連載
新宿に建売住宅の値段で注文住宅を建てて住んでいます

建築条件付きで叶わなかったこと【新宿に建売住宅の値段で注文住宅を建てて住んでいます】

こんにちは。新宿に注文住宅を建てて暮らしている鳥と申します。

不満だらけの建築条件付き工事請負契約を飲むのか、それとも契約を白紙解除して理想の土地を諦めるのか……。

とうとう鳥夫婦は結論を出しました。

建築条件付きの設計で叶わなかったこと

鳥

鳥夫が、鳥に言い渡しました。

「叶ったもの、叶わなかったもののリストを作って」

そして言われた通りに鳥がまとめたものが以下です。

************************************************
叶ったもの

  • 間取り
  • 立地(西新宿・駅近・整形地・大通りから奥まっている)
  • 壁紙・床の色
  • 延床面積100平米以上
  • ルーフバルコニー
  • 引き戸を多用

叶わなかったもの

  • ゆっくり設計
  • 注文住宅
  • スタイリッシュな外観デザイン
  • テーマ・情緒・ストーリー等のある設計デザイン
  • プロならではの提案(ほぼこちらからの提案だった)
  • 自由な室内収納
  • リビングとバルコニーの間に立ち上がりがない設計
  • 好きなメーカーの住宅設備機器
  • 施主支給
  • 構造材の種類・太さなど(白蟻対策も)
  • 希望した○○工法
  • 明確な詳細見積書を見ながらの細かい意思決定(窓の枚数・サイズなど)
  • 見積りや性能を見ながらの耐震等級の意思決定
  • 対等な約款・契約書
  • 相見積り
  • 職人気質をもった大工さんによる仕事

************************************************

上記のような叶わぬことばかりだった家造りで、この見積金額です。

見積書

仕様の水準から判断して、2,400万円もかかるとは思えない。

設計R社→施工T社→孫請け工務店(→日当大工?)、という下請け構造から、3社分の利益が乗っけられてこの金額になっているのは明白です。

コスパにうるさい鳥夫婦としては、ここはどうしても気になりました。

 

鳥夫の決断

鳥

鳥夫は、そもそも家にまったく興味がありませんでした。

鳥夫にとっては立地(土地)がすべてであり、あのダサい外観図を見させられても「こんなもんかな」ぐらいにしか感じなかったそう。

でも例の「手すりI型」以降、魂の抜かれた状態になってしまった鳥の姿を見て、「これはまずいな」と感じていたとのこと。

まだ独身の頃、「人を養うなんて荷が重い。俺は楽しむために付き合ってる」と言っていた鳥夫。

あれから同棲を経て、結婚し、早5年。

いつしか鳥夫は「鳥が喜んではしゃいでいる様子を見るのが生きがい」と言ってくれるような男性に変わっていました。

大好きな新宿。しかも20代の若者だった鳥夫が、上京当時に親戚を頼って住むことになった地縁ある土地。

この良き思い出が残る土地を手放すのは、身を切られるようにつらかったことでしょう。

だけど鳥がまとめた「叶わなかったことリスト」を見て、鳥夫はこう言ってくれました。

「R社に2,000万まで値引きするように要求しよう。

もしR社がそこまでしてくれるなら、こちらも腹を括ろう。

そして、もしR社が断ったら……、

あの土地は……諦めよう……」

鳥も、鳥夫の目を見つめ、頷きました。

 

コンサルさんの見解

鳥

コンサルさんに最終見積書を転送したところ、以下のような返信がきました。

************************************************
しかし、すごい金額になりましたねぇ。

いよいよすべてを決めなければならない時が来ましたが、明晩以降で電話をお願いできればと思います。

予算に合わせるために希望をあきらめて行くか、それとも予算アップするか、これから悩まれると思いますので、その前にお話をお聞きしておこうと思いまして……
************************************************

ということなので翌日の夜。

鳥夫がコンサルさんと電話して、我々の意思を伝えたところ、

「いやー、値引きは絶対しないと思いますよ……。ましてや300万値引きなんて聞いたことないですし……」

とネガティブな見解を伝えられてしまいました。

 

■この連載の一覧を見る