもちろん、床置きとフロートの2タイプから選べるのもポイント。
おまけ. 実はあの妖怪がモチーフ?超小型キッチン「コトーネ」
白とステンレスのツートンカラーがスタイリッシュな超小型キッチン「コトーネ」。
一見何の変哲もないシンプルなキッチンです。でも、よくよく聞いてみると……。

コトーネ 32,500円/台〜。コトーネ、コトー…、コット…
実は『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する“一反木綿”からヒントを得たネーミングだそう。
商品名である「コトーネ」の「コト」にコットン(木綿)という意味が込められているのだとか。
深いですね!っていう説明されなかったら絶対に気付かないですよね(笑)。
いかがでしたか。
名前を手がかりに、商品がもつストーリーをたどるのも家づくりの楽しみのひとつですね。
「サンワカンパニー」にはまだまだ独自のセンスが光るネーミングのアイテムがたくさんあります。
次回もお楽しみに!
(撮影 難波雄史)
取材協力 サンワカンパニー
【表参道ショールーム】
東京都港区南青山2-26-1 南青山ブライトスクエア 1F・2F
電話番号 03-5775-4763
営業時間 10:00 ~ 18:00
休館日 年末年始、夏期休暇期間