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新宿に建売住宅の値段で注文住宅を建てて住んでいます

キノコの生える家【新宿に建売住宅の値段で注文住宅を建てて住んでいます】

こんにちは。新宿に注文住宅を建てて暮らしている鳥と申します。

3F(不安・不快・不満)の連続だったR社との建築条件付きの設計作業が、いよいよ終盤に入ってきた鳥夫婦です。

衝撃!キノコの生える家

鳥

まだ鳥がピチピチジューシーな女子大生だった太古の記憶。

今でも印象に残っている、お昼のワイドショーの映像があります。

ご自慢のデザイン住宅(←当時、家に興味のなかった鳥でもスタイリッシュな印象を受けた)を背に、顔にモザイク、ヘリウムガスを吸ったような声で、めちゃくちゃテンション低くインタビューに答えている男性施主。

次の画面で、そのスタイリッシュなデザイン住宅の窓枠がアップで映し出されたのですが、

なんと、にゅうっと突き出している複数のキノコが……。

衝撃でした……。

キノコ……。

刈っても刈っても生えてくるという……。

それはそうでしょう。もうその窓枠の木材に、菌糸はびっしり入り込んでいるのですから……。

鳥

生物の奥深くに組み込まれた増殖のプログラムに抗うことは不可能です。

外国にある巨大なアロエとか、癌細胞の映像とか、あの無心に増殖へと突き進む生物の映像を見るたびに、鳥は無力感を感じます。

しかもその施主曰く、

「デザイン性の高い建材を海外から取り寄せて建てたので、取り替えるにも、同じ建材がもう手に入らないんですよ……」。

輸入建材を採用してまでオシャレでクールにキメた施主が、キノコハウスと化したマイホームを背にインタビューを受けている図……。

鳥が「マイホーム」といわれると「欠陥住宅」を連想してしまうようになったのは、このワイドショーの衝撃映像からでした。

 

恐怖!壁を剥がしたらカビだらけの家

鳥

残念ながらこの衝撃映像しか覚えていないのですが、おそらくキノコハウスを生み出した要因は、いい加減な施工(雨漏り)か、結露対策の甘さでしょうね。

他にもYouTubeで「欠陥住宅」などと検索していたら(鳥の心配性活動の一環)、

「咳が止まらなくなり、体調が悪くなっていきました。来客にも “この家、カビくさいよ” と言われたため、壁を剥がしてみたら……カビだらけで……

と言いながら、壁を指さす被害男性の映像も見ました。

確か、これは結露が原因だったかと思います。

鳥夫は、なぜかカビが大嫌い。

生理的に拒否するらしい(おそらく前世で、感染症かなにかで死んだのでしょう)。

「結露対策をしっかりしないと、壁内がカビだらけになる可能性があるよ!」

と鳥夫をたきつけたところ、予想通り、結露対策へと走り出しました。

 

R社の家の結露対策は?

鳥

もう読者の方々も予想できていると思いますが、当然R社の基本仕様は、別段結露対策もされていないものでした。

コンサルさんには推奨する建築工法がありまして、その工法は結露対策もしっかりしているとのこと。

鳥夫婦も、どうせ自分達にはわからないしと、素直にコンサルさんご推奨の工法で建ててほしいと思いました。

そして保奈美さんに「この工法で設計してくれ」と頼んだのですが、「それに対応するサッシがないので」「今回はこれこれの方法のため対応できないので」とアッサリ却下。

この頃は最後の追い込み時期で、鳥が(前回記事に書きました)肘掛窓の件、鳥夫が結露対策の件にこだわり、R社相手に粘っていました。

しかし、肘掛窓に「手すりI型」がつくショックで、鳥はKO負け。

「手すりI型」が致命傷となり、ハートが引き裂かれてしまった鳥は、家造りから引きこもってしまいました。

その間、鳥夫はまだ粘り強く戦い、コンサルさんの推奨する工法は却下されたものの、「Tハウス」で用いられている「外壁通気工法」を採用してもらうことに成功。

そして、以下がお約束のオプション見積書です。

表

これが、鳥夫婦が検討したオプション見積書の、最後となりました。

 

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