注文住宅or建売住宅。あなたはどっち向き?【ハウスメーカーに5年勤めて分かった!】
皆さんは注文住宅派ですか? それとも建売住宅派ですか?
それぞれメリットとデメリットがあるので、どちらが良いかなんて決められないですよね。
とはいえ、2棟も購入するわけにいきません。だからこそどちらにしよう、と悩んでしまいますよね。
今回は注文住宅を選ぶべき人と、建売住宅を選ぶべき人、またそのメリットとデメリットについて考えていきたいと思います。
自分たちに合ったスタイルを見つけて、後悔しない家づくりをしましょう。
注文住宅と建売住宅、その違いと確認したいポイント
そもそも注文住宅と建売住宅の違いは、どういったものなのでしょうか?
2つの違いと購入する前に確認したいポイントをご紹介します。
注文住宅とは?

Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)
注文住宅は完成形がなく、自分たちで間取りやインテリアなどすべて考えて建てます。
でき上がったものがないため、住宅展示場や実際の建てた家を見に行って、どんな家にしたいのか想像力を膨らませます。
また坪単価はありますが、金額も決まっていないため、自分たちのさじ加減で総予算が変動します。
つまり、建物だけでなく、解体工事なども含め全体のプランができ上がるまで、資金計画が見えないところがあります。
注文住宅を建てる前に確認したいポイント
注文住宅で建てる前に確認したいポイントは以下の3つです。
- 実際に色々な建物を見て、自分のしたいことが明確にできているか?
- 家を建てたらしたいことをメモしてあるか
- 家を建てるのにどんな費用がかかるか把握しているか。その上で資金計画を立てているか
注文住宅は最後までどんな建物ができるのか、いくらかかるのか見えません。
大きなお買い物ですが、意外とざっくりでしか計画を立てていない人が多いものです。
建売住宅とは?

cba / PIXTA(ピクスタ)
建売住宅は注文住宅とは正反対で、最初から完成形があり、その中から自分たちが選んでいくというものです。
ですから、購入する前に確認できるので、気に入ったものがあればすぐに購入できます。
あらかじめ金額が見えるのも、わかりやすいところです。
ですが、建売住宅はしっかりしてるものもありますが、いかに早く建てて、早く売るかなので工事がどこまで丁寧なのか見えない部分があります。
建売住宅を購入する前に確認したいポイント
建売住宅を購入する前に確認したいポイントは以下の3つです。
- 瑕疵担保責任ではなく、他に保証はついているのか?また、それは何年か?
- どこまでが標準なのか?ペアガラスなど、オプションになるものはあるか
- サッシや扉などの取り付けなどがしっかりしているか
建売住宅を購入したあと、オプションで数百万円上がってしまったという事例もよく聞きます。
あらかじめ確認しておきましょう。
注文住宅と建売住宅、どちらが向いているか?
どちらも一長一短であり、悩むところは多いでしょう。
選ぶ基準は、自分がどちらが好みかどうか、で決まっていくのではないでしょうか。
注文住宅に向いている人

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注文住宅に向いている人の傾向は以下の4つです。
- 「家を建てたら〇〇がしたい」など理想やこだわりがある。
- 金額よりも保証内容を重視したい。
- 家の工法や、外装・内装にこだわりがある。
- 家づくりをじっくりと楽しみたい人
建売住宅に向いている人

Ushico / PIXTA(ピクスタ)
今度は建売住宅に向いている人はどんな人か見ていきましょう。
向いている人の傾向は以下の4つです。
- とにかく初期費用を安くしたい。
- 家の間取りや保証など、あまりこだわりがない。
- 入居するのに急いでいる。
- あまり手間をかけたくない人。
いかがですか? あなたはどちらが多く当てはまりますか?
注文住宅 or 建売住宅。その選択に後悔しないために…

cba / PIXTA(ピクスタ)
ほとんどの方は住宅を購入するのは一生に一度で、多くても2回程度でしょう。
大きな借金を抱えて、ずっと住んでいく家ですから、後悔したくありませんよね。
業者さんから「今買わないとなくなってしまいますよ」と言われることが多いと思います。
それはあながち間違いではありません。人気の物件は本当に問合せが殺到して、すぐに購入されてしまいます。
すべて条件が同じ土地は、この世にありません。

YNS / PIXTA(ピクスタ)
ですから、本当に自分たちが納得して気に入ったのならばすぐにおさえるべきです。
しかし、少しでも引っかかるところがあるならば、他の人に買われても仕方ないという覚悟で、購入するのを思い留まりましょう。
そして納得するまで見させてもらってから、購入するようにしましょう。

cba / PIXTA(ピクスタ)
いかがでしたか?
何度も言いますが、住宅は一生に一度の大切なお買い物です。
どこで踏ん切りをつけて良いのか判断が難しいところですよね。
購入を思い立ったら行動すると同時に自分たちはどうしたいのか、しっかりと家族ですり合わせしてから購入することをオススメします。