心理学を応用した片付け習慣

笑顔でやれば片付けも楽しくなる!? 心理学を応用した片付け習慣・その13

片付けを続けていると、作業がマンネリ化してくることもあるかもしれません。

最初の頃は綺麗になっていくお部屋にテンションが上がっていたのに、一度綺麗になったお部屋を「キープする」のが難しい。

目に見えた変化が起こらないというのは、モチベーションが上がりにくいですよね。

そんな時に試してもらいたい、簡単なテクニックがあります。

人間の感情は操作できる?体を使って心を操る方法。

ドイツのフリッツ・シュトラックという社会心理学者が、大学生を対象にある実験を行いました。

それは「漫画を読んでもらって、面白さに点数をつけてもらう」というものです。

漫画

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

非常に単純な実験ですが、ひとつだけ変わった点がありました。

鉛筆を用意して、被験者全員に口でくわえてもらうのです。

鉛筆

masa / PIXTA(ピクスタ)

学生を2つのグループに分けて、鉛筆のくわえ方を変えてもらいます。

  • Aグループ…鉛筆を横にくわえる
  • Bグループ…鉛筆の先をくわえる

すると、Aグループの学生の方が「この漫画は面白い!」と判断したのです。

同じ漫画を読んだにもかかわらず、なぜ違いが出てしまったのでしょうか?

 

鉛筆をくわえると、口はどうなる?

理由は、鉛筆をくわえる動作をしてみると分かります。

実際にくわえなくても良いので、くわえた時の口の動きを再現してみてください。

Aグループのように横にくわえると、「い」の発音をしている口になります。

微笑み

ICHIMA / PIXTA(ピクスタ)

Bグループのように先をくわえると、「う」の発音の口になりますよね。

不満顔

polkadot / PIXTA(ピクスタ)

それは、そのまま「楽しんでいる時(笑っている時)」と「不満がある時(すねている時)」の表情そのものなんです。

 

表情が先か、心が先か

この実験から分かるのは、「同じ作業でも、笑顔でやると楽しく感じてしまう」ということ。

しかも「鉛筆をくわえる」というのは、「感情を伴わない完全な作り笑い」です。

笑顔

hanack / PIXTA(ピクスタ)

それでも、人は「楽しい」と感じてしまうんです。

古くからある「笑う門には福来る」ということわざは、実は心理学的にも証明されていたんですね。

 

せっかく片付けをするなら、笑顔でやるだけで本当に楽しめる!

片付けがマンネリ化してきたら、「音楽を聴きながらやる」「新しい掃除の方法を試す」というのも面白いでしょう。

ただ、今すぐにできて効果抜群の方法も思い出してください。

それは「笑顔でやる」ということ。

笑顔で掃除

kou / PIXTA(ピクスタ)

単純なことですが、同じ作業でもきっと楽しめるようになるはずです。

 

【参考】

※ クラウス・ベルンハルト『敏感すぎるあなたへ 緊張、不安、パニックは自分で断ち切れる』