捨てるのちょっと待って!「空き瓶」がアッと驚くインテリア雑貨に大変身!
日常生活で必ず出てしまう空き瓶や空き缶、牛乳パックといった不要品たち。
普段はポイっと捨ててしまうものですが、もったいない!
そんな不要品にちょっと一手間を加えて、おしゃれなインテリア雑貨に変身させる「不要品のアイデア活用法」をご紹介します。
■塗るだけでOK!たったこれだけでインテリア雑貨に大変身!
雑貨屋さんで普通に売っていそうなこちらのオブジェ。
これ全部ガラスの空き瓶で作ったリメイク雑貨なんです。
作り方もいたって簡単!「瓶に色を塗るだけ」で完成です。
ただ、一言で色を塗るといっても、使う塗料や塗り方、下地の処理といった“ちょっとしたコツ”を知っていると知らないとでは、作品の完成度が大きく変わってきます。
そこで今回はそういったコツを踏まえながら、ガラスの空き瓶を使ったリメイク雑貨を実際に作ってみたいと思います。
■まずは下処理。瓶をきれいに洗うことが大事
使い終わった空き瓶はラベルを剥がし、市販の液体ハンドソープを使って滑りがなくなるまで綺麗に洗います。
食器用洗剤ではなく液体ハンドソープを使うのがポイント。
食器用洗剤は手荒れを防ぐ成分が多いため、こういった類の油分を落とす能力はハンドソープに劣るというのがその理由。
ガラスは塗料の定着が悪いので、最初にしっかりと油分などを洗い落としておくことが大事です。
洗い終わった空き瓶は水分が無くなるまで完全に乾かしましょう。
■塗料をより強く定着させる「密着プライマー」
瓶を綺麗に洗ったらもう一手間!
こちらの「ミッチャクロン(密着プライマー)」という製品を使います。
ガラスや金属といったような、表面に凹凸がなく硬質な素材でできているものは、塗料の密着性が悪く、例え表面上綺麗に塗装できたと思っていても、ちょっとぶつけたり引っ掻いたりするだけで簡単に塗装が剥がれてしまします。
それを防ぐことができるのがこちらの密着プライマー。
塗装したいところにシュッと一吹きするだけで、塗料の定着性がグッと上がります。
速乾性ですぐ乾くため、待ち時間もほとんどありません。
これを塗装面全体にムラ無く吹き付けておきます。
■下地ができたら、いよいよ塗装
水性ペンキを使って、筆で好みの色を塗っていきます。
塗料の液垂れや塗りムラなどが出ないよう、気をつけながら塗り進めていきます。
もし塗りムラが出てしまった場合でも、焦らずに一度塗料が完全に乾くまで待ってから再度塗り重ねれば綺麗に仕上がります。
今回は、瓶の“内側”と“外側”に色を塗ってみたもの2つを用意し、仕上がりの質感を比べてみました。
左が“瓶の内側”を塗ったもの、右が“瓶の外側”を塗ったものです。
瓶の内側を塗ったものは、瓶の光沢が残り、ガラスそのものの質感が感じられます。やや立体的に見えるのが特徴です。
一方、瓶の外側を塗ったものは、塗料由来の艶の無いマットな質感が特徴で、まるで静物画のような落ち着いたイメージに仕上がります。
どちらもディスプレイする場所や素材に合わせて塗り分けるのがポイント。アクセントとして市販のラベルや転写シールを貼ると、より表情が豊かになります。
■出来上がった瓶を飾ってみよう!
出来上がった瓶に、雑貨やドライフラワーなどを組み合わせれば雰囲気のあるコーナーが完成です!
長身で口の狭いボトル型の瓶は、枝の長い植物の花器として、背の低い広口の瓶は、ペン立てのような実用容器としても使えます。
コーナーディスプレイのコツは、色味の統一感を意識すること。あれもこれもと様々な色を混在させるのではなく、全体としての色味を統一することがポイントです。
■他にもこんなに!塗るだけ空き瓶の活用例
ジャムや調味料が入っていた小さな空き瓶は、ネジや鋲など細かなパーツ類の収納容器としても大活躍!
普段使いの小物も、おしゃれでかわいい瓶に入っているだけで、素敵なインテリア雑貨に大変身!
容量の大きな空き瓶は、テラリウムやドライフラワーを閉じ込めた「ボタニカルアート」としても楽しめます。
いずれも瓶の蓋を塗っただけのものですが、ここでもポイントとなるのは“色味の統一”。蓋を1色に限定して塗ることで、空間に統一感が生まれます。
このように、普段気にとめることなく捨ててしまっている空き瓶ですが、ちょっと色を塗るだけでおしゃれで可愛いインテリア雑貨に生まれ変わります。
捨ててしまうその前に、まずは色を塗ってみることから始めてみてはいかがですか?
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