こだわりの詰まった「ダイニングテーブル」をDIYしてみた・後編
引っ越しを機に、探し求めるダイニングテーブルをDIYすることに決めた筆者。
前編に引き続き、後編では、ワックスがけや組み立て、完成後の使い勝手をご紹介いたします。
オリジナルのDIYテクもお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。
ワックスがけ&ニス塗り
前編では「カットしてもらった材料が希望の寸法かの確認」「やすりがけ」の2つの下準備をすることまでご紹介しました。
下準備が終わったら、断面と表面をやすりがけした木材にワックスを塗っていきます。
使用するのは、アンティークワックス(ウォルナット)とTシャツなどの端切れ、タワシ、軍手です。
まず、軍手をして少量のワックスを端切れに取りつつ、木材に練り込んでいくようにして塗っていきます。
1回で濃い色を出そうとせずに、塗ったら3時間程置いて乾かし、2~3回に分けて自分の好みの色合いになるまで練り込んでいきます。
ここでワックスがけのコツをご紹介します。
2回目以降に塗る際に使用するのがタワシです。1回目と同様に端切れでワックスを練り込み、その後すぐに表面を木目に沿ってタワシでこすります。
その後、別のきれいな端切れで表面の余ったワックスを拭き取ります。
こうすることによって、単純に重ね塗りするよりも色に深みが生まれツヤが出てきます。
ワックスが乾いた後、油性つや出しニスを刷毛に取って塗っていきます。
もしあれば、うすめ液を使用した方がニスの粘性が緩やかになり、扱いやすくなります。
天板に使う木材を並べて、刷毛で毛羽立たないよう木目に沿ってゆっくり一度塗りします。
今回は、作業時間を節約するためにもニス塗りは天板表面のみ行いました。
天板、天板裏の棚、鉄脚を組み立てる
天板に使う7枚の板、天板裏の棚、鉄脚を組み立てます。
天板の接着は木工用速乾ボンドを使用しています。ボンドを線づけして板の木目の個性を見ながら並べ、接着します。
次に、天板裏の棚の部材にL字金具を内側外側の計8か所につけます。
今回ドライバーを使いましたが、ネジを入れる前に、場所の確認も兼ねてキリで穴を空けておくと、ドライバーでもスムーズにネジを入れることができます。
天板裏に棚を設置します。
このとき、天板に接着する部分にボンドをつけることで、天板の補強も兼ねることができます。
こちらもキリで穴を空けてからネジを入れます。
最後に、鉄脚を取り付けます。
今回はインパクトを使用しましたが、一部届きにくい部分はドライバーで作業しました。
完成!天板裏に取り付けた棚の使い勝手がいい
完成したダイニングテーブルがこちらです!
一度塗りでは出ない深みとツヤが出ていてお気に入りです。
また、サイズも既成品にはない丁度良さで、部屋のスケールにぴったりのダイニングテーブルになりました。
天板裏に取り付けた棚がこちらです。
今回7枚の板材で天板を作るにあたり、補強も兼ねて棚を設置した点がポイントです。
ティッシュ箱やランチョンマット、よく使用するノートパソコンを収納しています。
いかがでしたか?
ダイニングテーブルというと大きな家具ということでDIYに抵抗がある方もいるかもしれませんが、今回は脚を既成品にすることで強度を確保し、使い勝手とデザインの良い天板を作ることに専念できました。
皆さんもぜひ、愛着の湧く、世界で一つだけのオリジナルダイニングテーブルを作ってみてくださいね。