2015年夏に滋賀県東部で家を建てた、かねこりかです。
会社員の夫と小学5年生の長女の3人家族です。
迷った末に家づくりをお願いしたのは”お客を選ぶ”、大喜工務店でした。
今回は打ち合わせから学んだ、”地震・災害に耐える家”の3つの条件と気づきをご紹介します。
条件1. 基礎へのこだわり
筆者夫妻が大喜工務店を選んだ理由はたくさんありますが、絶対に外せなかった点は安全へのこだわりでした。
まず我が家は平屋なのに3階建て仕様の基礎です。頑丈な基礎は地盤改良工事から始まります。
万が一川が氾濫した時などのリスクを考え、標準より15㎝高くした基礎がこれです。
条件2. 柱の強度は”太さと粘り強さ”が肝心!
さらに大喜工務店のつくる家の魅力は圧倒的な角材です。
わが家の8寸(約24㎝)の大黒柱の強度はなんと!標準的サイズ(3寸5分 約10.5cm)の49倍です。
建築士さんが構造計算してくださり、「これでも低く見積もっている」と聞いて、とても驚きました。
それは太さだけでなく、長期間自然乾燥させることで角材が粘り強くなり、地震の揺れにも耐えられるというわけです。
逆に人工的に短期間で乾燥させた角材は繊維の断裂により中身が弱い素材になるそうです。
条件3. 壁や梁、構造が重要
筆者がテレビ等から影響を受けた憧れのイメージと完成見学会で訪れた家にはすこしギャップがありました。
正直、もっといろいろな家の形やバリエーションがあればいいのに……と思ったこともありました。
ですが、かき集めた情報を一つずつ実現できるかどうか相談するうちに「構造が弱くなる」「不便」などの説明を受け、「だから共通したデザインになるのか!」と理解できました。
平屋を活かし、我が家の天井のほとんどは梁を見せています。
隠すことも可能でしたが敢えてせず、筋交いもあちこちに見えています。
これもまた強度が増す骨組みです。
地震以外に竜巻や台風といった災害も
先月の大阪北部地震では家族や友人の安否を心配しました。
続いて6月末には滋賀県で竜巻も発生し、自然の脅威をとても強く感じています。被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。
今後は地震だけではなく災害に強い家へのニーズが高まるのではないでしょうか。
わが家の屋根には瓦が乗っていますが、金具で留めているので暴風などに飛ばされる心配がありません。
これはオプション料金でした。
楽天的な筆者はそこまで心配しなくても……と当時は考えていました。
今では危険を予測していた夫と建築士さんが提案してくれた事に感謝しています。
これから新築やリノベーションを考えておられる方々の参考にしていただければ幸いです。
家族が集い、当たり前に繰り返される暮らしが、安全で安心できる住まいに守られるといいですね。
(ライター/ライフオーガナイザー かねこりか)
写真提供 大喜工務店