介護職員は見た!「トイレ掃除」の注意点4つ

ひょっとして食事しながら記事を読んでいる方、大変失礼いたします。

今回は介護施設におけるトイレ掃除のお話です。

トイレ

 

介護施設に学ぶ「トイレ掃除」

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一般家庭のトイレに比べて、「介護施設の共用トイレ」は恐ろしく汚れます。

トイレ介助の際、ズボンを下ろすか下ろさないかのうちに排尿してしまうおばあちゃん(注:介護施設(介護の現場)においては、「おじいちゃん」「おばあちゃん」「お年寄り」と一般的な呼び方を使わず、「ご利用者」「ご入居者様」などと言います)。

何度お願いしても立ちションし、マト(便器)を大きく外れて床を汚してしまうおじいちゃん。

そして最悪なのが、大きい方が間に合わずに、ズボンの裾から漏れてしまうケース。

かようにトイレの床は日々汚染されております。

余談になりますが、介護施設で共用トイレを見ると、そこで行われている介護の質のレベルがどれほどのものか、なんとなく想像できてしまいます。

介護の現場では、利用者のちょっとした体調の変化を見逃さない「気づき」の能力が必要とされますから、経験の浅い職員や日頃から何事にも無頓着な職員が多いと、トイレや廊下などあちこちの汚れが気にならない。

それに、人手不足で掃除まで手が回らない=職員の数が少ないので、十分なケアが行われていない可能性が高い、というワケです(※個人の感想です)。

さて、毎日ひどく汚れてしまうトイレですから、当然毎日の掃除はかかせません。

そして、時々(汚れが気になったら)は「ここまでやるの?」という部分まで掃除します。

そんな「介護施設でのトイレ掃除」で注意しているポイントを3つ紹介しましょう。

 

ポイント1.便座と便器の狭間

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あまりにも汚すぎるので、写真にモザイクをかけました

便座は、機種にもよりますが、便座横にあるポッチを押しながら手前に引くと、簡単に外すことができます。

この便座と便器の隙間には、ホコリや尿が溜まっているので、スプレーでアルコールを吹いて、使い捨てのハンドペーパーなどで汚れをキレイに拭き取ります。

ご家庭の水洗トイレの便座も、思いの外汚れているかもしれませんよ。

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施設のトイレはLIXIL(リクシル)製。便座の横に長方形のポッチがあり、そこを押しながら手前に引くと便座が外れました

 

ポイント2.ウォシュレット収納部部分

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ウォシュレットのノズル格納場所付近も、けっこう汚れています。特に装置の下側には黒カビが付いていることが多し

不使用時はフタが閉まって見えない「ウォシュレットのノズル」。

機種によっては「ノズルを掃除する」ボタンを押すと、ノズルヘッドがにょろっとケースから出てきて、自動的に水が溢れて洗浄する様を見ることができるでしょう。

その際、黒カビや茶色いアレが結構こびり付いているのがわかるハズ。

ここにはトイレ用洗剤を吹きかけて、ブラシを優しく当てる作業が必要です。

こびり付いているブツは、自動洗浄くらいでは落ちません。

自動洗浄機能がなかったりノズルが出てこないタイプは、収納されているケースのフタを手動で開けて洗剤を吹きかけ、先が細くなっているブラシ(100均ショップで買えます)で気が済むまでこすります。

 

ポイント3.便器と床の狭間

本日のメインイベント!のような部分が便器と床の狭間です。

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一見キレイに見えますよね? フォトショップ(画像処理ソフト)で汚れ部分を消しています

はねた尿や便失禁による汚物が便器とトイレ床の狭小隙間に入り込み、恐ろしいことになっているのです。

初見だと、絶対に「おえっ!」とえずくことでしょう。

この部分をキレイにするには、多少の労力が必要。

まずは、水洗の元栓を閉めてタンクの水を抜きます。

次に前方と後方の便器止ネジ(前1か所、後ろ2か所が相場)を外します。

3か所のネジを外したら便器を軽く持ち上げながら、トイレ床と便器の底部に洗剤を吹きかけ、面積が広いブラシでこすります。

汚れをハンドペーパーで拭き取り、アルコールを吹きかけて消毒します。

雑巾は使ったら洗わないといけないので、お掃除用の不織布や使い捨てのペーパーで拭いたほうが、使ったら捨てるだけなので、超ラクですよ。

便座を床に戻して前方のネジをはめる時、ずれるとハメづらいので前もってテープなどで便器の位置決めをしておくといいかもしれません。

数ミリずれただけでも、ネジがはまらない場合があります。

掃除が終わったら、元栓を開けてタンクに水を貯めるのをお忘れなく!

 

以上、介護施設のトイレ掃除の現場からでした。

男子諸君が立ちションする傾向のあるご家庭では、便器と床の間が汚れている可能性がありますね。

一度、ネジを外して便器をずらしてみてください。

ただし、自己責任で、よろしくお願いいたします!