2015年夏に滋賀県東部で家を建てた、かねこりかです。
会社員の夫と小学5年生の長女の3人家族です。
迷った末に家づくりをお願いしたのは”お客を選ぶ”、大喜工務店でした。
今回はショールームを見て回り考え抜いた結果、お願いする事にした家具職人さんとの背面収納(カップボード)作りをご紹介します。
ショールームで知る、理想と現実

YsPhoto / PIXTA(ピクスタ)
ショールームのおしゃれなキッチンや背面収納は、主婦なら誰もが憧れます。
何も置いていないカウンターやスッキリ整った収納。そんなキッチンに立つのを夢見ていました。
ワクワクしながら回ったショールームは、県内だけでも5か所以上。さらにネットで見つけて店舗に行ったのが京都と名古屋の某メーカーでした。
大喜工務店オススメのメーカーでは、それまで使っていた家電を使えないと言われたり、セミオーダータイプになると大幅に金額がアップし、妥協しないといけないところがいくつか出てきました。
結局、予算と筆者のリクエストがクリア出来るメーカーはないものかと探し回ることになりました。
理想の背面収納の条件をリストアップ!

佐竹 美幸 / PIXTA(ピクスタ)
大喜工務店で鍛えられていたおかげで(笑)、希望の素材や収納量、設備面、原価について自分なりに考えながらメーカーの担当者さんと打ち合わせを繰り返しました。
筆者の希望はこんな棚でした。
- 炊飯器やフードプロセッサーなどを置きたい
- 家族でキッチンが使えるように調理スペースも確保したい
- ゴミ箱を隠したい
- 食材ストックも置きたい
- 食器をサッと取り出したい
- ヘビロテのフライパンを吊るしたい
- タイルを一部使いたい
これらの条件と無垢の家に馴染む素材、そして予算に合う物がなかなか見つからず、建築士Hさんにアドバイスいただいたのが、オーダーメイドでつくるという選択肢でした。
背面収納でこだわった3つのポイント
家具職人のMさんは実は大喜工務店の次男さんです。
打ち合わせでは筆者のまとまらない希望を、「こんな風にならできますよ」と以下のように提案してくれました。
1. 奥行を60センチにして収納量と調理スペースを確保
ヘビロテ食器はサッと取り出せるよう、可動式オープン棚に。
炊飯器は手前に引き出せます。
調理・配膳スペースも出来ました。
2. ゴミ箱は並べ方を変えてワゴンにセットする
奥行を活かして縦に並べて缶と瓶に分別します。片手で開くゴミ箱を購入し、そのサイズに合うワゴンを作ってもらいました。
3. 空間を利用して電磁調理器の置き場も確保!
置き場所に悩んでいた電磁調理器も、ゴミ箱のワゴンの上にぴったり収まりました。いつもは隠しておいて、使う時にサッと出せる手軽さに大満足!
市販でよく使われる樹脂と違って、木製だと汚れが付きやすいのでは?と心配していましたが、汚れたらすぐ拭くのはどの素材でも必要ですし、今のところ特に困っていません。
これは筆者にとってベストな背面収納ですが、中にはすべて扉で隠したい方もいると思いますし、ニーズは様々ですよね。
まずは今の暮らしでストレスに感じていることや、かなえたい事を具体的に書き出してみてください。
ストックや持ち物の数などを見直したりするのはすこし面倒かもしれませんが、この面倒な「壁」を乗り越えると理想の収納が出来上がります。参考にしていただけると幸いです。
(ライター・ライフオーガナイザー かねこりか)