災害トラブル、誤飲、家計…。収納下手が引き起こすデメリット4つ
家の中には家族の持ち物もたくさんあります。
片付けたいと思っても、そう簡単に捨てられないものや、そもそも捨てて良いものなのかどうか困るものもあるのが現実のところ。
とはいえ、それを口実に掃除から逃げてしまえば部屋の中はあっという間にグチャグチャになってしまいます。
それでなくても日本の住居は比較的狭いことが多いので、気をつけていなければ荷物はすぐに溢れてしまうのです。
しかし、収納下手のままではいいわけない! そこで、収納下手が原因によるデメリットをご紹介いたします。
「時間もないし面倒くさい」という気持ちが邪魔をする
筆者の知り合いに掃除や整理収納についての意見を聞いてみたところ、下記のような声が多くあがりました。
「できることなら、やりたくない」(32歳/パート)
「何気に、仕事よりも億劫かも」(35歳/フルタイム)
「片付けによって得られるメリットがそんなに思い浮かばない」 (39歳/フルタイム)

プラナ / PIXTA(ピクスタ)
このような“いまいちモチベーションがあがらない”ことが整理収納を妨げる理由の一つだと言えそうです。
ですが、部屋を散らかしておくことによって、様々なデメリットが生じてくることをご存じでしょうか?
そのデメリットを4つご紹介いたします。
収納下手が原因で起きてしまうデメリット4つ
1.防災面で危険度が増す可能性がある

hashisatochan / PIXTA(ピクスタ)
西日本豪雨、北海道地震などで、最近、多くの人が危機感を持って何かしらの対策を講じている防災対策。
普段から意識的に取り組んでいるはずの“防災”という面からみてみても、収納下手さんには手痛いデメリットがあるのです。
散らかっているとどこに何があるのか、そもそもストックの有無からわからなくなってしまうことが多いと思いますが、定位置収納やストック管理を日常として取り入れることでいざというときに慌てずにすみます。
また、部屋が散らかっていなければ災害時の危険やトラブルも減ります。
2.安全での心配が増える可能性がある

dogismjp / PIXTA(ピクスタ)
部屋が散らかっていると、散乱しているものを踏んでケガをしたり、小さいお子さまがいるご家庭では誤飲や誤食などの危険も伴います。
実際に、筆者の知り合いは廊下に出しっぱなしになっていた服に乗り上げて階段から落ちて怪我をしました。
散らかった部屋での生活は、安全面の観点からしてみても不安要素がつきないということです。
3.時間的な損失を伴う
もし探し物をする時間を他の何かをする時間に当てることができれば、もっと有意義な生活ができると思いませんか?
ピンとこない人は、1日のうちに探し物をする時間を時給に換算してみるとわかりやすいと思います。
探し物に当てる1回ごとの時間こそ短いかもしれませんが、トータルで計算してみるとかなりの時間の損失になっていることがわかるはずです。
4.家計にもダメージを与える

freeangle / PIXTA(ピクスタ)
何のストックがあるのか把握できていなければ、同じものを何度も購入してしまうこともあるでしょう。
もっと言えば、“いらないもの”を置いておくスペースだってムダですよね。
そこに家賃を付随させて考えてみると、それがどれくらいもったいないことなのかがわかります。
これは間違いなく経済的な圧迫であるといえます。
だって、不必要な“もの”を置くスペースにまで家賃を支払っているなんて、なんともバカバカしいと思いませんか?
いかがでしたか?
収納をきちんとしないことが原因で起こるデメリットはご理解いただけましたでしょうか。
皆さんも、家族みんなが安心して、そして快適に過ごせる住まいをつくっていきたいものですね。