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永井 理恵子永井 理恵子

黒カビが浴室や窓回りに生えてない?簡単にできる除去法と予防策を紹介

結露により生えた窓回りのカビ

気づくと浴室や窓回り、壁紙に黒カビが生えていることってありますよね。繁殖力の強い黒カビは、様々なものを栄養にしてどんどん増えていき、人体への影響なども気になります。

今回は、重曹や洗剤を使った簡単にできる黒カビの除去法と予防法を紹介しましょう。

黒カビが生える原因は湿気と結露。空気が乾燥する冬も要注意!

カビは温度20℃を超えると、活発に繁殖する

カビは湿度75%、温度20℃を超えると、活発に繁殖するといわれています。カビが生えているのを放置した結果、2週間〜2か月ほどの間に部屋全体に広がっていた、ということも珍しくないそうです。

特に梅雨〜夏場と冬は、カビが繁殖しやすい季節。空気が循環しにくい家具や大型家電の裏側、クロゼットの中に湿った空気がたまりがちになり、カビが発生しやすくなるのです。

一方、空気が乾燥する冬も、室内にカビが生えやすい季節。暖房を使って暖かい室内と室外との温度差と加湿器の使用により、サッシや窓ガラスに結露が生まれ、カビの原因となるわけです。

クロスに生えた黒カビを落とすには、重曹・酢・エタノールがおすすめ

重曹・酢・エタノール

市販の塩素系カビ取り剤は、クロスの変色やシミの原因になる可能性があります。重曹や酢を使う場合も、退色などの変化がないか、目立たないところで一度試してからにしましょう。

では、その落とし方をご紹介します。

材料

  • 重曹
  • 消毒用

必要な道具

  • スプレーボトル(3本)
  • 雑巾や古布
  • マスクやゴム手袋(カビを除去するときに使いましょう)

準備

  • 酢50mlと、水100mlをスプレーボトルに入れてよく混ぜる
  • スプレーボトルに重曹小さじ1を入れ、42℃程度のぬるま湯100ccを加えて混ぜ溶かす(市販の重曹水スプレーでもOK)。溶かすときに使う水の温度が50℃を超えると強アルカリ水になってしまうので気をつけて
  • 消毒用エタノールをスプレーボトルに入れる

手順

  1. カビの生えている場所に酢水を吹き付けしばらく置き、雑巾や古布で拭き取る
  2. 重曹スプレーを吹きかけ、きれいな布で拭き取る
  3. エタノールを吹き付けて殺菌する

酢には殺菌効果があるので、カビの掃除に最適。ツンとくるニオイが苦手なら、消毒用エタノールで代用してもいいでしょう。

エタノールを吹き付けて殺菌

一度トライして取れにくかったら、酢をスプレーしたあとラップフィルムでフタをするように覆い、10分ほど置いてから拭き取ってみて。

また、重曹を水を3:1の比率で混ぜペースト状に練ったものを壁に塗ってラップフォルムで覆い、30分〜1時間後に拭き取るのもおすすめです。また、カビが目に見える範囲だけでなく、少し広めに掃除するといいでしょう。

さて、せっかく除去しても、またカビが生えてくるのは勘弁してほしいもの。そこで、今すぐできるカビを生やさない対策を3つご紹介します。

家具や家電は壁から5㎝程度離して、空気が流れるようにしてカビ予防を

家具や家電をピッタリと壁に付けない

家具や家電をピッタリと壁に付けて置いていませんか?もしそうならば、壁との間に空気が流れるよう、5㎝ほど離して置き直しましょう。

カビの栄養源となるホコリや汚れをため込まないために小まめな掃除が必要ですが、隙間があれば掃除しやすくなるので、一石二鳥です。

湿度の高い日には、除湿機やエアコンを使って湿度を60%以下に!

雨の日は扇風機やサーキュレーターを使って家の中の空気に流れを!

雨の日は扇風機やサーキュレーターを使って家の中の空気に流れを起こし、天気のいい日には窓を開けて空気を入れ替えるようにしましょう。

換気をするときには、クローゼットやシューズボックスの扉を開けるのをお忘れなく。隅々までの換気が、家じゅうのカビの抑制につながります。

窓の結露はカーテンや床にカビが生える原因に。しっかり対策を!

壁に生えたカビ

冬場、暖房を使っていると発生する結露。窓や壁はもちろん、カーテンや床にカビが生える原因になることもあります。
こまめな換気は、結露にも有効。サーキュレーターを窓際で使用すれば室内の空気が循環し、窓付近の空気だけが冷やされずに済むので、結露を防ぐことができます。

雑巾や古布で拭き取るのもお手軽。ホームセンターなどで販売している結露取り専用ワイパーを使えば、より簡単に結露を拭き取ることができます。

ホームセンターなどで販売している結露取り専用ワイパー

また、窓そのものに対策を施すグッズを活用してみてはいかがでしょう。窓の断熱性能をアップし結露そのものを抑制するタイプと、結露した水滴を吸収するタイプの2種類があります。費用はかかりますが、今ある窓に内窓を取り付けると、高い効果を得ることができます。これから新築するなら、結露が起きにくい窓ガラスやサッシを選ぶといいでしょう。

ちなみに、灯油やガスを使用する暖房器具は、燃焼の際に大量の水蒸気を発生させ、使用すると室内の湿度が上がります。結露が気になるなら、オイルヒーターやエアコンなど、電気を使う暖房器具がおすすめです。

カビが生えるのはとてもショックな出来事ですが、部屋の中の家具の配置を見直すいい機会と前向きに捉え、二度と生やさない部屋づくりを目指しましょう!

【参考】
※ これで完璧!結露対策!ちょっとした工夫で結露にさよなら!
※ カビ対策のプロが教える壁のカビ取りと防カビ方法
※ 壁に生えたカビも重曹で落とせる!?
画像/PIXTA(1、2、4、7、8枚目)