災害時でも美味しいご飯が食べられる「サバ・メシ」って?
9月に入り立て続けに台風21号、北海道地震と大きな災害が発生しました。
どこに住んでいても災害に遭うことを覚悟し、日頃の備えが必須であると痛感しています。
ただ備えるといっても、何から準備すれば良いのか迷いますよね。
北海道地震では大停電によって日常生活がまったく送れないという非常事態になりました。特に食料の確保はかなり大変だったようです。
そこで今回は、非常食に役立つ「サバ・メシ」「ローリングストック」の2つをご紹介します。
災害時でも美味しいご飯が食べられる「サバ・メシ」って?
「サバ・メシ」とは、サバイバル飯の略で災害時に水、電気、ガスのライフラインが寸断されたときでも作れる食事のことです。
先日、自治会の防災訓練時にビニール袋を使ったご飯の炊き方を教えてもらったので実際に家で作ってみました。
その作り方をご紹介いたします。
1.ビニール袋の中に米と水を入れる
水の分量はお米の1.1~1.2倍(お米が100gなら水は110~120ml)です。この状態で浸水させます。
2.水を沸騰させ、鍋に入れる
水を沸騰させた鍋の中に1で触れた米と水を入れたビニール袋を入れ、30分間煮ます。
30分経ったら鍋の中で10分間蒸らします。
3.完成
作り方はとても簡単ですが、きちんとご飯が炊けました。
ビニール袋のまま握っておむすびにしても良いですし、うつわを使うときもビニール袋のまま出せば、お皿を洗わずに再利用できます。
簡単にできる「ローリングストック」の収納方法
「ローリングストック」とは、災害時でも食べられる食品を多めに備蓄し定期的に食事に取り入れ、食べた分だけ買い足していく方法です。

人工知熊 / PIXTA(ピクスタ)
最近はローリングストックという言葉もすっかり浸透してきました。
また、非常時に食べ慣れた味を摂取することで、ストレス軽減にも役立つといわれています。
特に子どもは平常時でも食べ慣れたものを好む傾向にあるので、被災時に食べたことのない非常食だけだと食が進まない可能性があります。


食材、カセットコンロ、カセットボンベを収納したコートクローゼット
これであれば、ライフラインが寸断された場合でも、水、米、カセットコンロ、カセットボンベ、そして缶詰やレトルト食材があれば食事が用意できます。
ビニール袋で炊くご飯も一度作っておくとご自身の好みの水加減がわかり、災害時にスムーズに作れます。
最近は、今まで以上に防災に対する意識を持つ必要性が高くなってきています。
今回、ご紹介したものはすぐに簡単にできるものですので、ぜひ試してみてください。