親の介護ではいい嫁になるな!妻が「介護うつ」にならない方法6つ

親を介護するのは長男の嫁の努め。

このような固定観念にしばられ、 “いい嫁”になろうとひとりで舅・姑の介護に勤しむ人は少なくないようです。

その結果、奥さんが体調を崩し入院することもあります。あるいは「介護うつ」になる人もいます。

そうならないために、介護に対して妻がどのように向き合えばいいのかご紹介します。

昔の日本では親の介護は嫁がするのが常識だった?

一昔前の嫁たちは、舅・姑の親の介護に明け暮れている人が多かったと思います。

介護

bee / PIXTA(ピクスタ)

しかも、夫は仕事があるため介護は妻にまかせっきりで、夫の兄弟も口は出しても手は貸さないのが常でした。

現在はこれほどではないにしても、介護という重荷をひとりで背負っている介護者はたくさんいます。

こうした状況が続くと、ストレスが溜まって精神的に追い詰められます。

それが原因で「介護うつ」になる人も多いようです。

では、そうならないためには、どうすればいいのか。

答えは、「いい嫁」をやめること! ひとりで何もかも抱え込むことをやめること!

具体的な方法を6つご紹介します。

 

1.身内に「役割の分業化」を提案する

夫やその兄妹たちに、できるだけ介護に協力してほしいと伝え、役割の分担を持ちかけてみましょう

ただし、彼らが直接介護してくれることは難しいでしょう。

介護相談

xiangtao / PIXTA(ピクスタ)

そのため、彼らができることを提案することが肝要です。

たとえば、炊事、洗濯、掃除、買物、見守りなど、手伝えることはたくさんあります。

目を離した隙に家を出て徘徊する認知症老人は多くいますので、買い物に行っている間だけでも、親を見ていてくれる人がいれば安心です。

嫁姑 介護

Ushico / PIXTA(ピクスタ)

見守りは介護の中でも長い時間を占めますので、頼める人を確保しておいて損はありません。

 

2.子どもが手伝えることはどんどんやらせる

夫が無理なら子どもに頼みましょう

子どもだって中学生にもなれば、お年寄りの話し相手くらいはできるはずです。

子どもが介護

Greyscale / PIXTA(ピクスタ)

認知症という病を肌で感じ、どのように接するとよいかなども分かり、生きた教育の場になります。

思いやりのある大人に育ってほしいと願うなら、介護に協力してもらうことで大きな効果が期待できます。

子どもに介護させるのはかわいそう、などという人もいますが、お年寄りを直接介護するのではなく、「介護者である祖母を助ける」ということです。

それによって少しでも介護がしやすくなれば、子どもも介護に参加していることになると考えられます。

介護や認知症の教育がまだまだ遅れている現状において、家庭での経験はとても貴重といえます。

 

3.身内がだめなら「介護ヘルパー」など外部に協力者を求める

身内の協力が無理なら、介護ヘルパーに協力を要請することもできます。

介護ヘルパー

kou / PIXTA(ピクスタ)

現在は介護保険制度によってヘルパーも低料金で利用できるようです。

昼間はデイサービスに親を預けることができます。

用事がある時や外出時など、一時的に介護ヘルパーにお願いすることも考えておきましょう。

ヘルパーは見守り、食事づくりや食事介助、掃除、洗濯、買い物などいろいろな依頼が可能です。

介護ヘルパー

amadank / PIXTA(ピクスタ)

時間単位で価格が設定されているので、無理のない範囲でお願いすると良いでしょう。

 

4.負担が大きくなったら施設に入所させることも

誰も介護に協力してくれず、ひとりで24時間がんばるしかない状況は異常です。

最悪の場合、双方が共倒れになるか、介護放棄、介護離婚といった事態に陥ることも考えられます。

介護は嫁がするものと思い込んでいる男性は、いつか痛い目にあうと思っていたほうがいいでしょう。

誰の協力も得られないようなら、介護施設への入所も考えておくべきです。

介護施設

Greyscale / PIXTA(ピクスタ)

価格的には「特別養護老人ホーム(特養)」や「グループホーム」が手頃です。

特養ホーム

kunio / PIXTA(ピクスタ)

すでに定員を満たして空きがない施設も多く、予約だけでもしておくことをオススメします。

 

5.親と同居する前に、必ず夫婦で介護について話し合う

こうした問題は親と同居する前に、夫婦でよく話し合っておくことが大切です。

夫婦 相談

shimi / PIXTA(ピクスタ)

親が認知症になって自宅で介護が必要になった場合、家族の誰が中心になって介護し、誰がどの程度協力してくれるのか。

たとえば休日は妻に代わって夫が介護する、子どもは買い物や掃除を手伝う、徘徊して事故にあっても誰かを責めたりしない、など。

本来なら家長である夫が率先して話し合う問題だと思われます。

 

6.一番大切なのは、些細なことでも介護をひとりで抱え込まないこと

介護や認知症を経験している人はたくさんいます。

同時に情報もインターネットや新聞、雑誌などで簡単に得ることができます。

ネット

naorock / PIXTA(ピクスタ)

行動すれば助けてくれる人や組織、制度は必ず見つかるでしょう。

最後にもう一度言います。大切なのは、介護をひとりで抱え込まないことです!

どんな些細なことでもです!

嫁 悩む

KY / PIXTA(ピクスタ)

できるだけ協力者を確保して自分の負担を軽くし、介護者も要介護者も快適に過ごせるよう心掛けましょう。