「クール便」の鮮度を損なわずに送る・受け取る方法【キャリア14年・元宅配ドライバーに聞く】

クール便を送る時に一番気を使うのは、いかに鮮度を保ったままに相手方に届くかです。

その鮮度を保つためには、どのような方法で送ればいいのか。どのような箱にどのように詰めるのがベストなのでしょうか。
クール便の鮮度を損なわずに送る、受け取る方法を紹介します。

クール便に発泡スチロールが向かない理由

発泡スチロール

KY / PIXTA(ピクスタ)

よく発泡スチロールの箱を使ってをクール便が送られてくることがありますが、あまりオススメできません。

元々、発泡スチロールは外気の温度を遮断し、中の温度を漏らさないものであり、外から冷やしても効果はありませんし、中の保冷剤も日持ちがしません。

通気性がよい素材の箱に入れる方がベター。例えばダンボール箱に穴を開けて冷気が循環できれば鮮度は保てます。

冷気でシナシナになってしまう包装紙などでそのまま出すのは控えた方がいいでしょう。

 

クールバックに入れやすい小さい箱で送るのがベスト

小さめの箱

freeangle / PIXTA(ピクスタ)

クール便の荷物が大き過ぎてクールバックに収まりきれないということがたまにあります。

そういった場合、荷物をクールバックに無理やり押し込んだ結果、箱が潰れたり、蓋が閉まらずにクールバックの機能を低下させてしまう結果につながります。

クール便を送る際には、出来れば小分けにして小さい箱で送ることをオススメします。

ドライバーがクールバックに入れやすく、また営業所の冷蔵・冷凍庫でも保管しやすいからです。

 

保冷剤をしっかりと詰めて常温で送る手も

どうしても小さい箱では収まりきらないものや小分けにしたくない荷物は、常温であれば威力を発揮する発泡スチロールの箱をオススメします。

しっかりと保冷剤などを入れ、完全密封の状態にしてクール便ではなく通常の荷物として送ります。

ただし保冷剤の効果がなくなったら、あっと言う間に品質は急降下です。

宅配

freeangle / PIXTA(ピクスタ)

ですので遠方から送る場合(翌日指定が出来ない地域)は、サービスレベルを確認する必要があります。

この場合、通常の荷物として送るのでクール料金もかからず、荷物の大きさもクール便サイズのような制限を受けず、クール便では受けられない通常のサービスも利用可能です。

また、当然ですが他のクール便の荷物との混載で運ばれますので、上に物が乗る前提で中身を詰めた方が得策です。

※あくまでも現場の宅配ドライバーの見解なので、より専門的な肉や野菜などの保存の方法は専門業者の意見を参考にしてください。

 

時間指定は直射日光を避けられる夜がオススメ

夜

てぃらいみ / PIXTA(ピクスタ)

クール便の品質を損なわずに受け取るには、時間指定を活用することです(荷物を出す側にも言えることです)

時間指定があればドライバーはむやみに外に持ち出すことはありません。

外気に触れることもなく営業所の貯蔵庫に指定時間まで保管され、品質が維持されます。

時間指定がないと、在宅しているかどうか分からない荷物を持ち出すことになるため、外気に触れる時間が増え、品質が落ちる可能性があります。

可能であれば、直射日光を避けられる夜の時間の指定をお勧めします。

宅配便

mits / PIXTA(ピクスタ)

当然のことですが、荷物を出す人と受け取る人、お互い意思の疎通が取れていることが一番大切です。

宅配業者には、不在通知サービスやメンバーズなど様々なサービスがありますので、それらをフル活用すればよりよい宅配ライフを送れるかもしれません。

お互い受け渡しの時に、「冷たくて気持ちいい!」の言葉が聞ければ最高ですね。