個性的な家を手掛ける人気建築家も認めた!「バーチカルブラインド」の魅力
みなさんは窓まわりに何を取りつけていますか?
カーテン、ブラインド、ロールスクリーン……。
窓の装飾を「ウィンドウトリートメント」というそうですが、最近はいろいろな種類があって、どれをつけようか迷ってしまいますよね。
なかでも「窓まわりがスッキリする」と人気の高いブラインドに、縦型があるって知っていましたか?
それが「バーチカルブラインド」。
モダンな印象でデザイン性が高く、優しい光を取り込める「バーチカルブラインド」は、人気のアイテムなんです。
「住まいの設計」にも登場していて、ご自宅にも「バーチカルブラインド」を取り入れている建築家の中村高淑さんに、その魅力と使い勝手についてお話を伺いました。

建築家の中村高淑さんと妻の直子さん
モダンなデザインの良さだけでなく、使い勝手もいい「バーチカルブラインド」

規則正しい縦のラインが美しいバーチカルブラインドは、モダンでスタイリッシュな印象
「バーチカルブラインド」とは、帯状のルーバーを縦方向に並べたブラインドのことです。
オフィスや病院などで見たことがある方も多いかもしれません。
そのデザイン性の高さや使い勝手のよさから、住宅用にもさまざまな色柄の商品がラインアップされています。
早速、中村さんにそのメリットを聞いてみましょう。
中村高淑さん
「私の手がける住宅は、モダンでシンプルなものが多いので、バーチカルブラインドはよく施主さんにオススメしている商品なんですが、まずはデザイン性が高い。規則正しい縦のラインがモダンでスタイリッシュな印象を与えます。
また、縦のラインが強調されることで天井を高く見せる効果も。

窓に囲まれたこの空間に、優しい光を取り込むバーチカルブラインド
使い勝手もいいんですよ。
カーテンは開閉の時に横に移動する必要がありますが、これは横型のブラインドと同様に、その場で紐を操作するだけ。
また、ウォッシャブル生地なら汚れたルーバーだけ外して洗えるし、ダメージが大きかったらそのルーバーを交換することができる。埃もつきにくい。

大開口窓でも移動することなく、ルーバーの開閉と回転操作が可能
1本のレールに不透明生地とレース生地を並べた「センターレーススタイル」なら、奥行きコンパクトに納められ、視覚的にも物理的にも圧迫感がないんです」

ルーバーをどの角度に回転させてもレース生地でプライバシーを確保できるニチベイ独自の「センターレーススタイル」
中村さんのポイントをまとめると、以下になります。
- デザイン性が高い
- 空間を広く見せる効果がある
- 汚れた部分だけを取り外して洗ったり、交換することができる
- 埃がつきにくい
- 操作性が高い
- 取付けに必要な奥行きがコンパクト
これだけメリットがあると、自分の家にも欲しくなりますね!
遮熱生地やミラーセンターレースも。バリエーションも豊富な「バーチカルブラインド」
このように、いいことずくめの「バーチカルブラインド」。
でも一方で、ルーバーを吊り下げるという構造から、風に大きく煽られることがあります。
そういった“あばれ”を防ぐために、下部を糸でつないであるタイプもあります。

ニチベイの「センターレーススタイル」は下部ウェイトもスッキリとした印象
色や生地の質感、省エネ効果が見込める遮熱生地や、より光の拡散効果が高い「ミラーセンターレース」など、バリエーションが豊富なのもうれしいところです。

中村邸の外観。外に張り出した2階の出窓にバーチカルブラインドを取りつけた
この記事で紹介している「センターレーススタイル」は、不透明生地とレース生地を交互に配置することで、視線を遮りつつ柔らかな光を採り入れることができるものです。
レース生地がない「シングルスタイル」と比べればコストはかかりますが、バーチカルブラインドならニチベイの「センターレーススタイル」と、指名買いも多いそうです。
レースが光を拡散し、品のよい空間に演出できる!
最近、中村さんは通常のバーチカルブラインドからニチベイの「センターレーススタイル」に替えたばかりだとか。
中村さん、使い心地はいかがですか?

レース生地は、裁ち目がほつれないよう独自の技術で仕立てている
中村高淑さん
「レースが加わったことで、空間の質がぐっと上がりましたね。
今までは、光が直接“バキッ”と入る感じだったんですが、均質な光が部屋に入ってくるので、ベールをかけたような柔らかい明るさになって、空間が上品になったんです」

レースから漏れる柔らかく均質な光で、空間の品がよくなった、と中村さん
使用しているのは、バーチカルブラインドにセンターレースを初めて取り入れた老舗ブラインドメーカー・ニチベイの「ソーラーV センターレーススタイル」という商品です。
一般住宅向けのバーチカルブラインド「アルペジオ」に対し、広幅や大きな面積に対応できるのだとか。
中村さんのご自宅は、間口が2.77m、奥行きが11.7mあり、キッチンがある2階には腰窓がL字型に広がる大開口があります。
そこにきれいに並んだ縦ストライプのブラインド。確かにスタイリッシュという言葉がピッタリくる空間です。

不透明生地とレース生地を交互に配置した「ソーラーV センターレーススタイル」
中村高淑さん
「この部屋はこれだけの大開口なので、日当たりもいいけど西日がきついんです。バーチカルブラインドだと日が動くのに合わせて角度を細かく調整していけば、西日も遮りいつでもちょうどいい光を取り込むことができます。
また、バーチカルブラインドは下部にウエイトがついているんですが、ニチベイの商品はこのウエイト部分の仕立てがきれいで、よりスタイリッシュに見えますね」
このように語る中村さん。

直子さんのアトリエは、「ソーラーV センターレーススタイル」をつけたことで隣家の目線が気にならなくなった
また、キッチンの奥には陶芸家である奥様・直子さんのアトリエが。直子さんにも感想を聞いてみると、
中村直子さん
「アトリエの前はちょうど隣家の窓。これまでは目が合ってしまうのが嫌でブラインドをずっと閉めっ放しにしていたんですよ。
でも、レースつきのブラインドになったことで視線が気にならなくなった。
部屋を明るく使えるようになったので、作業机の位置を窓に向けるようにレイアウト変更して、気分転換しました。新しいブラインドになってまだ5日しか経っていないんですが、
アトリエにソファでも置いて第2のリビングみたいに使いたいなって思うようになりました」
と満足そう。
中村高淑さん
「窓は面積が広いので、部屋の印象を大きく左右する。そういう意味では、ウィンドウトリートメントは壁紙を貼り変えるよりも簡単に模様替えができるアイテムなんです。
スタイリッシュな空間づくりを目指すなら、バーチカルブラインドを取り入れてみるのもオススメですよ」
と中村さんは教えてくれました。
いかがでしたか。
中村さんが使用しているバーチカルブラインドは実用性もさることながら、デザイン性も優れているアイテムです。
興味を持たれた方は、ニチベイのバーチカルブラインド「ソーラーV」と「アルペジオ」をチェックしてみてはいかがでしょう。
【建築家プロフィール】
中村高淑(たかよし)さん
1968年東京生まれ。’92年多摩美術大学美術学部建築科卒業。2001年デザインコラボレーショングループ「unit-H」を共同設立。実家が内装材を扱う仕事をしていたため、内装について特に造詣が深い。http://www.unit-h.com
撮影/山田耕司(扶桑社)
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