しんどい「ワンオペ育児」のストレスを減らす方法3つ
30代の子持ち男性を中心に浸透している「イクメン」という言葉がありますよね。
夫に、すきま時間にサクッと家事や子どもの送迎などをやってもらうのは、妻の負担も減り、何かと助かりますよね。
その一方で、夫の仕事が忙しく帰りが遅い、かつ実家のサポートがほとんど受けられず、ほとんどの育児を妻が担う「ワンオペ育児」陥っているケースもあります。
今回はワンオペ育児のストレスを減らす方法について、先輩ママとしてのアドバイスをお話ししたいと思います。

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最近やたら耳にする「ワンオペ育児」って知ってる?

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「ワンオペ育児」とは、妻が夫や実家などのサポートなしで子どものお世話を一人で担っている育児のことです。
工場や飲食店などの現場を一人で担う様子と、妻だけが育児をしている様子とが似ていることからきているネーミングのようです。
ひと昔前は「家族の枠をこえて地域で街の子どもを育てる」というスタンスでしたが、核家族化と共働き家族の増加によって近所付き合いが希薄になっています。
それに伴い、妻1人で育児を抱えてしまう傾向となります。
こうしたライフスタイルによって、妻にストレスが生じる可能性が高くなります。
特に年齢が近い乳幼児の兄弟姉妹が2人以上いる世帯は、必然的に妻に負担がのしかかるのが現状です。
ワンオペ育児経験者の私が、実体験に基づいたストレスを減らす方法3つについてご紹介します。
方法1.夫の返信がなくてもOK!LINEなどで家や学校のことをこまめに報告

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国が「働き方革命」を推進しているといっても、すべての働く人のワークスタイルが改善されたとは言い難く、やはり一家の大黒柱であり、働き盛りの夫は、仕事が忙しいのが現状かもしれません。
夫の仕事が忙しい場合は、子どもの様子(例:テストで100点をとった、リレーの選手になった、病気になった…など)をLINEなどで早めに報告する習慣をつけると良いでしょう。
そうすることで夫も子どもの様子が把握できるので、家のことに関心を抱くきっかけになりますし、子どもの成長を共有できると思います。
夫からの返信がなくても、既読スルーでも、妻が子どもや家のことを報告し続ければ、何かのときに助けてくれるかもしれません。
また夫に発信することで、自身のストレスが次第に減るかもしれません。
方法2.定期的に妻の「自分」時間をつくる

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実家から遠い場所に暮らしていると、乳幼児の子どもを抱える妻にとって、「自分」の時間をつくることは難しいことです。
けれども妻が、夫の家にいる日や時間帯を把握し、先手必勝で自分が一人になる時間を設けることをオススメします。
妻がストレスを抱えて育児をするのは、子どもにダメージを与えるのは言うまでもありません。
心身のリフレッシュのためにも、「自分」の時間をつくるよう努めましょう。
方法3.夫婦それぞれの得意分野を生かす

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夫婦で価値観や人生観が同じでも、それぞれ得意とする分野は違いがあると思います。
夫の得意分野を洗い出し、分担してもらうのもオススメです。
例えば、夫がクルマの運転が得意なら休日の買い物や子どもの送迎をお願いする、キャッチボールの相手をしてもらう……など、役割を与えると妻のストレスも軽減されるかもしれません。

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私には高校生と中学生の子どもがいます。
子供たちが乳幼児だったころは、平日のほとんどは自分一人で育児をしていました。
その当時、ワンオペ育児のストレスが少なからずあったので、1人で抱え込まないよう夫に家の様子を連絡、「自分」時間を作る、夫婦で得意分野を分担するよう意識しました。
私自身、この3つのことを実践することで、育児でストレスがあった場合でも前向きに捉えることができました。
ワンオペ育児でお悩みの方、これらを実践することでご自身のストレスを減らすよう努めて下さいね!