「換気扇」の掃除は暑い夏が最適ってホント?つけ置きと拭き取りでOK!
換気扇の掃除というと冬の大掃除にまとめて行うイメージが定着しています。
しかし、実は夏場のほうが換気扇の掃除がしやしく、掃除時間も短くなるなどのメリットもあるそうです。
そこで、この時期だからできる換気扇の掃除方法をご紹介いたします。
暑い夏のほうが換気扇の油を落としやすい理由
換気扇に付着した油汚れは、バターやラードといった固形の油脂が温まると溶けるのと同じで、気温が上がると溶け出し、柔らかい状態へと変化します。

KY / PIXTA(ピクスタ)
このような性質もあり、気温が高い夏の換気扇は付着した油汚れがスムーズに落ちやすくなるので、換気扇の掃除は、冬よりも夏の方がオススメといえるでしょう。
簡単にできる換気扇の汚れの落とし方
換気扇についた油汚れを落とす方法で使い古したハブラシなどを使って地道に行うという方もいますが、時間のロスになります。
しかも手も荒れてしまい、悪循環。
実は「つけ置き」と「拭き取る」だけで換気扇の油汚れがスムーズに取れるんです。
こちらの方法をご紹介します。
【換気扇の油汚れの掃除方法】
材料と準備
- お湯1 適量 ※つけ置き用としてシンクまたはゴミ袋に溜められる程度の量
- お湯2 200cc ※拭き取り用
- 重曹1 大さじ4~5杯 ※つけ置き用
- 重曹2 大さじ2~3杯 ※拭き取り用
- ゴミ袋 45L以上のサイズを2つ ※換気扇を普段使っているゴミ袋2枚を重ねて入れる。ただし、シンクの底の止水フタがあれば、ゴミ袋は不要。
- 折り込みチラシ 1~2日分 ※シンクの下と脇に入れて換気扇のパーツや角によるゴミ袋やシンクの周りのダメージを守るため必要。
- 使い古したタオル 3枚 ※拭き取り用と乾拭き用の2つのタイプを用意。
手順
1. 止水フタをしたシンクの底に新聞の折り込みチラシをまんべんなく配置する。

換気扇パーツは角が鋭いので、ガードとして新聞紙やチラシを敷き詰めます
2. お湯1を約50~60度に設定に設定し、ゴミ袋かシンクに溜める。

ゴミ袋で行う場合の様子です
3. ゴミ袋かシンクに溜めたお湯につけ置き用の重曹1(大さじ4~5杯)を入れて溶かす。
4. 重曹1がある程度溶けたら、外した換気扇のパーツをゴミ袋かシンクに入れて40分程度、つけ置きをする。

つけ置きをしているお湯が次第に茶色くなります

パネルもつけ込んで洗います。
5.4の作業中にお湯2(200㏄)と重曹2(大さじ2~3杯)を混ぜ、使い古したタオルにしみ込ませ、換気扇の周り(パネルなど)を拭いて、油汚れを落とす。
6.5の作業が終わったら、拭き取りによる重曹の跡を消すため、もう一つの使い古したタオルで乾拭きする。
※5と6はつけ置きの時間に行う

つけ置き時間を有効活用!

茶色い油汚れを拭き取ります。少ない力で汚れが落とせるので楽でした

拭き取ったあとの換気扇周りです
7. 換気扇パーツのつけ置きが終わったら、未使用の使い古したタオルで拭いて水気を取り、換気扇にセッティング。
気温が高い夏はお湯も冷めにくいこともあり、掃除時間も冬よりも短く済むので、時短も実現し一石二鳥。
そして、手荒れも回避できますよ。
換気扇のキレイをキープさせる工夫とは?
毎日の料理で使う換気扇の「キレイ」をキープさせるには、換気扇のパーツのサイズに合わせた不織布レンジフィルターをしっかり貼ることです。
特に換気扇をかぶせるパネルは汚れが付着しやすい部分なので、レンジフィルターを2枚重ねにしてセッティングするのもオススメです。
次に換気扇の掃除をするときは、より楽になるでしょう。
いかがでしたか?
お家の中でも面倒な掃除箇所としてよく挙げられる換気扇。
付着した換気扇の油汚れをより楽に取るには、気温の上昇によって油汚れが取れやすい夏に重曹を入れたお湯をつけ置きして行うことをオススメします。
きっと、夏場の換気扇掃除は汚れに対するストレスが減り、これまでの掃除がよりスマートになりますよ。
【参考】
※ 汚れが浮く今の時期がお掃除チャンス!換気扇とグリルの夏掃除のすすめ / 6月のお悩み お掃除のお悩み相談室|R.STYLE(リンナイスタイル)