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新宿に建売住宅の値段で注文住宅を建てて住んでいます

シロアリこわい【新宿に建売住宅の値段で注文住宅を建てて住んでいます】

こんにちは。新宿に注文住宅を建てて暮らしている鳥と申します。

勝手に決められている「標準」内での設計、鳥の言いなりの間取り、目を疑うダサさを誇る外観図に、とうてい満足できるはずもない鳥夫婦。

そしてコンサルさんの指示通り、断熱・シロアリ対策についても確認したのですが……。

断熱について問う

鳥

コンサルさんから「断熱工法を教えてもらってください」との指示を受け、保奈美さん(40代半ばだと思われる女性設計士さん)に質問してみました。

すると「グラスウール(重さ10kg・厚み75mm)を壁面に敷き詰める予定です」とのご回答。

断熱材については主義主張によって評価が変わり、どれが優れているのかは一概に言えないようですね。

ただいずれにしろR社の「グラスウール(重さ10kg・厚み75mm)」という選択は、「それが最も断熱性能に優れている」からではなく「最低限の性能を確保するための選択」だろうと思いました。耐震等級と同じく。

保奈美さんに一応「断熱性能についても気がかりなのですが……」と伝えたのですが、「まあー、でも昔に比べれば、今の家は暖かいですよ」という返答だけ……。

鳥

ちなみに今回の施工業者に決まっているT社は、「Tハウス」という高気密高断熱工法をウリにしている工務店でした。

だったらそのご自慢のTハウス仕様で建ててくれれば良いものを、今回の仕様はそうはなっていない。

保奈美さんに「Tハウス仕様にしてほしい」と頼んだところ、「Tハウスそのものは無理だが(理由はおそらく保奈美さんが設計できないため)、せめて断熱材はグラスウールからTハウス用の断熱材に変えてくれる」とのこと。

も・ち・ろ・ん、オプションで。

見積もり

なんかさ、コンサルさんのアドバイス通り、「自分たちの要望をぶつけて、できる限り良い家にしていただく」べく対応してもらっても、根本的なツギハギ感が否めないのよね……。

ジップアップのフリースを作るお店に行って、「ジップアップのフリースなんて嫌よ!」「フリース生地ではなくダウン生地に変えて!」「裾はロングに伸ばして!」と要望をぶつけて、無理やり仕立てさせているみたいな……。

フリース用の型紙なのにダウン生地に変えてしまってズレは出ないのか?

ロング丈に伸ばすのにジップアップのままで良いのか?

だったら、はなからオーダーメイドのお店に注文した方がスムーズに仕立ててもらえますよね?

まさにニーズと合わないお店に行ってしまったということです……。

 

シロアリ被害の実体験

鳥

またコンサルさんから、シロアリ対策についても確認するよう指示がありました。

ちなみに、鳥の実家はRC造なのですが、築10年ぐらい経った頃だったかしら……、

突然、階段の踊り場に大量の羽蟻が出現しました!

第一発見者はまだ若かりし頃の鳥だったのですが、いつものごとく無防備な心持ちで階段を駆け上がったところ……、

羽アリ

Tevarak / PIXTA(ピクスタ)

この突然目の前に現れた「本能が拒絶する光景」に、

「ヒィッ!」

と短い悲鳴をあげました(「キャーッ」という悲鳴って、現実には出ないですよね)。

それから毎年、春になると、律儀に階段の踊り場から出現するようになった羽蟻たち。

あいつら、風の強い日に出てくるんですよね……。

きっと風に乗って、明るい未来へと旅立っていくつもりなんでしょう。

最初は怯えまくっていた鳥も鳥姉も、いつしか春の風物詩として慣れてしまい、羽蟻が出ても無言でキンチョールだの掃除機だので処理するようになりました。

ちなみに今ではもう羽蟻は出ていないようです。

RC造りでも断熱材の種類によっては喰われることがあるとのこと。

もう羽蟻は鳥実家の断熱材を喰い終わったのかもしれません。

 

シロアリの大好物「ホワイトウッド」が柱に!?

さて、このような実体験があるために、鳥は人一倍シロアリを怖れていました。

やっと見せてもらえた詳細仕様書によると、構造材の仕様は以下のようなものでした。

仕様書

コンサルさん曰く、この通し柱・隅柱・管柱に採用されている「WW」とは「ホワイトウッド」のことらしいのですが……

なんとこのホワイトウッドは腐朽菌にも弱い上に、シロアリの大好物とのこと!

(ホワイトウッドの産地はシロアリの生息していない北欧)

にもかかわらず、国産の木材に比べて安価ゆえ、コストダウンのために数多く流通しているとのこと。

R社もさすがに土台にまで採用することはしていませんが、「シロアリの大好物が柱に使われる家」なんて知ってしまった鳥夫婦の気持ちは、あえて書かなくてもわかっていただけますよね……。