介護で最初の関門!「デイサービス」「ケアマネージャー」との付き合い方

親や夫の介護が必要になったら、何をどうすればいいの?

そんな悩みを抱いている人は少なくないでしょう。

60代~80代の親を持つ人にとって、介護はいつ訪れてもおかしくない問題です。

ここでは、多くの人が最初に出会う「デイサービス」と「ケアマネージャー」についてご紹介します。

介護保険サービスを利用するには要介護認定から

親や夫、妻が認知症かなと思ったら、まずは病院で診察してもらいます。

病院

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その結果、認知症と診断されたら役所やに出向いて要介護認定の申請をしましょう。

地域包括支援センター

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要介護認定は介護保険制度を利用するベースとなりまので、必ず申請しましょう。

介護認定

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申請後、調査員が自宅に来て聞き取りや観察を行い、1か月ほどで認定結果を伝えてくれます。

要介護1~5、または要支援1、2に認定されて始めて、さまざまな介護保険サービスが利用できるようになります。

 

最初に出会うのは、介護の専門家・ケアマネージャー

要介護1~5に認定されると地域包括支援センターで、「デイサービス(通所介護支援)」を紹介してくれます。

デイサービスは親を昼間だけ預かって、食事や運動などを提供する施設です。

デイサービス

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送迎もしてくれますので、決められた時間に自宅で待っていればよく、介護の負担は軽くなります。

デイサービスに入るためには、まず地域包括支援センターで要介護者に適したデイサービスを選び面談します。

面談の相手はデイサービスに所属するケアマネージャーです。

ケアマネージャー

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正式には介護支援専門員と呼ばれ、要介護認定を受けた人が適切な介護サービスを受けられるよう支援する専門家です。

ケアマネージャーは要介護者や家族と話し合い、デイサービスでのケア内容、運動、食事、レクリエーションなどのケアプランを作成します。

介護のスペシャリストなので、何でも気軽に相談できる強い味方です。

 

「デイサービス」は最もポピュラーな介護保険サービス

「デイサービス」は認知症でも比較的軽度の要介護者に多く利用されている日帰りタイプの介護施設です。

デイサービスでは自宅で安心して暮らし続けていけるよう、生活支援(食事や入浴を提供)や機能訓練を行っています。

デイサービス

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また、ラジオ体操や歩行訓練などで体を動かしたり、レクリエーションやイベントに参加したりします。

デイサービス

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疲れた時は何もせずゆっくり休み、仮眠もできます。でも、宿泊はできません。

介護保険制度では要介護度の程度によって、介護サービスを利用できる回数が決められています。

要介護1、2の方は週に1、2回しか利用できないことがありますので注意してください。

 

一人ひとりに対応する「小規模多機能型デイサービス」

デイサービスには、「小規模多機能型デイサービス」という日帰りと宿泊の両方ができる事業所もあります。

デイサービス

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通常のデイサービスでは、施設が計画したスケジュールに沿って過ごしますが、小規模多機能型では朝から晩まで滞在する人や食事のみ、入浴のみの数時間だけ利用する人など、利用者ごとに対応してくれます。

日中は通常のデイサービスと同じように過ごし、夜は同じ施設で宿泊する。そして、翌日はデイサービスで再び過ごす。

昼も夜も施設やスタッフが慣れ親しんでいるというのも、利用者にとっては安心できる点といえるでしょう。

数日間の宿泊も可能で、これによって家族の負担がかなり軽減できると考えられます。

 

介護保険サービスの料金は月にどれくらいかかる?

要介護認定で1~5に認定されれば、デイサービスのほかにも、ショートステイ(短期宿泊)、ホームヘルパー(家事や介護を支援してくれる人)、訪問入浴サービスなどが利用できます。

介護施設

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要介護や要支援に認定されると、こうしたサービスが1~3割の自己負担で利用できます。

重度の要介護(要支援1が最も低く、要介護5が最も高い)ほど利用限度額は大きくなります。

限度額を超えてしまうと、超過した金額は全額自己負担となりますので注意しましょう。

ちなみに保険で適用される限度額は、最も高い要介護5で約36万円/月、自己負担は約3万6000円/月です。

最も低い要介護1で約5万円/月、要介護2で約10万円/月、自己負担はそれぞれ約5,000円/月、約1万円/月です。

5万円、10万円でデイサービスに何回通えるか、ケアマネージャーなどとよく相談してください。

 

ケアマネージャーやデイサービスは変更も可能

さまざまな介護保険サービスを使うことで介護する側の負担を減らすことができます。

どんなサービスを利用するかは、ケアマネージャーと家族が話し合って決めます。

ケアマネージャー

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ケアマネージャーは介護のことなら何でも相談できる頼もしい専門家です。

今後の在宅介護で重要な協力者となりますので、良好な関係を保つようにしましょう。

しかし、どうしても相性が合わないケアマネージャーもいますので、その場合は別の人に変えてもらうことも可能です。

デイサービスは見学もできますので、いろいろな施設を見てから決めるほうが良いでしょう。