防災グッズのおすすめ収納テク4つ!一人暮らしの防災対策・2
みなさんは総務省消防庁ホームページの「防災マニュアル」をご存じですか。
災害時の備蓄品、持ち出し品リストの他、自分が今いる場所で災害に遭ったときに取るべき行動が載っているので、一読の価値ありです。
消防庁の防災マニュアルを踏まえ、さらに自分の暮らしに必要なものを備えておくと安心です。
ここでは、筆者が普段から心がけていることや、震災経験者を含めた一人暮らしの友人が実践している知恵やオススメ防災グッズを2回に分けてご紹介します。
前回の「食料編」に続いて、今回は「防災グッズ」についてご紹介します。
大きめリュックは日常使いと防災用を兼ねると一石二鳥以上?
一人暮らしの住居の悩みは「収納スペースの少なさ」です。
それを理由に防災リュックを用意しないという方はいませんか。
筆者は2~3泊できる登山用ザック(リュック)を所有していますが、収納の少なさから生み出した4つの収納テクを披露します。
1.避難用防災グッズを大きな袋にひとまとめしてリュックの中で保管。
リュック使用時は防災袋を取り出します。
2.リュックの外側ポケットに常に「ミネラルウォーター」を入れておく。

災害時の他、旅行の時にも飲めます
3.携帯用充電器は常にリュックのポケットに入れて置く。

ザックを使うシーン全てに必要なアイテムなので入れ忘れ防止に
4.充電器以外にも、ビニール、タオルなど、かさ張らないものは常にザックに入れておく。

Nutria / PIXTA(ピクスタ)
登山用ザックは丈夫で機能的なので、アウトドア派でなくとも1つあると重宝しますよ。
災害でライフラインが止まったら…。水、ガス、電気に替わるものはマスト!
一人暮らしの限られた空間でも保存できるライフラインに替わるものをご紹介します。
【水】ポリタンクじゃなくてもOK!「2Lペットボトル」で隙間収納
使用済の2Lペットボトルに水道水を入れ、洗濯機と冷蔵庫の間に飲用以外の備蓄水として保管しています。
きっちりキャップを閉め、横に倒してストックができるので、ベッド下など室内を探せばまだまだ収納スペースはありますよ。
【ガス】カセットコンロで調理、お風呂代わりにお湯を沸かして体を清潔に
一人暮らしでも災害時用にカセットコンロがあるととても重宝します。
筆者は以前からカセットコンロを持っていました。
かさ張るため、薄型のIHヒーターに買い替えようと検討したこともありましたが、災害時に役立つため買替えを止めました。
カセットコンロでお湯を沸かして体を拭く事もできますし、食品の温めや調理ができます。
最新のものは薄型の商品が多いので常備をオススメします。
【電気】充電式携帯ラジオ、キャンドルで灯りと情報を
普段からラジオ派ということもあり、災害用ラジオを買い換えました。
選んだのはラジオにLEDライト、携帯電話の充電可能という商品。約3,000円でした。
手巻き充電が間に合わない場合もあるので、乾電池のストックもお忘れなく。
併せてアロマキャンドルやマッチ、ライターの備えもオススメです。
ペット用品も忘れずに!日用品は+αストックが大事
トイレットペーパーやラップほか、日用品で予備を持っておきたい忘れがちなものを挙げます。
【女性】
生理用品、下着用ライナー(おりものシート)、大きめのマスク(被災するとメイクや洗顔がままならないため、あると重宝する)

makaron* / PIXTA(ピクスタ)
【目の悪い方】
コンタクト用品、使い捨てコンタクト、また昔の眼鏡も災害時の予備に保管するのもよいでしょう。

kai / PIXTA(ピクスタ)
【ペット】
エサ、トイレシートや猫砂は1パック多めの常備を習慣付けてください。

Drone Studio / PIXTA(ピクスタ)
自分の暮らす街を知ること!「災害伝言ダイヤル」「ハザードマップ」も要チェック!
自宅周りの公園、学校などの避難所の確認をしている方は多いと思いますが、自治体発行のハザードマップにしっかり目を通すことも必要です。
筆者の暮らす街の自治体では「水害ハザードマップ」を発行しています。
川が氾濫した場合、被害を受ける可能性のある土地なので、「最低3日間自助努力」をモットーに備えています。

Road17 / PIXTA(ピクスタ)
また、NTT災害伝言ダイヤル「171」ですが、離れて暮らす家族にも使い方を知ってもらうことが大切です。

EKAKI / PIXTA(ピクスタ)
自分や家族の契約している携帯電話会社のホームページを確認し、もしもの時に使い方を戸惑わないよう、印刷したマニュアルを親に渡しておくのも一案です。
また、定期的にNTTの災害伝言ダイヤルを体験できる期間がありますので、家族や友人などと体験してみるのもオススメです。
いかがでしたか?
防災グッズは出番のないことを願うばかりですが、「万が一」という備えは生きていくうえで必要不可欠です。
年に1~2回防災グッズをチェックする習慣を身につけていきたいものです。
【参考】