日光を当てるだけ!ズボラな人でもできる観葉植物「オリーブの木」の育て方
例え狭いアパート暮らしでも、家の中に緑(観葉植物)があると、心が安らぎますね。
筆者は、東京都杉並区のアパートで暮らしていた時代にサボテンすらも枯らしてしまったという、超観葉植物音痴でした。
3年前にバオバブの木(不朽の名作童話「星の王子さま」にも登場するアフリカの巨木……になる前の小さな鉢植えの木)を枯らしてしまって以来、家の中では植物の育成を諦めていたのですが……2年前の秋にコメリに行って偶然見つけた「オリーブの木」。
オリーブと聞いて思い浮かぶのは、オリーブ油にオリーブの実、そしてパスタ。
おお、イタリア!
植物栽培のシーズンが終わる秋だったので、お値段は半額で1,000円ちょっと。
またまた、またまた枯らすかもしれないと思いつつ、車の助手席に乗せて家に持ち帰りました。
これが、当たりでした。
ブラーヴォ(Bravo/素晴らしい)!
なにが良いかというと、水を毎日あげなくてもいい!
とりあえず太陽の光に当てとけばオッケー!!
育ったらオリーブの実が獲れる!!!
ブラビッシモ(Bravissimo/とても素っ晴らしい)!

我が家のオリーブの木(2品種)

オリーブの葉は、旧約聖書の「ノアの方舟」に出てきたり、国連のマークに使われていたり。「平和の象徴」だそうです
本当に適当に水をあげておけば育つのか!?をネットで検索
本当に、適当に水をあげておけば育つのか!?
リメンバー サボテン(全然関係ないけど、ディズニー/ピクサーのアニメ映画「リメンバー・ミー」は泣けましたよ)。
ということで、ネットで検索してみました。

日本の一般家庭でオリーブを愛でている人はあまりいないんじゃないかと思っていましたけど、「オリーブ」の検索ヒット数を見るとそうでもなさそうです(2千万件くらいある)
ネットで調べてみると、オリーブの発祥地は地中海沿岸部。
なかでも古代ギリシャは、紀元前700年頃からオリーブの栽培で国力を蓄え、繁栄していったそうです。
当時オリーブは希少で、紀元前5世紀頃には「アテナイ(ギリシャの古都アテネの古名)を除き、世界のどこにもオリーブの木は存在しない」と記述されているとのことですよ。
なんだギリシャかよ!
地中海つながりで、イタリアにもオリーブ栽培が広がったんですね。
オリーブの収穫量はスペインが1位でイタリアが2位、ギリシャが3位のようですが、オリーブの消費量はイタリアが1位。
なんだ、やっぱりイタリアかよ!
育て方は…太陽の光に当てておけば大丈夫!
ネットでオリーブの育て方を検索するとたくさんあり、特に出典は記載いたしませんが、「とりあえず太陽の光に当てとけばオッケー!!」でした。
ほかにも、夏場の直射日光は避けるとか、風通しのよい場所に植木鉢を置くなどと細かいことが書かれています。
水やりに関しても、乾燥に強い植物なので、土の表面が乾いたらたっぷり水をあげておくと良いらしい。
害虫も、比較的つきにくいとのことです。
家の外に置いておくと、あやしい虫がたかりそうなので、筆者は屋内の窓際に置いております。
東北地方の冬に耐えるオリーブの幼木は今のところなく、外に植えることができないため、室内栽培しか手段はないです。

オリーブのメンテナンスには、専用の肥料が、面倒な作業がなくていいです

タブレットを1個置いて、たまに水をかけるだけ
一方、花を咲かせたりオリーブの実がなるには、少々手間がかかりそう。
自家製オリーブ油をつくるのは、当分先のような気がします。
ちなみにオリーブの木には400年以上生きるものがあるそうで、順調に育てば、たぶん筆者は先に逝ってると思います。
世界中で栽培されているオリーブの品種は1200~1300以上!
日本では、香川県の小豆島(しょうどしま)と岡山県の牛窓町(うしまどちょう)がオリーブの2大生産地。
その品種は60種類ほどとか。
オリーブの木はネットショップでも購入できますが、1万円くらいするみたいです。
となれば、季節外れのホームセンターで買う方が断然安いと思いますよ~。
ズボラだけど観葉植物が欲し~いという方には、今のところ筆者が枯らしていない唯一のもの「オリーブ」が一番のおススメです。
それでは日刊Sumaiの読者の皆さま、Buon Anno !