大家さんと聞くと、ほうきを片手にマンションやアパートの入り口を掃除している姿を思い浮かべませんか?
のんびり悠々自適な暮らしをしているイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実際はとても忙しく、ときには大変な仕事をこなさなければならないこともあるようです。
実際に大家さんをしているアサクラさんの連載記事【なんでも大家日記@世田谷】では、そんな知られざる大家さんの姿を垣間見ることができます。
日刊Sumaiの過去の記事の中から、特に反響が高かった3本をまとめてご紹介します!
朝から夜まで大家さんは大忙し!
大家さんって、実際なにをしているの?【なんでも大家日記@世田谷】

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東京・世田谷で賃貸マンションの経営管理を行っている、「なんでも大家さん」ことアサクラさん。
アサクラさんの一日のタイムスケジュールは、朝の9時から夜の10時まで予定がびっしりでした!
仕事の内容は、
- 銀行での家賃入金確認
- 宅配ボックスの管理
- 空室のリノベーションのための打ち合わせ
- 顧問税理士さんとの打ち合わせ
- 工事のクレーム対応
- カギを忘れた入居者さんの部屋の開錠
- 預かっていた入居者さんの荷物の受け渡し
- 廊下の電球の取り換え
と、まさになんでもありです。

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大家さんの仕事は「賃貸物件の経営管理」とひとくくりにされますが、実際の業務は、経理、事務、総務、受け付け、お客様窓口と、多岐にわたります。
「できることはなんでもやったほうが経費の削減になるし、いろいろ勉強にもなるし、わりと楽しい」とアサクラさん。
「なんでも大家さん」というネーミングの由来は、このあたりにあるようです。
大家さんを困らせるモンスター入居者がいた!
スズメバチが原因で漏水!? 管理人は辛いよ…【なんでも大家日記@世田谷】

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大家さんは、管理する賃貸物件でトラブルがあったら、すぐさま対処しなければなりません。
ただし、管理を別の会社に委託している場合は、大家さんではなく、管理会社が対処します。
賃貸物件で暮らす場合は、トラブルが発生したとき、大家さんに相談すればよいのか、それとも別の管理会社に相談すべきなのか、あらかじめ確認しておくことが大切です。

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しかし、時には予想外の出来事が起こることも……。
こちらの記事では、大家さんにスズメバチ退治を押し付け、夜中に大騒ぎした、とある「モンスター入居者」のお話を紹介しています。
「なんでも大家さんがするべき」といった入居者側の思い込みが、ときには迷惑行為につながることもあるということを考えさせられてしまいます。
貸し主、借り主の双方にとって大切な内見
賃貸物件は万人ウケする必要なし!? 大家が内見に立ち会う理由【なんでも大家日記@世田谷】

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理不尽な要求をする「モンスター入居者」は、大家さんにとってできれば避けたいところです。
入居を希望する方がどんな人なのか知るために、大家さんが内見に立ち会うこともあるのだそうです。
内見に大家さんがついてくるような、貸し主と借り主の距離が近い物件を、「なんだか面倒くさい」と感じる人もいれば、「安心感がある」と思う人もいます。

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受けとめ方や感じ方は、人それぞれ。
アサクラさんは、万人受けする物件である必要はないと言い切ります。
確かに、フィーリングが合った物件を選んで住む方が、大家さんにとっても入居者にとっても、満足度が高くなりそうです。
自分にとってベストな物件選びとなるように、もし内見の際に大家さんがいたら、積極的に話をしてみるとよいかもしれません。