クレーム多発!傷みやすい・故障しやすい住まいの設備3つ

毎日の暮らしのなかで当たり前に使っている住宅の設備ですが、そのなかでも使用頻度の高いものは傷みやすく、故障も多くなります。

今回は、賃貸住宅での設備故障で、実際に管理会社によせられるクレームや相談が多いもの3つと、その対処方法をご紹介します。

1.入居者負担の場合がほとんど…水栓の「パッキン」トラブル

パッキンの故障

Ryozo / PIXTA(ピクスタ)

いくらきつく締めてもキッチンや洗面台の蛇口からポタポタと落ちる水滴。

これは、水栓の「パッキン」が摩耗しているサインです。

「すぐに管理会社へ連絡して直してもらわなければ!」と、慌てて電話をする人も多いと思います。

しかし、実は水道のパッキンは照明器具などと同様に消耗品のため、その修理・交換は入居者の負担となる場合がほとんどです。

管理会社に連絡しても、「自分で直してください」と言われたり、「業者を手配しますが費用は入居者の負担になります」といわれてしまいますのでご注意を!

パッキンはホームセンターなどで約150~300円位で購入できますし、交換方法もネットなどで詳細に解説されていますので自分で簡単に交換することができます。

ただし、その水栓がシングルレバー(蛇口の開閉や温度を1本のレバーで調節できるもの)などの場合は、専門業者でなければパッキンの交換ができない場合がありますので、必ず管理会社に連絡して対処方法を確認してください。

 

2.エアコンのトラブルは誰が設置したものなのか、で対応が異なる

エアコン

y_seki / PIXTA(ピクスタ)

いまや日本の夏には必需品となったエアコン。このエアコンも故障や不具合の相談・クレームが非常に多い設備のひとつです。

賃貸住宅のエアコンには、

  • 建物に付属する設備としてのエアコン
  • 入居者が購入して取り付けたエアコン
  • 残置物としてのエアコン

の3種類があります。

管理会社は入居者からエアコンの故障や不具合などの連絡が入ると、その物件の賃貸契約書や重要事項説明書の内容を確認し、そのエアコンが上記3種類のどれかを特定します。

「建物に付属する設備としてのエアコン」だった場合は貸主が修理等を行うのですが、故障・不具合の理由がメンテナンス(フィルターの掃除など)の不備だったりした場合は、貸主や管理会社から修理費用を請求される場合もありますので、自分が所有しているものではなくてもエアコンの掃除等は定期的に行いましょう!

「入居者が購入して設置したエアコン」の場合はもちろん入居者の負担で修理を行わなくてはなりませんが、以前の入居者が設置した「残置物としてのエアコン」の場合も、その修理費用は現在の入居者負担になります。

修理を依頼する前に、賃貸契約書や重要事項説明書で「エアコンの種類」を確認し、誰の負担で修理するべきものなのかを知っておきましょう。

 

3.トイレの水が止まらない…タンク内の器具トラブル

Flatpit / PIXTA(ピクスタ)

トイレを流した後に、トイレタンクからチョロチョロと水が流れて止まらない経験はありませんか?

これは、トイレタンク内の排水弁やフロート(浮き玉)、ボールタップ(給水をする部分)、排水弁につながっているチェーンなど、いずれかの器具が正常に動作していない場合におこる症状です。

この場合はまず、トイレタンクを開けて中の状況を確認してみましょう。

タンク内は割と単純な構造になっていますので、ちょっとした調整で症状が改善するかもしれません。

それでも直らない場合は、管理会社に連絡して見にきてもらいましょう。

ただし、このトイレタンク内の各器具も消耗品として、入居者が修理・交換費用を負担しなければならない場合もありますのでご注意を!

 

急な故障や不具合が起きる前にすべきことは?

フィルターの掃除

タカス / PIXTA(ピクスタ)

設備の故障や不具合が発生したときに、「無駄な出費」をかけないためにも、日頃から自分でできる各設備のメンテナンスを怠らないことや、故障や不具合が生じたときに何をすればいいのかをしっかり覚えておきましょう!

 

【参考】

※ 公益財団法人日本賃貸住宅管理協会HP