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なんでも大家日記@世田谷

ワークショップで失敗して分かった!輸入壁紙の貼り方のコツ【なんでも大家日記@世田谷】

前回に引き続き、輸入壁紙専門店WALPAのリポートをお届けします。

今回は、WALPAが主催するワークショップ「はじめての輸入壁紙貼り方教室」に参加。

実際に貼ってみて(失敗して)実感した「輸入壁紙の貼り方のコツ」をまとめてみたいと思います。

輸入壁紙の貼り方の基本をご紹介

ワークショップは「講師による見本説明」と「壁紙貼り体験」の2部構成です。

実技に入る前に、目の前でお手本を見ながら基本的な流れを学べます。

前回もご説明したとおり、輸入壁紙の多くはフリース製。壁にノリを塗って貼りつけるだけで簡単に施工できます。

では、大まかに作業の流れをまとめてみましょう。

 

1. ローラーで壁にノリを塗る

ローラーで壁にノリを塗る

壁紙の幅よりやや広めに塗りましょう。端の部分にはハケを使って塗ります。

 

2. 壁紙を貼りつける

壁紙を貼りつける

上下に5cmほどはみ出して貼っておきます(あとでカットするため)。

 

3. 撫でハケで空気を抜く

撫でハケで空気を抜く

まず真ん中を横方向に、次に縦方向に伸ばして空気を抜きます。

 

4. 竹ベラでクセをつける

竹ベラでクセをつける

カットするラインを竹ベラの先でなぞり、クセをつけます。

 

5. カッターで切断する

クロスの施工

地ベラをガイドにしながら壁紙をカットします。

 

6. ジョイントローラーをかける(2枚目以降)

ジョイントローラーをかける

壁紙の継ぎ目にジョイントローラーをかけて継ぎ目を消します。

基本的には、これのくり返しです。

もちろん要所要所で細かいコツはあるのですが、そのへんはWALPAのホームページでも動画などで説明されていますので、そちらに譲るとして、ここからは僕が自分で体験してみて、失敗した反省点をまとめます。

 

失敗してわかったコツ1. カッターの向きに注意!

こちらは僕が貼った壁紙。

カッターの向きに注意

壁紙と天井(下の柱)のあいだにすきまができ、白い壁の下地が見えてしまっています。

カッターで余分な壁紙を切るところで起きた失敗です。ポイントは、カッターの向き。図で説明しましょう。

カッターの向きに注意

カッターの刃を壁に対して立ててしまうと、どうしても天井から隙間ができてしまうのです。正しい向きはこちら。

カッターの向きに注意

カッターの刃をなるべく天井に対して立てるようにして切れば、隙間ができません。

天井付近での施工は脚立に乗っての作業となるため、どうしても足下に気をとられてしまいがちなので、集中して作業しましょう。

また、常にカッターの切れ味を保つために、まめに刃を折ることも大事だそうです。

刃が鈍ると、切りあとがギザギザになってしまいますのでご注意を。

 

失敗してわかったコツ2. ノリはしっかり塗ろう!

柄合わせ

ある程度幅のある場所に壁紙を貼ろうとすると、横に2列、3列と壁紙を隣り合わせて貼っていくことになります。

そこでポイントとなるのが、柄合わせです。

輸入壁紙にはインパクトのある大きめの柄が多いので、ここで失敗するとショックは大きいです。

「耳」と呼ばれる余白がついている国産の壁紙にくらべ、輸入壁紙は柄を合わせながら隣に直接貼れるので、比較的かんたんなはずなのですが……。

柄合わせ

僕が貼った壁紙は、継ぎ目がうっすら見える残念な仕上がりに……。

初めての作業で基本的な流れに気を取られ、細かいコツをおろそかにしてしまったせいでした。

原因のひとつは、壁に塗ったノリの量が少なかったこと。

指でなぞって跡が残るくらいの量が適量

この写真のように、指でなぞって跡が残るくらいの量が適量です。

ノリは透明なので、油断すると薄くなったり塗り残しが出たりしてしまいます。

特に端の部分の塗りが甘くなるのはよくある失敗だそうです。

よく見ると壁紙が浮いてしまっています

確かに、よく見ると壁紙が浮いてしまっています。

ノリがしっかりついていなければ、きちんと継ぎ目が埋まらないのは当たり前ですね。

 

失敗してわかったコツ3. 壁紙と壁紙はしっかりと密着させる

継ぎ目が見えてしまったのには、もうひとつ原因があります。

2列目の壁紙を貼る際に慎重になりすぎて、1列目にしっかりと密着させることができなかったのです。

壁紙の断面どうしがぶつかって山のように盛り上がる

この図のように、壁紙の断面同士がぶつかって山のように盛り上がるくらいのイメージで、隣り合う壁紙をしっかりと密着させるのが大事です。

この「山」にしっかりとジョイントローラーをかけることで、継ぎ目が目立たなくなるのです。

きちんと実践すれば、初心者だってプロのように仕上げられます。

ワークショップの別の参加者の方が貼った壁紙

こちらは、ワークショップの別の参加者の方が貼った壁紙。

真ん中に継ぎ目があるのですが、全然わかりません。すげえ。

ワークショップならではの収穫

こんな具合に、同じ作業をしても結果は人それぞれですし、失敗するポイントも違うもの。

心おきなく失敗できたのは、ワークショップならではの収穫でした。

 

壁紙の計算はお店で相談するのが安心

さて、ワークショップを終え「本番では絶対に失敗しないぞ!」と心に誓い、壁紙を注文することにしました。

今やネットでも簡単に壁紙が注文できる時代ではありますが、購入時にスタッフの方に相談できるのはやはり助かります。

ポイントは、自分が貼りたいスペースに対して「どれだけの量の壁紙が必要か」の計算です。

普通の無地の壁紙なら、施工する面積を測って、単純に計算すればほぼ問題ありません。

しかし、柄が大きい輸入壁紙の場合は「どれくらいの長さで柄がリピートされるか」を考慮して計算する必要があります。

WALPAでいただいた資料

こちらはWALPAでいただいた資料からの抜粋です。

右のように「ステップリピート」の壁紙では、柄が斜めに繰り返されて貼られます。

仕上がりが単調にならず、表情に動きが出る利点がありますが、そのぶん柄合わせのためのロスが出てしまうのです。

このロスを考慮して必要な壁紙の量を計算するのですが、自分ひとりではどうしても不安です。

お店なら、壁紙を貼りたいスペースのタテ・ヨコの長さをしっかり測っていけば、スタッフの方が必要な量を割り出してくれます。

メモ

これは、僕が用意した写真と寸法にスタッフの方が書き込んだメモ。こうやって計算してもらえるのは、本当にありがたいです。

これなら、いざ貼ろうとしたときに量が足りなくなる心配もありません。安心して注文することができました。

そのほか、下地の種類によってどんな処理をしてどんなノリを使うのがベストかなども教えてもらえます。

僕の場合、ベニヤの下地に貼るので、アク止めのシーラーを塗ればいいと教えていただきました。

個別の事情に合ったアドバイスが受けられるのは、DIY初心者にはとても心強いと思います。

WALPA

2回続けてお届けしたWALPAのリポート、いかがでしたか?

WALPAでは、壁以外にも、スツールや額などに壁紙を貼るワークショップも開催しているそうです。

スタイリッシュな輸入壁紙、ぜひインテリアのアクセントに取り入れてみてください。

 

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