家づくり

吉原 久美子吉原 久美子

料理も入浴も庭で!「自然と共に過ごす庭」があるドイツ人カップルの家

ギャッツとバルバラの家

友人でスペインの村に住むのカップル、ギャッツとバルバラ。ギャッツは今では退職していますが、まだ仕事をしていた頃にスペインに家を買ったとか。
ギャッツは大学では建築を学びましたが、広告会社に就職しました。1970年代の建築の主流は、無機質な四角い建物だったこともあり、建築の仕事にあまり興味が持てなかったようです。それでも好みの家を作ってみたいという気持ちが強くなり、古い家を購入しては、少しずつ自分好みに作り変えていきました。細い道の向こうにタイルの床を施した家が見えます。それがギャッツとバルバラの家です。
今回は、そんな素敵な彼らの家をご紹介します。

玄関から入るといきなりお風呂!? その先には庭が広がる

ギャッツとバルバラの家

お風呂場にいきなり入ったわけではありません。玄関から入って、まっすぐ歩くとお風呂場になるのです。お風呂場には、壁もなく、窓からは庭が見えます。

ギャッツとバルバラの家

庭に行くための出口、そして階段が見えますね。日本の露天風呂を意識しているのだそうです。

ギャッツとバルバラの家

階段を上がると庭。ギャッツとバルバラの家は、3軒の田舎家を合体して作られています。この庭も3軒分の「ジャガイモ畑」が一緒になっているのです。
お風呂から上がってすぐに、テーブルに座って寛ぐのだそうです。朝風呂が好きなので、お風呂の後で朝食をとるのもここです。

究極のアウトドアキッチン!冬以外、料理は庭で

ギャッツとバルバラの家

「夏は家の中のお台所は使わないの」とバルバラ。夏の長いスペイン。ドイツ人のバルバラにとっては、春も秋も「夏」。気温が20度を超えたら料理は庭でするそうです。
そういえば、11月にお邪魔すると、夏の最後のトマトを使ってトマトソースを作っていました。ハウスもののトマトは絶対に使わない主義で、いつもナチュラルなものだけを食べるようにしているそうです。

ギャッツとバルバラの家

写真上の奥に見える白い建物が母屋です。入るとすぐにキッチンがあるので、庭で料理を作っていても必要なものはすぐに取りにいけます。手前に白い花がたくさん咲いていますが、これは、玉ねぎの野生種で、鳥たちが種を持ってきたもの。
鳥が運んできた植物もたくさんあり、花だけではなく、イチジクの木も生えていて、甘いイチジクもたくさん食べられます。

ギャッツとバルバラの家

お昼ご飯はこちらのテーブルで。日差しが強いので屋根が必要です。風通しもいいので、涼しくランチタイムを過ごせます。

オーガニックな生活ができる施しも充実

ギャッツとバルバラの家

ちょっと見えにくいのですが、小さな滝を作っています。もちろん常に水が落ちているわけではなく、夏の間だけ。食事の時に水が落ちてくると涼しく感じるから。

ギャッツとバルバラの家

上の写真は有機肥料製造場。抜いた草や切った枝や葉っぱが少しずつ腐葉土に変化していきます。

ギャッツとバルバラの家

できあがった土をふるいにかけて撒くだけで、どの植物も元気です。

ヨーロッパ人が家を選ぶときの最大のポイントは景色!

ギャッツとバルバラの家

ヨーロッパの人たちが家を選ぶときの最大のポイントは窓からの景色です。もちろん庭も大切なポイント。庭ではリラックスしたいから外から見られたくないと言うのは普通ですが、だからといって周りをぐるりと囲んでしまったら息苦しくなります。
オープンでありながら、ちゃんとプライバシーを守れることが大切。そういう意味でも、この庭はとても理想的です。

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