夫婦の寝室は、仲が悪いから別室にするとは限りません。
別室でも仲良しのカップルはたくさんいます。
大事なことは快適な生活ができることです。
今回は、ドイツ人カップルの別室の例とスペイン人と日本人(私)カップルの同室の例を紹介します。
ドイツ人夫婦の場合:別室だけどお揃いのベッドカバー!
こちらはドイツ人夫婦の夫のお部屋。階段を本棚として使っています。
こちらは妻のお部屋。同じベッドカバーですが、壁に明るい色調のカーテンを下げて明るい感じにしています。
彼女の寝室には小部屋に通じる階段があります。
これが小部屋。細長くて狭い部屋ですが、机があってちょっとした作業をするときに集中できます。
机の上には、古いミシンと裁縫箱、そして読みかけの本。
ここに住むドイツ人夫婦はとても仲が良く、いつも一緒です。
でも、たまには1人でいたいときがありますよね。そんなときに1人で過ごせる場所が必要です。
長く一緒にいる、とくに夫が退職して家にいる時間が長くなった場合には、1人でいられる空間作りが関係をよくしていきます。
日本人夫婦の場合:寝室は一緒でも自分のコーナーは確保
下手ですが、筆者夫婦の寝室の間取りを紹介します。
夫婦の寝室は屋根裏部屋にあり、真ん中に階段、そしてバスルームがあります。
壁のないオープンスペースなのですが、いきなり息子たちがやってくることが多いので、階段にフタを作るべきだったと後で気付きました。
バスルームの壁を使って夫と私のそれぞれの机を置いて自分のコーナーにしています。
写真で見ると、屋根裏というのがはっきりします。
屋根裏は、夏になると少々暑くなるので、子ども部屋にする人も多いようですが、やはり窓からの風景もいいので夫婦の部屋にしました。
ベッドの幅は160センチのダブルベッドで、夫婦と犬2匹が一緒に寝ます。右にある木製の扉は私のクローゼットです。
ベッドから見た部屋の感じ。妻(私)のコーナー。
真ん中に見える扉がバスルームの入り口。奥に見える木の扉は夫のクローゼット。
夫のコーナー。ステレオと暖炉があってちょっと不公平?
共同で執筆や翻訳をすることもあるので、壁を挟んですぐそばにいるといろいろと便利です。
ただし夫が昼寝をすると、ベッドが私のコーナーの横なので、いびきが聞こえてきます。
こちらは夫婦の居間。家族の居間とは別に確保しています。
私たちには3人子どもがいますが、基本的には子どもたちは特別なときに「招待」するというようにしています。
同室でも別室でも、それぞれの時間を持てる空間があればいい

Graphs / PIXTA(ピクスタ)
夫婦別室と同室のそれぞれの例を紹介しました。

maruco / PIXTA(ピクスタ)
どちらが良い悪いではなく、自分のコーナーがあって、ひとりの時間も快適に過ごせることが大切かなと思います。