子育てママのタバコ事情。50%以上が産後3か月以内に喫煙を再開!

妊娠中の女性にとって、お酒やタバコは絶対にダメというのは、もはや常識。

しかし産後にそれらが解禁できるかというとそうではなく、授乳中はお酒はもちろんNGですし、母乳のためにタバコはよくないというのも広く知られています。

それでも、どうしてもタバコをやめられないというママがいるのも事実です。

喫煙者であるママたちは育児と喫煙をどのように捉えているのでしょうか。

今回は、「子育てママの喫煙」についてのお話です。

産後に吸い始めるケースが意外に多い!ママの喫煙状況

妊娠、育児中のママ向けにツールアプリやメディアを展開する「株式会社カラダノート」が、育児中のママ2,230人を対象に「ママのタバコと育児に関する意識調査」を実施しました。

アンケートでは、”喫煙経験があると回答したママ(802名)”のうち、妊娠・出産をきっかけに禁煙をしたことがあるのは約6割に当たる483名

育てている子どもの年齢層は、1歳未満の子どもを持つ人が86.5%と大多数を占めました。

アンケート

そして”妊娠を機に禁煙をしたが、産後喫煙を再開したママ”は、喫煙経験のある802名のママの15 %に当たる121名。

そのうちの54.5%が、産後に喫煙を再開した時期について”産後3か月以内”と回答しています。

産後

YUMIK / PIXTA(ピクスタ)

さらに、グラフを見ると産後1年未満までに再開した人は全体の78.5%にのぼります。

喫煙女性

Ushico / PIXTA(ピクスタ)

妊娠・出産を機にタバコをやめられなかったママは、産後すぐに喫煙を再開する傾向にあることが明らかになりました。

 

喫煙を再開した理由とは?

赤ちゃんを育てるママは授乳をしなければなりません。

授乳以外にも、赤ちゃん相手であれば四六時中付きっきりといっても過言ではありません。

禁煙外来なども存在することから、”タバコをやめることは容易ではない”というイメージはありますが、ともすれば絶好のタバコを辞める機会を得ているママたちが、喫煙を再開する理由は何でしょうか?

グラフ

喫煙再開の理由、トップは ”(育児や夫、周囲の人に対しての)イライラやストレス”35.5%

喫煙女性

MF_ichi / PIXTA(ピクスタ)

次いで”まわりが吸っていたから”と”母乳を卒業したから”が、同率2位という結果となっています。

産後喫煙を再開したママは、”子どもの前で吸わない、子どものいる部屋で吸わない、を徹底している”、という回答が57.85%を占め、子どもへの配慮が窺えます。

しかし、子どもの誤飲事故で最も多いのはタバコが原因です。

さらに喫煙後に子どもを抱っこするだけで洋服にまとわりついた有害物質で子どもが受動喫煙となることなど、いくら気をつけても子どもをタバコの害に晒してしまうことは避けられない印象を受けます。

 

子どもには効果なし? 受動喫煙を防ぐための独自ルール

厚生労働省のデータによると、授乳中のママが1日に4本以上の喫煙をしている場合、非喫煙者に比べて母乳分泌量は10~20%低下し、その低下は喫煙量が多いほど著しいことが明らかになっています。

さらにベランダや換気扇の下で喫煙をしていたとしても、タバコの煙は窓の隙間を通って入り込み、結局はタバコを吸わない家庭と比較すると受動喫煙の危険は3倍以上もあるそうです。

つまり”授乳間隔をあける”、”吸った後は歯磨きや手洗いをする”という独自のルールを決めている方が大半でしょうが、多くは防ぎきれていない可能性が高いのです。

 

喫煙女性

NOBU / PIXTA(ピクスタ)

育児中のストレスは誰もが経験するもの。

イライラ発散のために喫煙に走ることで、子どもを苦しめてしまったら悲しいですよね。

子どもの健康を考えるとやはり”吸わないこと”が一番なのではないでしょうか。

 

【参考】

※ ありそうでなかったママとタバコに関する意識調査-子育て世代、最新のトレンド

※ たばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう – 厚生労働省

※ 受動喫煙とは何か?受動喫煙が子どもに及ぼす健康被害-すぐ禁煙.Jp(ファイザー)