今の家、住み心地はどう?20代~60代に聞いた「家の悩み、聞かせてください!」
家はくつろぎの空間であってほしい。そうは思うものの、住んでいるとあれこれ不満が出てくるものです。
みんなはどんなことで悩んでいるの?そこで、街行く人に声をかけて、家のお悩みを調査しました!
今回は、港区「檜町公園」でリサーチ。公園の近くには、東京ミッドタウンや六本木ヒルズなどの商業施設などが建ち並びます。
インタビューに答えてくれたのは、20代から60代の計10人の方々です。年齢も暮らしも多種多様。
「家の悩み、聞かせてください!」前編・後編をまとめて紹介します。
「二世帯住宅」「日当たり」「隣家」悩みの種は十人十色
「3階建ての二世帯住宅を建てたものの、両親が他界した今は持て余しぎみ」(60代)
時間とともに、同居する家族の形も変わります。狭いのは困りものですが、単に広ければいいというわけでもないようです。
「住んでみて初めて、日当たりがあまり良くないことに気づいた」(20代)
ファーストインプレッションでビビビッと来ても、家は実際に住んでみないと分かりません。内覧時の失敗談についても話してくれましたよ。
「土地柄、家賃が高い。子どもが大きくなって部屋や収納が不足している」(30代)
長く住むと、高い家賃はボディブローのように効いてきます。子どもの成長を予測して、住み替えを行うのもひとつの手です。
この他にも、
「自宅に不満はないが、隣から漂うたばこのニオイが悩み」(30代)
「自宅兼オフィスでの一人暮らし。仕事で使うものが増えて手狭になった」(60代)
というお悩みも紹介しています。
気に入って住み始めた物件でも、意外なことが盲点となることもあるようです。
「家への悩みがない!」という人がやっていたこととは?
「以前はとても広い家に住んでいたので、狭さが気になる」(30代)
そう言いつつも、港区の子育て環境が良くて離れられないのだとか。ワーキングマザーならではの視点で見た、子育てしやすい街の特徴とは?
「単身者向けマンションなのでキッチンが狭く、食洗機を冷蔵庫の上に置いている」(30代)
部屋のスペースの問題はあるものの、立地は単身者にとって便利で、おおむね満足のよう。趣味も存分に楽しんでいる様子が伝わってきます。
「悩みなんて、なーんにもない!」(60代)
どうしたら完璧な家に出会えるの?とびっくりしてしまいますが、そこには理由がちゃんとありました。キーポイントとなったのは、やっぱり“収納”でした!
その他には、
「収納スペースはたっぷりあるけど、家が本で溢れている」(60代)
「広いリビングダイニングとキッチンがお気に入り。だけど家賃がすごく高い!」(30代)
というお悩みも。
港区六本木界隈といえば、高級住宅地のイメージのある地域。住む人が実際に体験したからこそ気付く、住まいの盲点は十人十色なんですね。
住居にまつわる悩みは裏返せば、家づくりのヒントにもなるはずです。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
イラスト 高垣秀雄